映画：プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

まだWindowsが一般的になる前、パソコンと言えば日本ではPC-9801が主流でした。その時はまっていたゲームが初代プリンス・オブ・ペルシャ。当時のパソコンにしては主人公のなめらかな動きや効果音が軽快でかなりはまったアクションゲームでした。（こちらで遊べます。） 　“時間の砂”をはじめとする続編はやったことがないですが、そんなゲームが原作の映画プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂を観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　市場で王の前に飛び出した子どもを処刑しようとした兵士から救った少年。その少年は追ってくる兵士らをあざ笑うように市場を逃げる少年を見たシャマラン王は、彼を養子にすることにした。
　その少年・ダスタンも成長し、兄らと一緒に軍を率いる存在になっていた。シャマラン王の弟で高官であるニザムがスパイからアラムートの都で我らの敵国に武器を販売していると情報を得た。それを聞いた彼らはアラムートに攻め込むことにする。
　先頭を任された兄を見返してやろうとダスタン（ジェイク・ギレンホール）率いる部隊は先に都に乗り込む。あっという間にアラムートを占領した彼らは、王女タミーナ（ジェマ・アータートン）を兄の嫁にしようとする。
　一方、ニザムに渡されたローブを戦利品としてシャマラン王に贈るように言われたダスタン。しかしそのローブを着た王は死んでしまう。王殺害の容疑をきせられたダスタンはタミーナを道連れにアラムートから逃げ出す。
　タミーナがついてきた理由はただ一つ。アラムートに伝わる短剣だ。ダスタンが奪ったその短剣には時間を戻す能力があったのだ。ダスタンからその短剣を奪い返して逃げようとするタミーナだが、ひょんなことからダスタンがその短剣の力を知ってしまう。もしその力を使えば陰謀を企てた犯人を暴き、さらに王が殺される前に戻すことが出来る。
　ダスタンはその短剣を持ってアラムートへと戻ろうとするが、短剣がその力を発揮するためには“時間の砂”が必要だ。
　アラムートに戻ったダスタンはニザムに助けを求めるが、すべては彼が企てた計画だったことを知る。しかもニザムは時間の砂を見つけていた。アラムートは先回りして時間の砂を手に入れることが出来たが、兄に捕まってしまう。ダスタンは、俺を信じて欲しいと言い残して、短剣で自分を刺してしまう。戸惑った兄はダスタンが言い残した通り短剣のボタンを押すと、なんとダスタンが死ぬ前に戻った。ニザムはこの時間を戻す短剣を手に入れるためにアラムートに攻め入り、王を殺したのだというダスタンを兄も信じた。
　そして今は亡きシャマラン王を助けるため、ダスタンはさらに時をさかのぼる。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　心地よいテンポで進むストーリーはまるでアトラクションに乗っているかのよう。臨場感と休む暇のない展開。ストーリー自体にひねりはないので展開が早くても置いていかれて？？？となることはない安心感ははさすがディズニー映画。これぞアドベンチャー映画です。
　ところが。。。見終わったあとは素直に「あ～、おもしろかったぁ～！」と思っていたのですが、記事を書こうとして思いだしたら、あまり印象に残っていないんですよね～。まぁ、もともと何か心に残るストーリーというわけではないので、アドベンチャー映画とはそういう運命なんでしょうけどね。
　一つ残念なのが、何かあっても時間戻せるんでしょ。と言うのがあって、ダスタンが自害しても別に驚きもなにもしなかったんです。う～ん、ちょっと残念。
　最後に・・・。
　タミーナも攻め込まれる前に戻せばいいのにね。そして大量破壊兵器があるぞ～！とイラクに攻め込んでみたものの、未だに大量破壊兵器を見つけられないアメリカも時間を戻せたらよかったのにね。

p.s.
　記事を書く時「だすたん」で変換したら「出す痰」と変換されてしまいました。ちょっと汚いなぁ。

観て良かった度：●●●●○ ４点　最低１点、最高５点

• プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂公式サイト
  
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• プリンスオブペルシャゲーム
  
• プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 オリジナル・サウンドトラックCD（←試聴可）
  
• マイク・ニューウェル（監督）
  
• ジェリー・ブラッカイマー (プロデューサー)
  
• ジェイク・ギレンホール(ダスタン王子 役)
  
• ジェマ・アータートン(タミーナ王女 役)
  
• ベン・キングズレー(ニザム 役)
  
• アルフレッド・モリナ(シーク・アマール 役)
  
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Comments

[みぃみ]

こんにちは(^^)。トラックバック、ありがとうございました<(_ _)>。

ＰＣ９８の記載に反応しちゃいました～。
私は、当時Ｘ－１ターボ持っていて、どっちが時代を制覇するか！なぁんて可愛らしい争い（笑）、していました。

プリンス・オブ・ペルシャ。。。最新技術を駆使した昔ながらの王道映画！って感じで、かなり楽しみました。

ザッツ、エンターテイメント♪だと思いまする。

[よしな]

みぃみさん、こんばんは。
X1ターボありましたねぇ～！懐かしいです。
小学生の頃、友達が買ってもらったX1に憧れて、親にせがんでPC9801を買ってもらいました。
あの時、パソコンを買ってもらえていなかったら、今の仕事していなかったかもしれないなぁ～。（プログラマーです。）

みぃみさんのおっしゃる通り、これぞエンターテイメントムービーって感じで楽しかったですよね。

[冨田弘嗣]

トラックバック、ありがとうございます。こちらから反映しなくてごめんなさい。

　書こうとすると何も残ってない･･･気持ちわかります。私も高い得点をつけたのですが、書きながら何も残ってないなと思いました。その時が楽しかった、楽しかった記憶･･･そういう映画もなかなかいいものです。楽しいはずなのに、つまんない大作も多すぎますから。

[よしな]

冨田弘嗣さん、こんばんは。
こちらこそ、一方的なTBになってしまってすみません。
そうですね。見た時はディズニーランドやユニバーサルスタジオのアトラクションに乗っているかのように楽しい映画でした。これぞエンタメという映画です。
アトラクションに乗って、家に帰ってからもそのスリルなどが心に残っている必要はありません。映画も心に何かがずっと残っている映画が一概に良い映画というわけでもなく、この映画のようにその場が楽しければ、それだって間違いなく良い映画のひとつです。
そう言う意味では、この映画はとても楽しめた良い映画だと思います。