映画:死刑台のエレベーター



 先日15連休中に観たのですが、旅行ブログを書いていたので、映画の記事が遅くなっちゃいました。と言うわけで今回は死刑台のエレベーターです。



●ストーリー(ネタバレあり)
 国防長官の来日パレードが横浜で行われる今日、ある計画をしている2人がいた。大手企業グループである手都グループ会長夫人・手戸芽衣子(吉瀬美智子)と手都会長に拾われた医師・時籐隆彦(阿部寛)だ。16時、芽衣子は時藤に電話をする。「私はいつもの店で待っている。終わったら車で来て。私は隣に乗る。そして2人はずっと一緒。」手戸は大佐から受け取った拳銃を持って手都ビルへと向かう。
 時籐は手都グループ傘下の国際医療ボランティア機構の主任医師。自分のオフィスに戻った時籐は秘書に書類の作成に集中したいからと電話の取り次ぎを止めさせる。そしてあらかじめ用意していたロープで1つ上の階の手戸会長の部屋へと向かう。そこでは手都会長(津川雅彦)が暴力団組長・神健太郎(平泉成)にこの手都ビルを渡せと脅されていた。
 時籐は組長が帰ったのを確認し、会長室へと入っていく。そして手にした拳銃で会長を自殺に見せかけ殺害する。
 秘書に見つからないようにオフィスに戻った時籐は秘書と一緒にビルを後にする。ところが時籐は時間内にロープを片付けられなかったためビルの裏口から再度オフィスに入りロープの片付けをする。ところが手都ビルは5時過ぎに主電源が切られる決まりとなっており、警備員(笹野高史)によって電源が切られてしまう。時籐が乗っていたエレベーターも止まり、閉じこめられてしまう。

 一方、パレードの警備を担当していた交番勤務の警官・赤城邦衛(玉山鉄二)は暴力団のチンピラに暴行を受け、銃をとられてしまう。赤城はチンピラを尾行し、その銃が神に渡されたことを確認する。そして手都ビル裏口に止めてあった時籐の車を盗んで恋人の松本(北川景子)神を尾行する。
 芽衣子はカフェで時籐を待つが来ない。ふと外を見ると時籐の車を見かける。しかも助手席には若い女が乗っていたのだ。心配になった芽衣子は時籐の携帯に電話をかけるがつながらない。芽衣子は手都ビルに向かい、たたずむ。そんな時、手都グループの社員に話しかけられる。彼は芽衣子と時籐の関係を知っており、芽衣子に関係を迫る。雨が降り出し、芽衣子はずぶ濡れに。そんな彼女は大佐がやっているバーへと向かう。
 一方、時籐はエレベーターから抜け出そうとするが出られない。
 赤城は神を追って箱根のコテージへと向かう。神の恋人の中井翔美(りょう)は赤城の昔の恋人なのだ。そこで話がこじれてしまい、赤城は神と中井を殺してしまう。赤城と美加代はコテージを去って美加代のアパートへと向かう。そこで美加代は赤城をワインボトルで殴って殺し、自分も毒を飲んで心中を図る。しかし失敗。
 翌朝、神と中井が遺体で発見され、時籐の車が目撃されたことで時籐が重要参考人として手配される。一方、警察は神と手都の関係を突き止め、会長に話を聞くために手都ビルを訪れる。ビルの主電源が入れられ時籐はエレベーターから出るが、自分の車がないことに気がつく。時籐はぼろぼろの格好で待ち合わせ場所であるカフェへと向かうが、店員に通報され暴力団組長殺害容疑で逮捕されてしまう。一方、手都会長を訪ねてきた警察は、会長が自殺しているのを発見する。
 目をさました赤城と美加代は、神と中井と撮った写真のフイルムの現像を箱根の写真館に出していることを思い出す。それが見つかれば自分たちが神殺しで捕まってしまう。赤城はそのフイルムを取り戻すために箱根に向かう。
 一方、芽衣子は時籐の助手席に乗っていた女性が手都ビル近くの美容室・クレオに勤務する美容師であることを突き止め、美加代のアパートへと向かう。そして赤城を尾行し、箱根の写真館へと向かう。
 自分がエレベーターに閉じこめられている間に何が起きていたのか全く知らない時籐は、身に覚えのない殺人の容疑をかけられ取り調べを受ける時籐。エレベーターに閉じこめられていたと言っても信じてもらえないでいた。
 そんな時、箱根署を尋ねていた横浜署刑事の柳町(柄本明)は、写真館に目をつけ、そこへ向かう。
 現像された写真に写っていたのは、赤城と美加代、神と中井の4人。神殺しの容疑は赤城に向けられ、時籐の容疑は晴れた。しかし同じフイルムに写っていたのは時籐と芽衣子、幸せそうな2人。柳町は会長は自殺ではなく時籐が殺したことに気がつく。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 予告編を観て惚れ込んでしまい観に行ってきました。最初はどうなるんだろう?と期待していたのですが、あり得ない展開に飽き飽き。中盤からだんだん退屈さに苦痛になってきました。
 最初は赤城の挙行。神の居場所を突き止めるのが目的だったのか、あまりにも無計画。時籐の行動も完全犯罪になるはずだったみたいなことが宣伝されていますが、なぜ主電源が切られる時間なのを知っているのに階段を使わなかったのか。しかもエレベーターって電力の供給がなくなると恐らく1階に自動で降りて解放されるはずですし、非常電話もない。主電源が切れて閉じこめられるようなエレベーターは日本では違法になるんじゃないですかね。非常電話で通報したら殺害がバレる思ったのかと思ったのですが、ロープで逃げたら指紋からやっぱりばれるし・・・。
 赤城のカーチェイスも最初はギアを動かせないくらい手が痛んでいたのにカーチェイスできるか?睡眠薬なのか錠剤はあんなに簡単に溶けないし、どう考えても美加代が飲んだ量で死ねるとも思えない。そもそも美加代はお客さんの車を奪っただけでなく、時籐の携帯を捨てたり・・・。車ならまだ暴力団を追うのに必要だったから借りたと言えばいいけど、携帯捨てるとは。
 クレオの店長だってあんなにヒステリックに住所教えろと言われて教えるなよ。警察呼べよ。あんな簡単に部下を裏切る上司の下では絶対に働きたくないですね。他の美容師が「店長、教えちゃったんですか。」って言いますが、全くその通りですよね。
 主役の4人の行動はすべて何かおかしい。これほど映画の世界に入り込めない映画も珍しい。まだ火曜サスペンスの方がおもしろかった。
 1つだけおもしろかったのは、大佐が芽衣子に関係を迫った社員を殴るところ。あそこだけはすっきりしましたね。




観て良かった度:●○○○○ 1点 最低1点、最高5点






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