DVD:トロン



 トロン・レガシーが封切られましたね。それを見る前にやっぱり1982年のトロンを見ておかないと!と言うわけで、TSUTAYA旧作100円で借りてきて観ることに。



●ストーリー(ネタバレあり)
 ソフトウェアメーカーのエンコムに努めていたケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は“スペースパラノイド”というゲームを開発するが、それを同僚のデリンジャーに盗まれてしまう。デリンジャー(デイヴィッド・ワーナー)はスペースパラノイドを自分が開発したとして発表するが、園ゲームは瞬く間に大ヒットする。その功績が評価され、とんとん拍子に昇進し、ついには社長にまで上り詰める。
 一方、フリンは会社を辞め、ゲームセンターを経営する。その一方でスペースパラノイドをデリンジャーが盗んだという証拠を集めるため、夜中にエンコムのコンピュータをハッキングしようとする。しかしMCP(マスター・コントロール・プログラム)というデリンジャーが開発したセキュリティソフトによって守られており、その証拠を見つけられずにいた。
 ある日、偶然フリンのハッキングを知ったアラン(ブルース・ボックスライトナー)は恋人のローラ(シンディー・モーガン)と共に、フリンの元を訪ねる。自分たちがフリンのハッキングを知ったのだからデリンジャーもすぐに気がつくと忠告しに来たのだ。しかしフリンは社内の端末からならエンコムのサーバーにアクセスできると考え、2人に協力してくれるように頼み込む。最初は断る2人だが、デリンジャーがフリンのソフトを盗んだことを知り、フリンに協力することにする。
 3人はエンコムの重厚な裏口の扉(←トロン・レガシーを観る予定の人はここちょっとだけ重要)から忍び込む。フリンはローラの端末からエンコムのサーバーに入ろうと試みるが、侵入を察知したMCPは、実験段階の物質転送装置を起動し、フリンを分子に分解し、そのデータをコンピュータに入力する。コンピュータ内部に送り込まれたフリン、その世界はMCPによって圧制されていた。世界中から集められたプログラムは擬人化され、優秀なプログラムを見分けるため“ゲーム”と称して戦わせていたのだ。この世界ではすべてのプログラム(人)はディスクを持っている。そのディスクにはすべての記憶が記されている一方、ゲームでは武器にもなる。
 この世界でフリンはアランにそっくりのプログラム・トロンを見つける。そのトロンはMCP破壊のためにアランによって作られたプログラムだったが、その試みは失敗し、MCPに捉えられていたのだ。フリンとトロン、そしてゲーム中に知り合ったラム(ダン・ショア)はゲームの途中、隙をみて逃げ出す。しかし追っての攻撃によってラムは死亡してしまう。生き残ったフリントアランも離ればなれになってしまう。
 トロンはローラそっくりのヨーリの協力を得て、ユーザーと交信の出来る入出力タワーへと向かう。一方、フリンは壊れた監視機に乗り込み入出力タワーを目指す。
 トロンは入出力タワーでユーザからMCP破壊のためのデータをもらい、フリント合流してソーラー船で中枢を目指す。しかし追っ手に捕まってしまう。なんとか逃げ出した3人はMCPを破壊すべく戦いを挑む。
 無事にMCPを破壊し、現実社会に戻ったフリンはスペースパラノイドの権利を得て、エンコムの重役に就任する。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 なにげにこの映画すごくない?もちろん30年近く前の映画ですから今観ると、なんだこれ?っていうくらいちゃっちいですけど。だってファミコンの発売が1983年ですよ。ファミコンも発売されていない時代に、あんなバイクを使ったゲームとか、敵の監視機を撃つシューティングゲームがあるんですよ。まぁ、スペースインベーダーが1978年なので、そう言うゲームがあることは不思議じゃないんですが、コンピュータの中に入るとか、プログラムを擬人化して戦うとか、その発想がすごい。まだメモリ容量は数キロバイトの時代ですよ。デジカメの写真を1枚すら保存できないんですよ。当時はメモリーが64Kbytesあったら何でも出来ると思われていた時代、1MBytesなんて何に使うの?という時代。今や1TBytesだってすぐに使い切ってしまうのに。30年ってすごいんですね。この映画を観て改めて思いました。
 ちなみに余談ですが、1978年に作られたスペースインベーダーは社会現象にもなったそうで、世の中から100円玉不足になるほど人気になったとか。また今ではトラックの後ろにリフトがついていて荷物の上げ下げが自動で出来るようになっているのは当たり前ですが、これはスペースインベーダーの売り上げの100円玉が重くて腰痛を訴える作業員が多かったため、開発元のタイトーが考案したそうです。
 そしてもう一つ驚いたのが、ディズニー長編映画の最初ってリトルマーメイドだと思っていたんですが、それよりも前から映画作っていたんですね。知らなかった。。。
 と言うわけで、次はトロン・レガシーの記事を書く予定です。そちらもよろしく。

 そうそう、プログラマにとってはTRONってなじみのある言葉ですよね。BASIC時代はデバッグモードに入るための命令ですよね。(そのモードから抜けるのはTROFF。)ぼくもよくお世話になりました。そして1984年に作られたTRON OSMTRIONとかμTRONとかBTRION、CTRON、JTRONなんていろいろありましたが、ぼくはちょっとだけμTRONを使っていました。今でもNTTの交換機はCTRONを使っているのかなぁ?いろんな意味で懐かしい映画でした。





観て良かった度:●●●○○ 3点 最低1点、最高5点






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