イベント:ワールド・ビジョン・カフェ~東日本大震災~



 このブログには広告をバンバン載せています。そのアフィリエイト収入でいろんなNPO法人に寄附をしています。今回、毎月寄附をしていますWorld Vision Japanの活動報告であるワールド・ビジョン・カフェに参加してきました。今回で3回目です。
 今回のテーマは、先日半年を迎えた東日本大震災についてです。


 受付をすませて暖かいチャイをいただきます。そして時間になって、まずはWorld Visionについての説明です。前回の記事でも紹介したので、今回は省略させていただきます。

 ちなみに写真は津波によって壊滅的な被害を受けた南三陸町。当時、関東では少しずつ暖かくなり始め、桜のつぼみもふくらみ始めた時期。でも東北はまだ冬。住む場所を失った人に追い打ちをかけるように大雪が襲います。


 前回のハイチ地震の報告を聞きに行ったのが2/25(金)。それからちょうど2週間後の3/11(金)に東日本地震が起こるとはそのとき誰も想像していなかったでしょう。
 その東日本大震災に木内スタッフが報告します。まずワールド・ビジョンでは現地の状態を調査するため72時間以内にハイチ地震でも緊急支援を経験している坂スタッフら3名を派遣したそうです。まず6月末までを緊急フェーズとして位置づけて目の前にあるニーズを支援するフェーズとしました。各県庁の災害対策本部などを訪問し、4日後の15日は毛布や水などの支援物資第一便を宮城県の避難所に送りました。16日には南三陸町を訪問。数多くの世界中で緊急人道支援を経験してきた坂スタッフもこれほどの光景は見たことないと驚きを隠せなかったそうです。
 その後も衛生用品などを送りますが、時間と共に防寒着→下着→レトルト食品などとニーズは変わっていきます。東京でも必要なものが手に入らないほど品不足。特に流通の混乱は激しく、物資が手に入っても届けられない。そんな中いろんな企業さんに協力していただいて、物資の調達、配送ができたそうで、何度感謝しても感謝しきれないくらいだったそうです。


 5月になると避難所から仮設住宅への移転が始まります。家財道具を失った方も多く、そう言った方のために、台所用品、食器、掃除道具、トイレットペーパーなどの衛生用品など105品目を用意し、配布しました。


 生活支援も大事ですが、子供の支援にも力を入れます。3/24ころにはチャイルド・フレンドリー・スペース(CFS)を設置します。これについては八鍬スタッフが報告します。
 CFSでも子ども達と話して何をしたいかを聞き出します。最初は心を閉ざしていた子ども達も、スタッフと話したり遊んだりするうちに心を開いていきます。
 「何がしたい?」というスタッフの問いに「ゲームがしたい。」「野球がしたい。」「思いっきりピアノを弾きたい。」「卒業式がしたい。」そんな子ども達にとっては当たり前の答えが返ってきます。中には入学式が楽しみで、家で何度も買ってもらったばかりのランドセルを背負っていた子供もいたのに、ランドセルは津波に流されてしまいました。卒業式も入学式もない。当たり前のことが当たり前ではないそんな春でした。
 日本では最大級の国際的なNPO法人でも、知らない人は知らない。学校に訪ねていっても「何だこのオレンジの団体は?」と思われることもしばしば。「私の全財産は、これだけなんだ!」と紙袋1つを指さす先生もいたそうです。
 学校の体育館を借りたりと、子ども達に遊び場を提供するスタッフたち。まだ感情をコントロールできずに、言葉を発せず、スタッフにスキンシップを求める子ども達もいましたが、次第に子ども達からも笑顔がこぼれ始めます。「震災後はじめて笑顔を見られました。」と親たちからも笑顔がこぼれ始めます。大人が仕事を必要としているように、子ども達も遊ぶことがニーズなんだと思ったそうです。


 また、ワールド・ビジョンでは学校再会や通学用のスクールバスの提供などの支援を行っています。
 学校が再会しても給食センターが閉鎖されている所も多く、給食は、パン、チーズ、牛乳、デザートだけ。小学生も高校生も同じという地域もあったそうです。そこで支援してくれる企業を探し、おかずもう一品キャンペーンを展開。さらに避難所の近くに調理施設を用意して、地域のお総菜屋さんなどにお願いをして栄養のある食事を提供できるようにしたそうです。


 5月11日。宮城県南三陸町ではようやく笑顔に包まれて日足遅い入学式が行われました。
 「今日、みなさんの机の上にある学用品は、日本中、そして世界中の方々からの支援でいただいたものです。この感謝の気持ちを表すには、素直に『ありがとうございます』と言うことも大事です。でももっと大切なのは、生かされた私たちが、これからしっかりと前を向いて一生懸命生きていくこと。その姿を、日本と世界の皆さんに見せていくことだと、先生は思います。こうして、また皆さんと教室で勉強できて本当に嬉しいです。」と始業式が始まります。


 ワールド・ビジョンでは、5つの支援の柱があります。
 第一は子どもの支援。普通に勉強できる環境はもちろん、クラブ活動や心のケアをして行きたいと考えており、現場に児童心理士を派遣しているそうです。
 第二は仮設コミュニティの形成。阪神・淡路大震災の時は仮設住宅の孤独死が問題になりましたが、新潟中越沖地震では孤独死は0でした。それは「見守り支援」という仮設住宅を定期的に訪問する支援があったからだそうです。こうした見守り支援を行っていきたいと思っているそうです。


 3つ目は雇用確保と生計向上。最大の被災地となった沿岸部の南三陸町、気仙沼の漁業、水産業が復興し、新しく生まれ変わり、「気仙沼ブランド」が気づけるように支援していくそうです。
 第4は防災。指定避難所になっているのは多くが学校。したがって学校などの指定避難所に井戸や太陽光発電などの災害時の避難所機能を強化する支援を行うそうです。
 第5は県外避難者への支援。特に中越沖地震時の支援で柏崎市と一丸となって、県外避難者が新しい生活を営めるように支援していくそうです。


 今回の震災に対して、国内外から多くの寄附が寄せられました。当ブログのアフィリエイト収入の一部も左の写真の学のほんの一部ですが、入っています。当ブログに訪れてくれる方、広告をクリックしてくれている方、みなさんのおかげです。ありがとうございます。


 ワールド・ビジョンが支援する発展途上国の子ども達からも応援メッセージがたくさん届いているそうです。
 「I Love Japan.」:バングラデシュ
 「日本のためにお祈りしています。」:カンボジア
 「頑張れ日本!」:中国
 「日本を想い、お祈りしています。」:ラオス
 「日本を想っています。」:エチオピア
 「苦しみは分かち合いましょう。」:ベトナム


 続いて質問コーナー。
Q:「首都圏直下型地震に対して準備していることはあるか?」
A:これほど大規模なオペレーションは今まで経験したことがなかった。今回の支援で大規模な災害時でも迅速な支援ができる組織体系を作った。

Q:「今回のカテゴリとレベルは?」
A:ワールド・ビジョンでは災害の規模と支援の仕方でカテゴリとレベルを設定しています。カテゴリは被害の大きさで、1~3の3段階です。最高レベルであるカテゴリー3は、被害者の数がおおむね100万人以上。レベルはどう支援するかで、0~3の4段階。1は自国のみでの支援。2は近隣諸国のワールド・ビジョンが支援する。レベル3は全世界のワールド・ビジョンが支援するレベル。今回の東日本大震災は、タヒチ地震と同様、カテゴリ、レベル共に最高レベルだったそうです。


Q:「他のNPOとはどう連携しているか?」
A:連携の仕方には2つある。1つは完全に地域で手分けをする方法。2つめは専門性、経験などによって連携する方法。
 前者は、ワールド・ビジョンとしては宮城県では南三陸町、気仙沼、岩手県では山田町、一関市などを支援しました。一方後者としては、ワールド・ビジョンでは子どもの支援、緊急物資の支援などの経験はありますが、見守り支援の経験はありません。経験のない者がいきなり訪ねていっても相手にされません。そこで見守り支援などの経験、知識のある団体と協力してやっていきます。こうすることで、お互いのスキルを高めあうこともできました。

Q:「仮設住宅に移れない方、自宅にいる方への支援は?」
A:コミュニティでの炊き出しを行っています。また行政と連携してそう言った方々への支援も続けていくそうです。

ちなみに、2つめ、3つめの質問は僕です。


 毎回、書いていることなのですが、「“何もかも”はできなくとも、“何か”はきっとできる。」とは言うけど、すべての子ども達に支援できないのがつらいです。今回放射能についてはほとんど話ができませんでしたが、線量計をつけてる子ども達なんておかしいよ!子ども達を被験者として人体実験じゃないか!
 そしてもう1つ。ちょうどこの日、漁業を企業化しようという動きがありました。もちろん漁師は反対。政府は日本復興を考え、県は県の復興を考える。漁師、農民、個人たちは自分たちの生活を考える。同じ「復興」という言葉でも立場が違えば考え方も違う。その中で一番力の弱いのは個人。どの立場の考え方が正しいというのは簡単には出せないと思いますが、一番地からの弱い個人個人の意見は無視されがち。NPO法人はそう言った個人を支援していただけたらと思います。
 日本赤十字社に義援金(被災者に現金として支給される)を送りましたが、その後の様子を見ると配布されるのが遅い。被害のあった県にふるさと納税もしました。でも迅速に被災者の支援につながるのはやっぱりNPOなのかな~と思いました。そんな訳で、追加でワールド・ビジョン東日本大震災緊急支援に3,000円の寄附をしました。こうして寄附ができるのは、当ブログを読んでくださっている方、広告をクリックしてくださっている方のおかげです。本当にありがとうございます。そして被災者の方は早く震災前の生活に戻れますようお祈り申し上げます。










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