太陽光発電導入日記:その14 蓄電池を買ってみた

 久しぶりの太陽光発電導入日記です。  もう久々の記事なので簡単に経緯を書いておきますね。

経緯  もともと環境問題に興味のあった私、2006の映画不都合な真実を見て、太陽光発電を設置することを決めます。(まぁもともと興味はあったんだけど)  今から17年前の2007年に太陽光発電パネルを自宅に設置します。3.36kWの発電量で、年間発電量予測は2,839kWh。実績は2,930kWhなのでシミュレーション結果よりは若干よい。ただしシミュレーション結果あとから苦情にならないように少なめに見積もっているらしいので、本来シミュレーションが正しければもう少し発電してくれても良かったのかなという感じ。  当時の売電価格は買電価格と同じ。当時は使用量に応じて3段階に分かれており、約21円/kWh~約28円/kWhだったと思います。これだと元を取るのに約49年もかかります。  ところが太陽光発電パネルを設置してから約2年後の2009年に、買い取り価格を10年間一律48円/kWhにするという政策が発表されます。この価格でずっと買い取ってくれても元を取るのに27年かかる計算になります。(年間発電量が2930kWh。発電した量の半分を自家消費して半分を売電したとすると。)  そして10年後、とうとう固定買取制度が終わります。10年前は終了したら以前の約21円/kWh~約28円/kWhに戻るのかと思っていたのに、そうではなく8円/kWh~11円/kWhと以前の半分以下です。離島などでは1円/kWhなんてところもあるそうです。  48円/kWhでも27年かかっていたのにもう設置費用を回収するのはまず無理になってしまいました。卒FIT問題としてニュースでも取り上げられています。

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卒FIT後は…  この間、蓄電池の技術も上がってきて安い料金で売電するよりも、自家消費した方が良いと、家庭用蓄電池が流行出しました。東京都も補助金を出して普及させようとしています。  うちが契約している電力会社Looop電気から蓄電池の提案があり、9.6kWhの蓄電池が190万円。ですが東京都から120万円の補助金が出るそうで、実質70万円で設置できます。
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 Looop電気は大手の電力会社と違って、時間ごとに電気代(単価)が変わる仕組み。例えばエアコンの使う量が少ない春秋の晴天のお昼頃はメガソーラーが発電する割に消費量が少ないので安い。夏や冬は電気代が高くなる仕組み。  ですから自家発電している時間や、単価が安い時間に充電して、高い時間に使用することで電気代が抑えられます。  とはいえ、70万のもとを取るのはほぼ無理。あとは停電に備える安心感という感じですかね。
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 実際天気の良かった機能のお昼は約17円/1kWh。ですが朝や夜は約30円/kWh。安い時間に充電することで電気代を節約できるだけでなく、アプリで前日に電気代の予測が見られるので、炊飯器を利用する時間や、洗濯乾燥機を利用する時間をシフトしたりして節約しています。
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 ただこんな感じで、家の中も外もパネルだらけ。見栄えが悪いのが玉に瑕。
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