ボート:ミニ・パナマ運河、荒川ロックゲート




 またまたボートをレンタルしてクルーズしてきました。今回も勝どきマリーナさん。もうすっかり顔なじみです。
 今回の目的は以前の記事にも書いた荒川ロックゲートです。
 関東(東京だけ?)の小学校の社会の時間で習ったと思いますが、江東区などには海面と海抜ゼロメートル地帯というのがあります。満潮になると海面よりも低くなる土地のことで150万人が住んでいます。荒川や隅田川の下流の水面は海面と同じ高さですので、堤防と水門で守ってあげないと満潮になるたびに水浸しになってしまいます。しかし小さな川にまで堤防を作ることは難しいので、海抜ゼロメートル地帯を含む江東デルタ地帯と呼ばれる地域の川の水面を周りの荒川、隅田川よりも低くしているのです。その差3メートル!
 水面の高さが違うので、普通なら船の行き来ができません。しかし災害時に道路が混雑したり橋が落ちてしまったりしたときには船での物資搬送などが非常に役に立つので、船の往来はできませんではいざというときに不便です。
 そこで海面の高さの違うところを行き来させる方法として、これまた社会の授業で習ったと思いますが、パナマ運河です。船のエレベーターですね。


 前置きが長くなりましたが、そんな船のエレベーターを体感するために行ってきました。
 まずは隅田川から小名木川に入ります。少し進むと見えてきたのが扇橋閘門(おうぎばしこうもん)です。
 水門はただ可動式の仕切り(門扉)で水の流れを制御して川の氾濫などから守るものですが、閘門とは水位の異なる河川や運河に船を往来させるための水門です。
 ところが赤信号。しばらく待っていると門が開き、向こうから建設局の船がやって来ました。手を振ってくれました。建設局ってお役所だよね。公務員なのになんかフレンドリーだね。


 信号が青に変わったので早速中に入ります。水門をくぐるとすぐ向こうにまた水門が。。。


 僕らが入ると前扉が閉まります。つまりこの時点で停電になると僕らは閉じこめられてしまってどうしようもなくなるわけですね。
 で、悠長なことは言っていられません。と言うのも水位が変わると言うことは水の出入りがあるわけですよね。水流が発生するのでボートを岸に着けて水流に流されないようにしなければなりません。
 で、こうやって壁に引っかけるわけです。



 案内と共に水位がみるみる下がってきます。最初は大潮時の干潮の水位から+0.2メートルくらいだったんです。ちなみにこの閘門から先(東側)は-1メートルくらいですから、この閘門がなければ江東デルタ地帯は水浸しになってしまうことがわかります。
 結局2メートル近く船のエレベーターでくだりました。

 水位調整が終わるとその先の門扉が上がります。この水門が上がると海抜よりも低い川へと出るわけですが、上がったばかりの水門からは汚い水がしたたり落ちてくるのでボートの屋根の下に避難です。


 扇橋閘門を通り過ぎると、そこは江東デルタ地帯。海抜ゼロメートル地帯です。今、通ってきた閘門がなければここは水浸しのエリアです。地上から移動してくると意識しないでしょうが、川から来るとそう言うことがわかるので、ここで住むのはちょっと怖い。
 一直線の小名木川が続きます。狭いのでスピードは出せませんが気持ちいいです。


 旧中川に出るとすぐ荒川ロックゲートです。また赤信号だったので青信号になるまで待って進みます。
 扇橋閘門と同じですが、今度は低い水面から荒川の高い水面まで持ち上げてもらいます。
 ちなみに扇橋閘門は東京都の管理ですが、この荒川ロックゲートは国土交通省の管轄。2つの閘門でゼロメートル地帯を守っているのに管轄が違うっておもしろいね。
 しかし水門ってどうやってつくるんだろうね?だってレール部分が数センチずれたら門扉を設置できなかったり、うまく締まらなくなったりするんですよ。建築する人ってすごいなぁ。


 荒川に出て小岩くらいまで昇り、時間がなくなってしまったので再び来た道を引き返すことに。
 荒川側から見るスカイツリーは他に高い建物がないのでなんかCGというか絵みたいです。
 ところが水門が閉まっていて赤信号。この日は風が強くしかも干潮に近い。制御が難しくて水深1メートルのところまで流されたりと、赤信号で停まるのが難しい。あの5分が1時間くらいに感じられました。信号が青になったときはとても嬉しかった。
 と言うわけで再び荒川ロックゲートへ。


 2回目は余裕だぜ!なんてやっていたら、岸から離れちゃった(汗)。もう水位も変わり始めて水流があるし、ちょっと焦った(笑)。


 と言うわけで隅田川まで戻ってきました。雲がきれい♪
 時間があったらアンカリングの練習もしようかと思っていたのですが、そんな時間はなく、時間ぎりぎり。ふう。
 そろそろ東京湾も飽きてきたなぁと思う今日この頃でした。次はどこに行こうかしら…。


 東京湾&リバークルーズにご興味のある方は連絡ください。もしよければ一緒に行きましょう!









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