映画：アメイジング・スパイダーマン

トビー・マグワイア主演のスパイダーマンシリーズが良くできていたのに、なぜ今頃リメイク？とも思うのですが、やはり新しくなったスパイダーマンも気になります。やっぱりこの作品はIMAX 3Dで見なきゃね。少々値段が高いのが玉に瑕ですが、IMAX 3Dでアメイジング・スパイダーマンを見てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　ある夜、子どものピーター・パーカー（マックス・チャーリーズ）はただならぬ雰囲気を感じていた。父親のリチャード（キャンベル・スコット）が何かに怯えながら自分を連れて伯父夫婦のところに向かった。それがピーターと両親の最後の別れとなった。
　それ以来伯父のベン（マーティン・シーン）と伯母のメイ（サリー・フィールド）に育てられることになった。
　13年後、高校生になったピーターは自宅で唯一のベンの残された持ち物である鞄の中からリチャードの親友である生物学者カート・コナーズ博士（リス・エヴァンス）の写真と、研究に関する資料を見つけた。
　数日後、放課後に博士を訪ねるためにオズコープ社に訪れるが、ちょうどやっていた学生のための見学会にもぐりこむことに。しかも案内をしてくれたのは同級生で密かに恋い焦がれていたグウェン・ステイシー（エマ・ストーン）だった。成績優秀な彼女はオズコープで助手をしていたのだ。
　グウェンは見学会のリストにピーターの名前がないことから、彼がもぐりこんだことを知る。もしトラブルが起これば自分の評価にも影響しかねない。そこでグウェンはピーターにおとなしくしているように言う。見学会ではコナーズ博士が自分の研究を見学者に紹介する。腕を失った彼は、体の一部を失っても再生するトカゲの遺伝子を他の動物に組み込む研究をしていたのだ。しかしその遺伝子はほ乳類には安定的に存在できなず、その安定化が鍵となると言う。
　博士と別れた後、ピーターは見学会から抜け出し研究施設にもぐりこむが、そこで実験用のクモに噛まれてしまう。順路に戻ったピーターだが、彼が自分勝手な行動をしたことに気がついたグウェンはピーターを追い返してしまう。
　その帰り道、電車の中でピーターの体に異変が起こり始める。とどまることを知らない食欲、触ったものがはがれなくなり、瞬発力や腕力も並外れた超人に…。
　翌日、父親の資料にあった数式を博士に伝えるために博士の家を訪ねる。コナーズ博士はピーターがリチャードの息子であることを知り、歓迎する。２人は早速その数式を解読し、再生遺伝子をほ乳類に組み込むシミュレーション実験を行う。数式の解読が難しく何度も失敗するが、ついに２人はトカゲの再生遺伝子を組み込むことに成功する。次は動物実験に移る予定だったが、上層部から早く結果を出さなければプロジェクトを解散させると脅されていたコナーズ博士は自らの体で実験に踏み切る。
　一方、些細なことでベンとピーターは家を飛び出し、お菓子を買おうとするが２セント足りない。店のチップ入れから足りない分を払おうとするが店員に追い出されてしまう。その後その店に強盗が入るが、少しくらい負けてもいいだろうとむしゃくしゃしていたピーターはその強盗を見逃す。しかし正義感溢れたベンが逃げようとしたその強盗を掴めようとするが逆に殺されてしまう。ベンが死んだのは自分の所為だと感じたピーターはクモをモチーフとしたコスチュームを着てスパイダーマンとなり犯人を捜すことに。
　片っ端から強盗を捕まえるスパイダーマンだが、なかなか犯人が見つからない。そのうち、テレビではスパイダーマンをヒーローだと言うもの、ただのならず者だというもの、世論は２分される。
　一方、プライベートではグウェンとの仲を急速に縮めて行った。グウェンの父・ジョージ（デニス・リアリー）は警察で、スパイダーマンはヒーローを語るただのごろつきだという。しかしピーターはそれを否定したため、せっかくの食事会は冷めたムードになってしまう。
　そんな時、事件が発生。オオトカゲのリザードが街を荒らし始めていたのだ。ジョージはすぐに現場に向かう。ピーターもスパイダーマンとなって現場に向かう。しかしスパイダーマンは立ち向かうどころか、橋から落ちる人を助けるのがやっとだった。
　スパイダーマンはリザードの正体がコナーズ博士だと知り、彼を誕生させたのは自分の所為だと落ち込む。しかしいつまでも落ち込んでばかり入られず、彼の隠れ家である下水に向かうが、巨大なトカゲに変身したコナーズ博士には到底歯が立たない。しかも彼の狙いはオズコープ社にある拡散装置を使って、この遺伝子を全人類にばらまこうと言うのだ。
　圧倒的な戦力の差があるリザードにどう立ち向かっていくのか…。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　IMAXはやっぱりすごいね。音の迫力と大画面。IMAXのCMじゃないけど映画の中に入った感じ。ただ2,200円は高いよね～。映画料金が1,800円なので400円の差と考えると、そのくらいの差額ならいいかと思うのですが、レイトショー1,200円で見ることが多いので差額1,000円。映画の日とかなら１本見られちゃう値段なので、さすがに躊躇しますよね。ただこの作品はネットでも見るならIMAX！という人が多かったので、IMAXで見ることにしました。価値観は人それぞれですが、たまには言いかって感じでしたね。
　さて映画の話ですが、無難に楽しい作品という感じ。ただ物足りなさも残るよね～。
　ベン伯父さんが亡くなるシーン。２セント（？）まけてくれなかったからその店に入った強盗を見逃すって…。完全に逆恨みじゃん。トビー・マグワイア主演のスパイダーマンでは、格闘技で試合に勝ったにもかかわらず賞金を払わなかった主催者が悪いのでピーターが怒るのも納得していたのに、今回のエピソードじゃピーターに感情移入できなかった。
　２つ目はカメラマンのエピソードは？スパイダーマンと言えばやっぱりデイリービューグル新聞の編集長とのやりとりでしょ～。編集長不在の本作はどこか物足りない感じがしますね。スパイダーマンを悪と信じる編集長がいないので、スパイダーマンを悪だと言う人がいるというシーンが物足りない。だから、みんながスパイダーマンが悪だと言われても（息子を助けてくれた）自分だけは彼に感謝をしたいと言い終盤助けてくれるクレーンの操縦士のエピソードもそれほど感動できなかった。
　敵もリザード、う～んグエムルに見えてしまって…。
　終始アトラクションに乗っているような、テンポも良く、爽快な映画。「日本よ。これが映画だ！」という作品でとても楽しいのですが、ほんのちょっと物足りなさを感じる作品でした。

　ちなみに本来ならば2011年にサム・ライミ監督のスパイダーマン４が計画されていたんですって。監督が降板したことで本作のプロジェクトが立ち上がったとか。ホントならスパイダーマン４がどうなっていたかも興味あるなぁ。

観て良かった度：●●●●○ ４点　最低１点、最高５点

• アメイジング・スパイダーマン公式サイト
  
• Amazon アメイジング／スパイダーマン特集はこちら
  
• アメイジング・スパイダーマンDVD(2012/11/14発売予定)
  　↑Blu-ray＆DVD版、3D Blu-ray版など５種類が販売されています。各ページでセット内容の比較がありますので参考にしてください。
  
• スタン・リー(原作)
  
• マーク・ウェブ(監督)
  
• アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー／スパイダーマン 役)
  
• エマ・ストーン(グウェン・ステイシー 役)
  
• リス・エヴァンス(カート・コナーズ博士／リザード 役)
  
• キャンベル・スコット(リチャード・パーカー 役)
  
• イルファン・カーン(Dr. Ratha 役)
  
• マーティン・シーン(ベン・パーカー 役)
  
• サリー・フィールド(メイ・パーカー 役)
  
• デニス・リアリー(ジョージ・ステイシー 役)
  
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Comments

[まっつぁんこ]

エマ・ストーンが良かったです。

[よしな]

まっつぁんこさん、こんばんは。
エマ・ストーンかわいかったですね。お父さんも渋くてステキでした(笑)

[ふじき７８]

でも、エマ・ストーンは断然「ヘルプ」がいいのだ。

[よしな]

ふじき７８さん、こんばんは。
ふじきさん助けて。ヘルプ見てないんですww