映画:魔法使いの弟子



 いくらポール・デュカス作曲のクラシック音楽のタイトルから取っているからとは言え、ちょっとタイトル、ダサイよね。と言うわけで今回の記事は魔法使いの弟子です。



●ストーリー(ネタバレあり)
 紀元740年、偉大な魔法使いマーリン(ジェームズ・A・スティーブンス)には3人の弟子がいた。その1人であるホルヴァート(アルフレッド・モリーナ)が裏切り、邪悪な魔法使いであるモルガナに寝返った。モルガナらはマーリンを殺害し、禁断の魔法を使って死者を蘇らせて軍隊を作り、世界を破滅させようとする。しかしもう2人の弟子であるバルサザール(ニコラス・ケイジ)とヴェロニカ(モニカ・ベルッチ)はそれを阻止しようとする。バルサザールはホルヴァートをグリムホールドというマトリョーシカに似た封印するための人形に閉じこめる。一方、ヴェロニカは自らの身体の中にマーリンの魂を吸い込み、そしてグリムホールドに自らの身体共に封印してしまった。
 師と仲間であり恋人であるヴェロニカを失い1人となったホルヴァートは、師・マーリンの遺言どおり、マーリンの後継者を捜すべく、何百年も世界を旅をすることになる。

 西暦2000年。10歳のデイヴ・スタットラー(ジェイク・チェリー)には好きな子がいた。その子の名はベッキー(ペイトン・リスト)。金髪のかわいい子だ。ニューヨークへの遠足の途中デイヴは「友達になる?それとも彼女?」と書いたメモを人づてにベッキーに渡した。その答えを書いたメモは風で飛ばされてしまう。そのメモを追いかけるデイヴは先生やクラスメートから離れ、ニューヨークの人通りの少ない小道に迷い込む。そしてそのメモは古ぼけたビルの一角の部屋に入ってしまう。デイヴが追いかけてその部屋に入ると、古ぼけた骨董屋だった。
 そこに現れたのは店の主人・バルサザールだった。そのメモが風にあおられてここに入ってきた。彼はそれが偶然とは思えなかった。マーリンの後継者の指におさまるべきドラゴンの指輪を試しにデイヴに渡すと、その指は見事デイヴの指に巻き付いた。勝手に動いた指輪に驚くデイヴ。彼が何百年も探していた後継者だ。バルサザールは魔法の教科書をデイヴに手渡そうと店の奥に向かう。
 デイヴが手を動かすと周りのものが動く。不思議に思ったデイヴが腕を動かして遊んでいると、ホルヴァートを封印したグリムホールドが転がってきた。デイヴはグリムホールドを拾い、開けてしまう。と同時に、封印が解かれ、ホルヴァートが出てきてしまう。
 それに気づいたバルサザールはホルヴァートと魔法の攻防戦を始める。バルサザールはホルヴァートを抱きかかえ壺の中に入り、自らと共に封印してしまう。魔法で店はめちゃくちゃに。店は燃えさかる。デイヴはホルヴァートが探していたもう1つのグリムホールドを持って外に出るが、気が動転したデイヴはグリムホールドを道に投げ捨ててしまう。
 そこに先生やクラスメートが駆けつけた。魔法や中が火事だと慌てるデイヴだが、股は花瓶の水でびしょびしょ。魔法の話など誰も信じず、それどころかお漏らしもしたと思われたデイヴは、それを境に転向してしまう。

 10年後。科学オタクとなったデイヴ(ジェイ・バルチェル)は教授の手伝いで科学の授業の手伝いをするために講義室にやってくる。そこでベッキー(テリーサ・パーマー)と再開。幼い日の汚名を返上したいデイヴはリスナーのほとんどいない無名のラジオ放送でDJをしていることを知ったデイヴは彼女について行く。ところがこの日放送設備に落雷があり放送が出来ない。放送局の技術者もお手上げであったが、科学オタクのデイヴはいとも簡単に直してしまう。友人には何で連絡先も聞かないんだ!とどやされるデイヴは、また彼女にあって今度こそ連絡先を聞き出したいと思う。
 一方、バルサザールとホルヴァートが封印されている壺は老夫婦の家に飾られていた。「こんなガラクタ」と口論する老夫婦の前で壺は激しく揺れ、中からホルヴァートが出てきた。「私の前に誰か出てこなかったかね?」と訪ねるが、婦人は驚いて気絶してしまう。「そうか、私が最初か。」と言うと、バルサザールが出てこられないように壺を窓から放り投げ、壊そうとする。しかしバルサザールも間一髪壺から脱出し、デイヴのもとへと向かう。
 しかしデイヴのもとへはホルヴァートの方が先に到着していた。彼からもう1つのグリムホールドのありかを聞き出そうとするホルヴァート。デイヴもありかを知らないことを知ったホルヴァートはデイヴの息の根を止めようとするが、バルサザールによって救われる。
 ホルヴァートはニューヨークの骨董屋の過去の映像を呼び出し、今はチャイナタウンにあることを突き止める。バルサザールはデイヴが偉大な魔法使いマーリンの後継者であることを告げるが、信じられるわけもなかった。しかしグリムホールドを手に入れるまでは手を貸すことを約束するデイブ。2人もまたチャイナタウンへと向かう。
 ホルヴァートはグリムホールドから中国の魔法使いで龍の遣い手であるサン・ロックを呼び出し、バルサザールとデイヴを襲わせる。しかし、龍にやられそうになったデイヴだが、必死の思いで手を前に出すとプラズマが発せられ、龍を倒してしまう。
 無事にグリムホールドを手に入れたバルサザールはデイブから龍の指輪を返してもらおうとするが、自分も魔法を使えることを知って興奮したデイヴはバルサザールの弟子になることにする。デイヴは化学の実験のために教授が用意してくれた秘密の部屋にバルサザールを案内し、そこで厳しい魔法の練習をすることにする。
 学校ではベッキーと仲良くなりかけたデイヴ。そんな時、ベッキーの祖母の形見が入っていたバッグがひったくられる。デイヴはそいつを追いかけ魔法でぶちのめしてバッグを取り返すことに成功する。そんなこともあり2人はかなり良い関係に。
 しかしホルヴァートも手をこまねいて見ていたわけではなかった。今は有名なマジシャンとして生計を立てている、モルガニアンズと呼ばれるモルガナの部下であったドレイク・ストーンを仲間に率いれる。ドレイクはベッキーを誘拐し、デイヴとバルサザールをおびき寄せる。一方、ホルヴァートはモルガナの封印を解き、禁断のは方で死者を呼び出そうとする。デイヴとバルサザールはそれを阻止し、モルガナを倒すことが出来るのだろうか。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 いや~、おもしろかった。ナショナルトレジャーのチームですが、ナショナルトレジャーは展開が早くてついていくのが大変ですが、こちらはストーリーが単純な分、気軽に見られますね。パターンもお決まりのパターンですし。魔法映画って必ず普通の少年が、いきなりお前は魔法使いだみたいなことを言われて冒険に出ていきますよね。ハリー・ポッターシリーズも、パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々も。この映画もそんな定石に基づき、普通の少年が成長し、そこには恋物語もあり、最終的に大ボスを倒す。なんのひねりもないストーリーです。今の時代にしてはVFXも突出したものがあるわけではないんですけど、ニコラス・ケイジジェイ・バルチェルのやり取りがおもしろかったり、なんですかね。人間くささがあるというか・・・。
 そして、ディズニー映画で、タイトルが「魔法使いと弟子」ならば、絶対にあのシーンがあるはずだ!いつ出る?ホントに出る?と楽しみにしながら見ていたらありましたね~。掃除をさぼろうとすして、水浸しになるシーン。世界初のステレオ音声映画であり、ディズニー映画のファンタジア(1940年)を見たことのある人ならばわかるはずですよね。(この作品に出てくる曲「魔法使いの弟子」はだいぶ編曲されているので原曲ではない。また、箒に魔法をかけて水浸しになるのはファンタジアの作品ではなく、交響詩「魔法使いの弟子」のストーリー。)
 ストーリー的に目新しいことはないけれど、楽しい作品でした。



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