映画:天使と悪魔



 公開してすぐに観に行こうと思っていたのですが、さすがにこんでいて・・・。すいてから行こうと思っていたらこんな時期になってしまいました。と言うわけで、天使と悪魔をようやく観てきました。


●ストーリー(ネタバレ少しだけ)
 欧州原子核研究機構(CERN)では核融合の実験を行っていた。科学者であると同時に司祭でもあるレオナルド・ヴェトラと、その娘のヴィットリア(アィエレット・ゾラー)は、その核融合の実験中に発生する反物質を捕獲する十件も行っていた。同僚からは我々を吹き飛ばさないでくれよと嫌味を言われながら。
 反物質とは物質とは電荷が逆の物質のことを言う。通常の核融合で発生した反物質は物質と触れるとエネルギーを放出して消えてしまう。レオナルドらはその反物質を物質と衝突して消え去る前に捕獲する実験を行っていたのだ。
 実験は見事成功。取り出された反物質は物質と衝突しないよう真空で、反物質を磁気によって固定するという特殊な容器に捕獲された。
 ところが何者かが侵入し、3つの容器の内1つが盗まれてしまった。しかもその際レオナルドは殺害され、胸に紋章の焼き印が押されていた。

 ハーバード大学のラングドン教授(トム・ハンクス)のもとに、欧州原子核研究機構の所長・マクシミリアン・コーラーが訪ねてきた。ある紋章が何を意味するものなのかを聞くためだ。その紋章とはレオナルドの胸に押された焼き印だ。ラングドンはこの紋章が秘密結社・イルミナティのものであることを説明する。ラングドンは犯人の手がかりを調べるためヴィットリアと共にヴァチカンに向かう。
 その頃、ヴァチカンでは教皇が病死し、次の教皇を選出するコンクラーベが行われようとしていた。ところが新教皇の有力候補・プレフェリーティの4人がそろって失踪していた。ほとんどの投票者は4人が現れるまでは時間を稼ごうと、皆が皆、自分に投票する。いつまでたってもコンクラーベは進行せず、らちがあかない。コンクラーベの進行役である枢機卿であるモルターティは苛立ちを覚える。
 そんな中、前の教皇の侍従(カメルレンゴ←役職の名前)であるカルロ・ヴェントレスカ(ユアン・マクレガー)のもとに、イルミナティを名乗るものから電話が入った。かつて科学者を弾圧したキリスト教会に復讐するため、1時間に1人ずつ、拉致した新教皇候補を殺害してゆくという。さらに街を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ反物質をローマのどこかに隠したというのだ。しかもヴィットリアが調べると教皇は病死に見せかけた殺人だと言うことも判明。
 この恐ろしい計画を阻止するため、ラングドンとヴィットリア、そしてヴァチカンの警護を任されたスイス衛兵隊隊長、オリヴェッティらが捜査に乗り出す。
 殺害が行われる場所のヒントに気付いたラングドンは、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会へと向かう。この教会内にあるキージ礼拝堂は、以前は「土の礼拝堂」と呼ばれていた。ラファエロが設計し、ベルニーニが内装を手がけた礼拝堂だ。しかし時はすでに遅し。“土”の焼き印を押された司祭は殺されたあとだった。
 次にラングドンが向かったのはサン・ピエトロ広場。ミケランジェロの設計だが、その前のサン・ピエトロ広場はベルニーニが手がけた。この広場に「西の風」と呼ばれるレリーフ(浮き彫り)があるのだ。肺に穴を開けられ、“空気”の焼き印を押された司祭はヴィットリアの目の前で息を引き取る。
 次に向かったのはサンタ・マリア・デッラ・ビットリア教会。“火”の焼き印が押された司祭が文字通り火に焼かれていた。
 最後にやってきたのはベルニーニの代表作のひとつである「四大河の噴水」がある。ナボーナ広場。警官が不審者を見つけるが、犯人に殺されてしまう。重りをつけられた4人目の司祭が犯人によって噴水に投げ込まれる。ラングドンは噴水に飛び込み、なんとか救出に成功したが、犯人には逃げられてしまう。。。







●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 ダヴィンチ・コードより、断然おもしろいという評判でしたが、ダヴィンチ・コードがそんなにおもしろくなかったような気が・・・。と言うのが本作を見る前の感想。
 見た後の感想は、“「ダヴィンチ・コード」から3年───新たな歴史の謎が暴かれる”というキャッチフレーズですが、歴史の謎ってあったっけ?

 いや、おもしろいですよ。ダヴィンチ・コードよりも。息つく暇もなく、アクション性も増え、これぞハリウッドという映画だったと思います。ダヴィンチ・コードはキリスト教を知らないと充分に楽しめなかった部分もありましたが、本作はキリスト教のことを知らなくても十二分に楽しめます。
 でも、最後のどんでん返しは読めてしまいました。5つ目の焼き印のシーン。殺されたオリヴェッティに代わってスイス衛兵隊隊長になったリヒターが銃をカメルレンゴに突き付ける。そこにラングドンらが入ってくるとカメルレンゴが焼き印を押されていた。というシーンですね。焼き印って相手に押そうとすると、服をはだけさせ、縛り付けるか、逃げられないように押さえつけないとできない。でもオリヴェッティは片手に銃を持っていた。焼き印を押したならばもう片手で焼き印を持っていないとできない。押さえつけることができないならどうやって焼き印を押したのか?って考えればカメルレンゴが自分で自分に押したとしか考えられない。って考えればすぐにカメルレンゴが犯人だってわかってしまう。まぁ、そこでそれがわかったとしても、ラングドンらがどうやってそれを解明するかを楽しめるかなと思っていたのですが、結局監視カメラかぁ~。という感じ。途中までがとてもおもしろかっただけに、クライマックスがちょっと拍子抜けでした。
 それに、像が指している方向って、ちょっと安直すぎのような気もします。

 ところで反物質って電磁石で固定できるの?僕が知っている現実に作れる反物質って反水素だったような気がします。水素じゃ磁気で固定できないし・・・。
 それにエネルギー問題を解決できるって言っていたけど、今は粒子加速器を使った核融合で作るしか手はない。反物質と物質との衝突で得られるエネルギーよりも核融合に使うエネルギーの方が圧倒的に多く必要です。小型で大きなエネルギーが必要なロケット打ち上げとか、兵器くらいしか現状では使い道ないですよね。。。ん?と言うことは核融合ってローマを吹き飛ばす以上のエネルギーが必要ってことか。恐るべし、核融合。



観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点










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