映画：ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

昨年末に見たPart.1から気がつけば半年以上経過し、とうとう後編ですね。Part.2は3Dの編集も間に合ったようですね。この映画は暗いシーンが多いので3Dなんて・・・と思っていたのですが、今回はニューアイテムをゲットしたので3Dで見ることにしました。と言うことで、ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2を見てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　前編でダンブルドア校長（マイケル・ガンボン）が持っていた、最強の杖と言われるニワトコの杖をヴォルデモート（レイフ・ファインズ）に奪われてしまったハリー（ダニエル・ラドクリフ）たち。しかしハリー、ロン（ルパート・グリント）、ハーマイオニー（エマ・ワトソン）は、自分たちの身代わりになって死んだドビーの事が吹っ切れないでいた。そんな彼らはグリンゴッツ銀行チーフテラー（ラスティー・ゴフ）から、ヴォルデモートの分霊箱の１つが銀行のベラトリックス・レストレンジ（ヘレナ・ボナム＝カーター）の金庫の中にあることを聞かされる。しかしグリンゴッツ銀行に忍び込むのは不可能に近い。チーフテラーは３人を銀行内に手引きする代わりに、グリフィンドールの剣が欲しいと言う。悩む３人だが分霊箱を破壊する方法は他に考えればよい。分霊箱を手に入れることが先決と取引をする。
　仕掛けられたトラップをクリアして分霊箱を手に入れることに成功した３人だが、契約は中に手引きする所までだと、脱出の手助けはしてもらえない。銀行の警備員たちが飛んできてこのままでは３人とも捕まってしまう。ハーマイオニーは金庫の番をしているドラゴンに飛び乗って逃げることを思いつき、むちゃだよ！という２人を押し切ってハーマイオニーはドラゴンに飛び乗る。続いて２人も飛び乗って何とか逃げることに成功する。分霊箱を手に入れた物の唯一破壊できるグリフィンドールの剣を失った３人は、残り３個の分霊箱を引き続き探すことにする。
　１つはホグワーツの学校にあることを突き止めるが、今ではヴォルデモートの手下であるスネイプ（アラン・リックマン）が校長に就任し、周りは死喰い人だらけだった。ハリーたちは秘密の抜け穴から忍び込むことに成功するが、スネイプは学校内にハリーが侵入したことを察知し、全生徒と教師を集め、隠せば罰を与えるという。そんな中、ハリーは自ら名乗り出る。スネイプがハリーを攻撃しようとすると、ミネルバ・マクゴナガル先生（マギー・スミス）がスネイプに立ちはだかる。するとスネイプは窓から逃げ出してしまう。その直後、ヴォルデモートの声がとどろく。ハリーを差し出せば危害は加えないと。一部の生徒はハリーを捕まえようとするが、ジニー（ボニー・ライト）らはハリーを取り囲んで守ろうとする。マクゴナガル先生をはじめとして、すべての教職員と生徒は防衛の準備をする。
　一方、ハリーはルーナ（イバンナ・リンチ）から、分霊箱であるレイブンクローの髪飾りは生きている人は場所を知らないと聞かされる。つまり幽霊にしかわからないという。ハリーはルーナの案内でレイブンクローの娘の幽霊に会いに行く。しかし娘の幽霊は以前にも破壊すると言って失敗した人がいると、なかなか場所を教えてもらえない。なんとか説得し場所を聞いたハリーは髪飾りがある倉庫へと向かう。
　ヴォルデモートらは大群を率いてホグワーツにやってくるが、マクゴナガル先生をはじめとして全職員で張った結界はさすがのヴォルデモートたちでも破れないでいた。
　その間にロンとハーマイオニーは分霊箱を壊せるというバジリスクの牙を手に入れるため、秘密の部屋へと向かう。ロンはハーマイオニーの見よう見まねで蛇語を話して扉を開け、バジリスクの牙を手に入れることに成功し、ベラトリックスが持っていた分霊箱を破壊する。
　ハリーは広大な倉庫の中からレイブンクローの髪飾りを見つけることに成功するが、ドラコ・マルフォイ（トム・フェルトン）たちが邪魔に入る。ハリーはロンやハーマイオニーの助けもあって逃げ出すことに成功するが、炎に包まれるドラコたちを放っておくことはできずに助けに戻る。ハリーたちは無事に髪飾りの破壊に成功し、残りの分霊箱は２つとなる。
　２つの分霊箱が壊されたことを感じ取ったヴォルデモートの怒りによって魔法が増幅され、とうとうホグワーツの結界が破れてしまう。大勢のヴォルデモート軍がホグワーツに入ってきてしまう。結界が長く持たないことを知っていた先生たちは事前に罠を仕掛けておくが、勢力にはかなわず壊滅的なダメージを受けてしまう。
　一方、分霊箱が残り２つとなった事を知ったヴォルデモートは分霊箱であるヘビを隠すことに。ハリーはその隠し場所に向かうが、そこにはスネイプとヴォルデモートが言い争っていた。最強と言われているニワトコの杖のパワーがこんなもののあるはずがない。杖が自分・すなわちヴォルデモートを持ち主と認めていないのだという。杖が持ち主と認めるのは前の持ち主を殺した人間だ。前の持ち主であるダンブルドアを殺したスネイプが今の持ち主だという。そう言い残すとヴォルデモートはスネイプを殺してしまう。
　ヴォルデモートが去った後、ハリーたちがスネイプに駆け寄る。スネイプは涙を流しこの涙で真実を見るように言い残すと息を引き取ってしまう。ハリーはその涙を使ってスネイプの記憶を見る。
　スネイプは子供のころ（ベネディクト・クラーク）、ハリーの母親・リリー（エリー・ダーシー=オルデン）の事が好きだったのだ。年頃になったリリー（ジェラルディン・ソマーヴィル）はジェイムズ・ポッター（エイドリアン・ローリンズ）と結婚するが、スネイプはそれでもリリーのことを忘れられずに彼女を守る決意をする。しかしリリーはヴォルデモートに殺され、その時、ヴォルデモートも気がつかないまま分霊箱を作ってしまったのだ。その分霊箱はまだ赤ん坊であったハリー・ポッター（トビー・パプワース）だったのだ。
　そして次に現れたのはダンブルドアだった。彼は時が来たら自分を殺して欲しいとスネイプに懇願する。自分を殺せと言われて殺されれば、力で杖を奪ったことにならない。つまりニワトコの杖の持ち主はスネイプにならず、ダンブルドアのままなのだ。ニワトコの杖はこれからずっとヴォルデモートはもちろん誰のものにもならず、最強の力を出すことはないのだ。
　ヴォルデモートを倒すには自分が死ぬことが必要であることを知り、尊敬するダンブルドアの死の意味を知ったハリーはその場にうずくまってしまう。
　しかし実際は、スネイプがダンブルドアを殺す前にドラコが武装解除の魔法でニワトコの杖を吹き飛ばしており、ドラコがニワトコの杖の持ち主となり、さらにドラコの杖を奪ったハリーが今のニワトコの杖の所有者となっていた。

　その後、ヴォルデモートはハリーに森に来るように語りかけ、誘いに乗るかのように森へと向かう。ヘビを倒し、自分が死ねばすべての分霊箱がなくなる。そうすればロンやハーマイオニーが分霊箱をすべて失ったヴォルデモートを倒してくれる。ハリーは森に行く時にはヴォルデモートと戦う意志はなかったのだ。そんなハリーはヴォルデモートの攻撃にあっけなくやられてしまう。
　生死の狭間をいくハリーにダンブルドアが語りかける。自分自身の中にいるヴォルデモートの分身をやっつけろと言うのだ。（←記憶が曖昧です。）
　ヴォルデモートはナルシッサ・マルフォイ（ヘレン・マックロリー）に、ハリーが本当に死んだかを確認してこいと命ずる。ハリーは生きていることを知ったナルシッサは「息子は無事なの？」とハリーに問う。息子が生きていることを知ったナルシッサはヴォルデモートに、ハリーは死んだと報告。捕らえられていたハグリッド（ロビー・コルトレーン）はハリーを抱きかかえ、ヴォルデモートらとホグワーツへと向かう。
　ホグワーツについたヴォルデモートはハリーの姿を見せ、ハリーが死んだことを宣言する。多くの教師や生徒が死んで悲しみに暮れるホグワーツに向かって、ヴォルデモートは配下に入るように言う。
　ドラコが前に歩み出る。しかしドラコの両親はドラコを連れてその場から逃げ出してしまう。
　次に前に出たのは怪我をして歩くのもやっとのネビル（マシュー・ルイス）だった。ヴォルデモートは彼のことを笑うと、他の手下たちも笑い出す。もっと大物を期待していたが君にも何かしらのポストをあげようというヴォルデモートに向かってネビルは、手下にはならない。最後まで戦うと宣言する。
　その言葉をきっかけに絶望色だったホグワーツに再び士気が戻った。それを悟ったハリーは死んだふりをやめ、再びヴォルデモートに攻撃を仕掛ける。自分がヴォルデモートの気を引いている間、分霊箱であるヘビを殺して欲しいとロンとハーマイオニーに伝え、ホグワーツの中に入っていくハリー。
　ロンがヘビを追い詰めるが、バジリスクの牙を落としてしまう。ハーマイオニーとロンは窮地に陥ってしまう。そこに現れたのはグリフィンドールの剣を持ったネビルだった。ネビルは剣を振り上げ大ヘビのナギニを刺し殺す。ハリーの中の分霊箱も取り除かれ、最後のヘビである分霊箱も壊された。
　すべての分霊箱を失ったヴォルデモートをハリーは葬り去り、邪悪な魔法に支配された魔法界に再び平和が訪れた。
　平和が訪れたこの世界ではもうニワトコの杖は不要だと、ハリーは杖を折って谷底に捨ててしまう。

　そして19年後、ロンとハーマイオニーは結婚し、２人の子供が授かっていた。ハリーとジニーも結婚し３人の子供がいた。彼らはキングス・クロス駅にやって来た。子ども達がホグワーツへと旅立つ日なのだ。気の弱いハリーの息子・アルバス・セブルス・ポッター（アーサー・ボーエン）は、自分がスリザリン寮に振り分けられるのではないかと心配している。そんな彼をなだめるハリーだった。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　映画の感想に入る前に、冒頭で紹介したニューアイテムのことを。これTOHOシネマズの売店で売られていた3Dメガネなんですが、普通のメガネに装着するタイプなんです。300円。ちなみにTOHOシネマズでは3Dメガネは回収されず、次回持っていくと100円引きなんです。（偏光型のみでシャッター型のは対象外）なので300円で買ったメガネに装着するタイプの3Dメガネでも映画料金が100円引きになるので実質200円。メガネに装着すると軽いので違和感ないし。普通の3Dメガネを普通のメガネの上にかけると位置があわなかったり、重かったり、鼻からずり落ちてきたりとすごくイライラするんですが、この3Dメガネはホントに違和感ない。僕の3Dアレルギーが軽減されました。普段メガネかけている人、これ試してみて。ホントにいいよ！

　いや～、もう総集編って感じでいろんな人が出てきて、いや、もう誰が誰だか(笑)。今までキーマンだった役がほんの一瞬だったりするしね。
　１作目のハリー・ポッターと賢者の石が映画化されてから10年なんですね～。ダニエル・ラドクリフとか今は男優ですけど当時はまだ子役ですよ。今見るとあどけなくてカワイイ。当時の彼らは10年後にはイギリスだけでなくニューヨークに豪邸建てて、お金の使い道がないとか言うようになるとは思っても見なかったでしょうね。
　作品自体は、メガネのおかげもあって初めて3Dが違和感なく見られたこともあってか、迫力あるシーンの連続。前編が、ちょっと、もの足りなく終わったので（まぁ前編とはそう言うものか。）、その反動もあるのか、７作の今まで明かされてこなかった秘密なども明らかとなって、すっきり！って感じですね。僕のお気に入りのルーナはロンにふられてどうなるのかと思っていたけど、彼女のことを好きと言ってくれる人も出てきて良かった良かった。（えっ、７作通してすっきりしたところが、そこ？）
　明かされなかったことで１つ気になるのが、ハーマイオニーの両親はオーストラリアに逃げてどうしたのかな？自分で親の中の自分の記憶を消すなんて悲しすぎる。記憶を戻してロンドンに戻って一緒に暮らせるようになったのかな。
　あ～あっ、ホントに終わってしまったのね。たのしかった作品が終わってしまうのって悲しいね。
　映画館で１作目から一気見上映とかやってくれないかな～。

観て良かった度：●●●●● ５点　最低１点、最高５点

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• J. K. ローリング(原作)
  
• デイビッド・イェーツ(監督)
  
• ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター 役)
  
• ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー 役)
  
• エマ・ワトソン(ハーマイオニー 役)
  
• ロビー・コルトレーン(ルビウス・ハグリッド 役)
  
• マイケル・ガンボン(アルバス・ダンブルドア 役)
  
• レイフ・ファインズ(ヴォルデモート 役)
  
• ヘレナ・ボナム＝カーター(ベラトリックス・レストレンジ 役)
  
• アラン・リックマン(セブルス・スネイプ 役)
  
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