ミュージカル:サウンドオブミュージック
前回のミュージカルが3月のクレイジー・フォー・ユーだったので、今年はちょっと少なめですね。 |
●ストーリー(ネタバレあり)
第二次世界大戦目前の1938年のオーストリア。ナチスドイツは同じドイツ語を使う民族という理由でオーストリアを平和的統合を行い、第三帝国を築こうとしていた。
そんな時代、修道院で修行中のマリア(井上智恵)は歌が大好き。いつも修道院を抜けては近くの山へ歌いに出かけていた。この日も門限に間に合わずに帰れずじまい。翌日、先輩修道院に怒られます。修道院長(秋山知子)も実は歌が大好き。修道院には向いていないマリアに、トラップ大佐(鈴木綜馬)のもとで子供たちの家庭教師をすることを勧める。
修道女になることが自分の務めと思っていたマリアだが、渋々トラップ大佐のもとへと向かう。
妻を亡くし、7人の子供たちを育てている大佐。その躾はまるで軍隊そのもの。名前ではなく笛で呼び、行進が乱れるものなら叱られる。遊びも歌も知らない子供たちだった。マリアは大佐から笛を渡されるが、マリアは笛ではなく子供たちを名前で呼ぶ。
新しい家庭教師にいつものように嫌がらせをする子供たち。ほとんど家にいない大佐だが、新しい家庭教師が来る時だけは家に戻るのだ。子供たちは父親に会いたいがために家庭教師に嫌がらせをして新しい家庭教師が来るのを楽しみにしているのだ。
長女のリーズルはもうすぐ17歳。時々家を抜け出しては恋人のロルフ(飯田達郎)と会っている。この日も夜にハシゴを使ってそっと帰ってくる。大佐に言いつけず、優しく新しい服を手渡すマリアに「新しい家庭教師もいいかも。」と言う。さらに雷鳴がとどろき、怖がった他の6人の子供たちもマリアの部屋にやってくる。マリアは怖さを紛らわすために歌を歌おうと言うが、子供たちは歌を知らない。そこで歌のドレミから教えるマリア。子供たちも次第にマリアに心を許していく。
大佐にはエルザ(坂本里咲)という婚約者がいた。大佐が彼女を家に連れてくると、子供たちは歌を歌う。エルザはその歌に感動する。これまでマリアの教育に反対だった大佐は、自分が間違っていたことに気がつく。歌を聴くと、前の妻のことを思い出すのだ。
トラップ家でエルザのために開かれた舞踏会。マリアと10歳の二男・クルト(川原一輝)がマリアと踊っている姿を見て「そんなんじゃダメだ。見てなさい。」とクルトに代わって大佐が踊り始める。そんな姿を見て三女のブリギッタ(髙地杏美)は二人が惹かれあっていることに気がつく。その事をマリアに言うと、マリアは自分の気持ちの変化に戸惑い、大佐にも何も言わずに修道院に戻ってしまう。
修道院に逃げてきたマリアを修道院長が怒ります。「自分の道は自分で探すように。」と。
一方、子供たちはマリアがいなくなり、元気がない。大佐もマリアがいなくなって寂しがるが、着々とエルザとの結婚を進める。しかし、大佐は反ナチス派。一方エルザはナチスがオーストリアを統合するのに時間がかからない。祖国がドイツに統合されるのは悔しいが逆らってもそんなだけ。うまく立ち回らないとと大佐を説得する。大佐はどうしても祖国を裏切れないとエルザとは別れることを決意する。
修道院長に言われ戻ってきたマリアは子供たちに大佐がエルザと結婚することを聞き、お祝いをいいに駆けつける。しかしちょうど大佐がエルザに別れを告げたところだった。
大佐とマリアはお互いの気持ちを確認し、修道院で結婚をする。そして二人はハネムーンへと向かう。
二人のいない間、大佐の親友のマックス(勅使瓦武志)が、音楽祭にトラップ一家合唱団と称して子供たちをエントリーしてしまう。戻ってきた大佐がそれを知り怒るが、ちょうどその時ロルフが大佐に召集令状を持ってきた。
大佐達がハネムーンに行っている間にナチスドイツはオーストリアを併合し、第三帝国が成立したのだ。反ナチスでナチスの旗を掲げていないトラップ大佐を従わせようとしているのだ。
マックスが「合唱祭に出るので召集はもう少し待って欲しい。」と上層部に掛け合い、合唱祭が終わるまで猶予をもらった。そして合唱祭、トラップ一家合唱団がエーデルワイスを歌う。そしてマックスは「トラップ一家合唱団が歌えるのも今宵限り。大佐は合唱祭が終わったらその足で軍に向かうのです。そこで審査発表までアンコールを歌ってもらいたいと思います。」といい、子供たちが「さようなら、ごきげんよう」を歌い、一人ひとり舞台をあとにする。
そして発表。3位、2位と発表され、いよいよ優勝が発表される。1位はトラップ一家合唱団。しかし彼らは舞台の上に二度と現れることはなかった。マックスは大佐を逃がした罪で逮捕されてしまう。
大佐達は修道院の庭の物置に隠れるが、軍の追っては修道院までやってきた。その中にはロルフの姿も。ロルフに見つかってしまうが、リーズルの姿を見たロルフは上に「異常なし」と伝え、軍は修道院を去っていく。
そして修道院長に見送られ、スイスに亡命するために山を越えることを決意する。
※括弧内は鑑賞日のキャストで、別の日は別のキャストが演じている場合もあります。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
昔テレビで映画版のサウンドオブミュージックを観た記憶があるのですが、舞踏会で子供たちが去っていく「さようなら、ごきげんよう」と「ドレミの歌」しか記憶がなく、ストーリーも覚えていませんでした。
が、やっぱり名作と言われるだけ有りますね~。涙がこぼれ落ちました。やっぱりアンドリュー ・ロイド・ウェバーですね~。音楽はもちろんストーリーも感動します。もちろんソレを演じている井上智恵さんをはじめ、キャストがすばらしい。子役も会報誌を読むと大人に負けないくらいの練習や役について考える時間がとられたそうです。
この物語、脚色がされているものの史実をもとに作られているんですって。知りませんでした。
舞台が終わってカーテンコール。そろそろ9時だけど大丈夫なのかな?と思っていたら、カーテンコールで「お気づきの通りここには6名の俳優がおりません。日本の法律では9時を過ぎると劇場をあとにしなければなりません。ここにいない俳優達にももう一度盛大な拍手を!」とアナウンスがあり、「あ~~!」という声と共に盛大な拍手が起きました。あれ?6名?リーズルは?リーズル役の谷口あかりさんは26歳なんですね。10歳若い役ということですね。年の差と言えばマリア役の井上智恵さんも40歳らしいので、役との年の差がありますね。っていうか僕より年上??!!それはちょっと驚きでした。
ちなみにカーテンコールでスタンディングしたのは僕と数名のみ。平日のお客さんはノリが悪いなぁ~。とってもよかったのにぃ~。今度は隣の人に一緒にスタンディングしましょう!と声をかけてみようかな。もう一度みたい作品でした。
観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点 |
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この記事へのコメント
恥ずかしながら、どうやら間違えてTBを飛ばしてしまったようです。。お手数おかけいたしますが、ナイトミュージアム2のTBを削除していただけますでしょうか??
お~、ホントだ。トラックバックはチェックしているんですが、いつもトラックバックをしてくれているブログからのTBはあまりチェックしていないので気がつきませんでした。
時々やっちゃいますよね~。お言葉に甘えて削除させていただきました。
それでは今後ともよろしくです。