映画:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々



 仕事が忙しく最近は映画になかなか行けない日々が続き、ストレスがたまっています。見たかった作品もどんどん終わっていきます。そんな中、今回はパーシー・ジャクソンとオリンポスの神々を観てきました。



●ストーリー(ネタバレあり)
 エンパイアステートビルの屋上で、二人の男性がもめている。この男は実は人間ではなく、雷を司る天空神のゼウス(ショーン・ビーン)と海洋を司る神・ポセイドン(ケビン・マクキッド)だ。ゼウスは稲妻を盗んだとポセイドンに言い寄るが、私は盗んでいないという。しかしゼウスはポセイドンの息子に容疑をかけ、2週間以内に返さなければ戦争を起こすという。

 高校に通う17歳のパーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は、落ち着きがなく、ひどい難読症。そんな彼の特技は水の中に何分もいられること。そんな彼の友人はたった一人、足をケガして杖をついているグローバー(ブランドン・T.ジャクソン)だけだった。
 パーシーは実の父親を知らない。母親のサリー(キャサリン・キーナー)は昼間から賭け事をしたり酒を飲むダメ男・ゲイブ(ジョー・パントリアーノ)と暮らしている。サリーは、ゲイブのことを気に入らないパーシーに「彼はあなたのためになっているのよ。」というが、それでも納得できない。

 ある日、学校の課外活動でメトロポリタン美術館に行く。車椅子のブルナー先生(ピアーズ・ブロスナン)の話を聞いているパーシーを引率のドッズ先生(マリア・オルセン)が呼び出した。また何か怒られると思ったパーシーがドッズ先生の方を向くと、ドッズ先生はパーシーの目の前で翼の生えた恐ろしいエリニュス(髪は蛇、頭は犬、黒い体で、コウモリの翼を持つクリーチャー)へと変身したかと思うと、「ゼウスの稲妻を渡せ」と詰め寄る。何が何だかわからずに混乱するパーシーを助けたのはブルナー先生とグローバーだった。
 ブルナー先生はパーシーに「何かあったらこれで身を守りなさい」と1本のペンを手渡す。ペンでどうやって身を守れと?と不思議がるパーシーをブルナー先生は“訓練所”へと連れて行くことにする。
 サリーはパーシーとグローバーを車に乗せ、訓練所へと向かうが、途中、ミノタウロスが彼らを襲う。パーシーが先生にもらったペンを取り出すとそのペンは剣へと姿を変えた。何とかミノタウロスを倒したパーシーだが、サリーは殺されてしまい、パーシーも気を失ってしまう。
 パーシーが目をさますとそこは訓練所の医務室だった。訓練所とは神と人間の子どもであるデミゴットたちを指導する場所だった。そこにはブルナー先生もいた。しかもブルナー先生は半分人間、半分馬のケンタウロス族のケイロンで、友達だと思っていたグローバーは半分人間半分ヤギのサテュロスで、パーシーの守護者だったのだ。そしてパーシーの父親はギリシャ神話三大神のひとり、ポセイドンだというのだ。さらに信じられない話は続く。最強の武器で力の象徴であるポセイドンの稲妻が盗まれ、その容疑者だと思われているというのだ。自分がデミゴットであることも最近知った彼は当然、盗んだ本人ではない。
 2週間後の夏至までにポセイドンに稲妻を返さなければオリンポスの神々は真っ二つに割れ、すさまじい戦争が起こる。そうなればオリンポス間もちろん人間が住む大地も破壊と大虐殺に見舞われる。稲妻を見つけ出し、ポセイドンに返さなければならない。
 事の次第を理解したパーシーははやる心を抑え、まず訓練を受けることにする。そこで知り合った知恵の女神・アテナの娘、アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)に心惹かれる。パーシーはアナベスに破れるが、パーシーが水に触れるとパーシーの傷は治り、力がみなぎる。復活したパーシーにアナベスが再び襲いかかるが、刃が立たない。パーシーは力の使い方を学んだのだ。
 その直後、悪魔の姿をした冥界の神・ハデス(スティーブ・クーガン)が現れ、稲妻を渡せば母親を返してやるといわれる。
 パーシーは一人冥界へと向かおうとするが、アナベスとグローバーが仲間に加わる。そして神々の使者のヘルメスの息子・ルーク(ジェイク・アベル)から冥界への行き方を聞き、空を飛ぶことの出来るスニーカーと盾をもらう。
 冥界に行くにはルークからもらった地図を頼りに、ハデスの妻・ペルセポネ(ロザリオ・ドーソン)の真珠を集めなければならない。
 3人は地図を頼りにニュージャージーに向かう。そこには数々の石像が置いてあった。その石像はただの石像ではなく、石にされた人間やデミゴットたちだった。3人は力を合わせてメデューサ(ユマ・サーマン)を倒すことに成功する。
 次に向かうのはテネシー州のナッシュビル。ここには原寸大のパルテノス神殿とアテナの石像がある。アナベスは石像を見て、本当のお母さんもこんなに美しいのかなぁと口にする。アテナの像に真珠があるのを見つけるが観光客が多くて手を出せない。パーシーらはトイレに身を潜め、夜になるのを待つ。
 しかし夜は清掃が入っていた。しかしその清掃員は人間ではなく、5つの頭をもつヒュドラだった。パーシーは剣でヒュドラの頭を切り落とすが、ヒュドラは切られたところからまた頭が生える生物。切れば切るほど頭が増えるのだ。3人はとっさの判断でメデューサの頭を使ってヒュドラを石に変えることに成功し、無事に2つ目の真珠を手に入れることが出来た。
 3つめはラスベガスだ。ここではやる気をなくさせ、この時空にとどめる魔力にかかってしまう。しかしポセイドンの助けを借りてなんとか3つすべての真珠をそろえることが出来た。
 そしてその真珠を持って冥界への入口のあるハリウッドへと向かう。冥界に向かいハデスに会うことに成功するが、パーシーが稲妻を持っていないというとハデスの逆鱗に触れてしまう。しかもなぜか盾に稲妻が隠されているのをハデスに見つけられ、奪われてしまう。なぜ盾にゼウスの稲妻が・・・。そう、ゼウスの稲妻を盗んだのはルークなのだ。
 ところが召使いのようにこき使われているハデスの妻のペルセポネがハデスに不満を抱いていたことからハデスを裏切り、無事にパーシーはサリーとともに冥界を立ち去る。
 しかしタイムリミットまでもう時間がない。パーシーがエンパイアステートビルからオリンポスへと向かおうとするが、ルークがそれを邪魔しに入る。
 パーシーは水を操り、ルークを倒し、無事にオリンポスへと向かう。
 オリンポスでは神々が戦の準備をしているところだったが、間一髪時間までに稲妻を返すことが出来た。そして初めて自分の父親に会うパーシー。アナベスも母親に会い、思い思いの言葉を交わす。

 すべて解決後、ゲイブが家に戻ると冷蔵庫には「絶対、開けるな!」と鍵がかかっていた。怒こったゲイブが鍵を壊して冷蔵庫を開けるとそこにはメデューサのクビが!






●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 最初海からポセイドンが現れるシーンを見た時に、いかにもCGというちゃっちさで、この先大丈夫かなぁ?と冒頭から心配になるシーンでしたが、その後はあっという間に物語の世界に入ってしまいました。
 ストーリーは至ってシンプル。自分の正体を知らなかった少年が冒険を通して成長し、目的を達成してハッピーエンド。そんなシンプルなストーリーをギリシャ神話仕立てにして、ハリーポッタークリス・コロンバス監督が映像化。
 先に書いたように冒頭のシーンではどうなることかと思いましたが、さすがクリス・コロンバス。ギリシャ神話に縁のない日本人でも充分楽しめる楽しいファンタジー映画に仕立ててくれています。訓練所の美しい自然(記憶が確かならバンクーバーで撮影)、冥界の炎に包まれる地獄のようなシーンもリアルに表現していますし、アメリカの観光地を周りながら繰り広げる冒険も一つ一つがおもしろかったです。エンドロールが始まってちょっとしてから始まるゲイブのシーンもおもしろかった。
 ヒュドラのシーンでは、最初からメデューサの首を使えよ!と思いましたが・・・。サングラスをかけたメデューサも笑えました。

 突っ込みどころもたくさんありました。例えばこの手の作品には良くありますが、訓練とかって一瞬で終わるんですよね。冥界から戻る時は、思い描いたところに行けるのですが、オリンポスなんてどこにあるのかどんなところなのか知らないはずなのに思うだけでエンパイアステートビルの屋上に行けるのはちょっと不自然だし・・・。
 訓練所に母親入れないんだったらブルナー先生が連れてくればいいじゃん。訓練所で3日も意識失っているなら水をあげればもっと早く回復したんでは?ポセイドンが盗んだと疑って、ポセイドンじゃないとわかるとじゃあ息子って、その短絡的な発想はどこからきたんだか。。。
 まぁ、いろいろありますが、でも総じてとてもおもしろい作品でした。原作は5作品くらいあるようなのですが、ハリーポッターみたくシリーズ化して欲しいです。でも、『盗まれた雷撃 』とサブタイトルがついていなかったので、続編は計画していないのかなぁ?
 クリス・コロンバスは、好きな監督の一人です。ハリーポッターも、賢者の石秘密の部屋が好きですし、ホーム・アローンも1と2が好きですし、RENTロビン・ウィリアムズ主演のミセス・ダウトアンドリューNDR114も好きな作品。(以上、監督作品)冒険映画の代名詞(と言うのはちょっと大げさか)のグーニーズグレムリンも子どもの頃から何度もみている作品です(以上、脚本作品)。
 今回この記事を書くのに当たってクリス・コロンバスの過去作品を調べたのですが、これほど僕の好きな映画が含まれているとは知りませんでした。

p.s.
 武器のペンをもらった時のパーシーの台詞、「This is a pen.」この台詞って、中学1年の英語の教科書だけに出てくる言葉かと思っていました。。。



観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点






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