映画:チェンジリング



 久々に、たぶん1年以上ぶりに銀座で映画を観ることに・・・。知らない間に日劇がTOHOシネマズになっていて、14日だったので、TOHOの日ということで1,000円で鑑賞。最近はちょっとした繁華街に映画館が乱立されているので銀座で観る人って減っているのかと思いきや、かなりの人でした。と言うわけで、チェンジリングを観てきました。


●ストーリー(ネタバレあり)
 クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は電話会社に勤めるシングルマザー。ロサンゼルス郊外に9歳になる一人息子のウォルター(ガトリン・グリフィス)と二人で暮らしていた。父親の顔を知らないウォルターにつらい思いをさせまいと、クリスティンは多忙な日々を送っていた。

1928年3月10日
 仕事が忙しく、クリスティンは会社から呼び出しの電話を受ける。ウォルターを1人残すことを少し後ろめたく思いながらもクリスティンは職場へと出かけていった。
 夕方、ウォルターのことを心配して大急ぎで帰ってくるが、家の中はもぬけのから。近所を探すが一向にウォルターは見つからない。半分取り乱しながら警察に電話をかけるが、子どもの行方不明のほとんどは翌日に戻ってくることが多いという理由で、通報を受けてから24時間は捜索しない方針だと言われる。
 翌日から警察の捜索が始まったが、有力な手がかりは全く見つからない。事件なのか家出なのか、それすらもわからず時間だけが無情に過ぎ去る。
 クリスティンにできることは、毎日行方不明者相談所に電話をかけることだけだった。

5ヶ月後
 ウォルターが行方不明となってから、早5ヶ月。ロサンゼルス市警青少年課のジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)らが職場にやってきた。ウォルターがイリノイ州で見つかったというのだ。会社の同僚も喜び涙した。
 ロサンゼルス市警は市民から怠慢だと言われていた。ロサンゼルス市警のデイヴィス本部長(コルム・フィオール)は、今回のウォルター発見を大々的にマスコミにアピールし、ロサンゼルス市警の評判を回復しようと、感動の母と息子の対面のセレモニーをセッティングした。
 いよいよ息子が帰ってくる日、多くの記者に囲まれながら駅で列車がやってくるのを待つクリスティン。ところが列車から降りてきた少年はウォルターではなかった。「息子じゃない。」と訴えるクリスティンだが、ジョーンズは「5ヶ月も経てば雰囲気も変わる。まだ同様しているだけだ。」とクリスティンの話を聞かない。強制的にその子を引き取るように言われる。

 自分のことを「ママ」と呼ぶこの少年(デヴォン・コンティ)は何ものなのか。クリスティンは仕方なくこの子を家に連れて帰ることにする。
 しかし翌日も人違いであることを警察にいいに行くが、全く取り合ってくれない。彼をウォルターだと認定した医学的証拠もあるという。しかし、彼がウォルターではないことは日々明白になっていく。言葉遣いが違うし、学校に行けば自分の席も覚えていない。歯医者に行けば歯並びがウォルターとは違うという。なにより壁につけていた身長よりも7cmも小さい。学校の教師も、歯医者もこの子がウォルターではないことを書面にしてくれるという。ロス市警の怠慢を日々訴えている神父(ジョン・マルコビッチ)も味方になってくれた。

 その事をふまえてクリスティンは再々ジョーンズ警部に訴えるが、ウォルターを診察した警察お抱えの医者は、極度の精神的ショックがあれば身長が縮むこともあり得る。警部は、「母親の責任から逃げようとしている」とクリスティンを非難し、さらに一歩も引かないクリスティンを、「自分の息子がわからない」と精神病院に入れてしまう。

 神父らに助ける間もなく病棟に送り込まれたクリスティンは、同じく警察に刃向かったために精神病の名の下この病棟に入れられたキャロル(エイミー・ライアン)と知り合う。彼女によると同じように警察を怒らせたことでここに入れられた人が大勢いることを聞かされる。キャロルは、ここで生き残る唯一の手段は、言うことに従うだけだと言われる。
 クリスティンは医師に「人違いの主張は間違えだったという書類にサインすれば、ここから出られる。」と言う。しかしクリスティンは、そんなウソの書類にサインはできないと、日々かたくなに断り続けていた。

 一方、警察はカナダからの違法滞在者である少年を発見した。彼をカナダに強制送還しようとしたところ、驚くべき告白をしたのだ。それは彼のいとこであるゴードン・ノースコット(ジェイソン・バトラー・ハーナー)が、少年達を誘拐し、そして殺害、その遺体を郊外の農場に埋めているというのだ。そしてその手伝いをさせられていたと言う。
 最初、彼の言うことを信じなかったロス市警だが、その少年の言う場所を掘り返すと白骨化した遺体が出てきた。その少年にウォルターの写真を見せると、ゴードンが殺害した少年の1人だという。
 さすがのロス市警も、ウォルターが人違いであることを認めざるを得なかった。
 その頃、クリスティンは反抗的な態度に電気ショックという虐待を受けようとしていた。そこに神父らが現れ、間一髪クリスティンを助け出した。

 ロス市警はウォルターが間違えだったことを認めたものの、さっさとこの事件を片付けるため、大した操作もせずにウォルターがゴードンによって殺されたと断定し、操作を終了してしまう。
 クリスティンはそんなロス市警とウォルターを取り戻すため再度戦うことを決意する。一方、神父の力で今まで市や警察を相手取って裁判をしたことのある弁護士を無料で雇うことができた。
 もし、警察が24時間待たずにすぐに捜査していたらウォルターは助かったかも知れない。。。そう訴えるクリスティンらは見事勝訴し、ジョーンズ警部は無期停職に。一方、ゴードンも死刑が確定した。

7年後
 7年間、ウォルターのことを忘れずに、行方不明者相談所に連絡を入れるクリスティンのもとに、一本の電話がかかってきた。殺されたと思っていた20人の少年の1人が保護されたのだ。彼の話ではゴードンの農場に捕まっていた少年らが脱走を企てたが、彼は足が引っかかって逃げ遅れてしまった。先に逃げ出したウォルターが彼を助けに戻ってくれたため脱走に成功したという。しかし、逃げ切るためにはみんなが違う方向に逃げざるを得なかった。そのため他の少年達がどうなったのかはわからないという。怖くて今まで名乗れないでいたが、両親に会いたくなるため名乗り出たというのだ。
 そしていよいよゴードンの処刑の日がやってきた。結局ゴードンはウォルターを殺したのか逃げたのかを白状せずに、13段の階段を上り、絞首刑が執行された。
 ウォルターはきっと生きている。クリスティンはそう信じてやまないでいた。




●感想、思ったこと(ネタバレなし)
 「息子がいなくなり、違う子がやってくる。」と聞いたとき、ジュリアン・ムーアフォーガットンを思い出しました。事もあろう事か、宇宙人オチで非常につまらなかった作品の一つです。しかも主演がアクション映画の得意なアンジェリーナ・ジョリーですからね~。
 でも、クリント・イーストウッド監督が、そんなB級映画を作るわけがない。。。と思っていたら、ネットの評判も上々。
 ちょっと長めの映画ですが、すっごく感動。何回か涙がこぼれてしまいました。特に7年後少年と両親の再会のシーンとか。観てから約1週間経っていますが、ストーリーを書いていると今でも目頭が熱くなってしまいました。
 特にこの作品の前に観た7つの贈り物が最悪だった(今年最悪になりそうな予感・・・。)のもあって、本作はおそらく今年一番の作品になる予感です。
 アンジェリーナ・ジョリーがまたこれまでの作品とは全く違う演技でこの作品に花を添えてますね。残念ながらアカデミー賞(R)の主演女優賞は逃しちゃったけれど。。。
 一緒に観に行った人の言葉ですが「さすがクリント・イーストウッドは映画をわかっている。」ですって。ホントに同感です。ちなみに僕が好きな映画ベスト5には、同じくクリント・イーストウッド監督作品のパーフェクト ワールドが入ってます。
 今回の感想では、映画の中身の話については全然触れていません。ホントに感動した作品なので、あえて中身には触れませんでした。(上記のストーリーではネタバレしていますけど・・・
 そんなわけで、まだ観ていない人は映画館での鑑賞をすっごくおすすめします。
 グラン・トリノも期待大です。



観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点










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