映画：パラノーマル・アクティビティ

公開前、公式サイトで公開された着信音が怖すぎると苦情モデルほどのホラー映画。制作費は1万5,000ドルで興行収入１億ドル！そんな映画パラノーマル・アクティビティを観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　平凡な一軒家で幸せに暮らす若いカップル、ケイティ（ケイティ・フェザーストーン）とミカ（ミカ・スロート）。置いたところに鍵がない。毎晩寝付いたあとに家の様子が寝る前と違っていることに気がつく二人。少女の頃から不思議なことが起きているケイティは今回のことも自分が原因ではないかと心配する。一方、恋人のミカは何が起きているのか、ビデオカメラで寝たあとのことを撮影することにする。

　ある夜、夜中にミカが起きるとケイティがベッドにいない。心配したミカが探すとケイティは外で寝ていた。しかも彼女は自分が歩いて外に行ったことを覚えていないという。ケイティはその“何か”はビデオで撮影されることを嫌がっているような気がし、撮影することをやめようと言う。しかしミカはケイティの忠告に耳を傾けず、家と愛するケイティを守るためカメラを回し続ける。
　ケイティはこれが人間の仕業ではないと予感し、霊能力者を呼ぶ。しかし彼は死者との交流が専門で、ケイティのような問題には対処できないと、知人の霊能力者を紹介する。バカバカしいと言うミカだが、ケイティはその霊能力者に電話するが留守で電話がつながらない。
　一方ミカは霊と交信するためのボードを知人から借りてくる。しかし一人目の霊能力者が絶対に使うなと忠告したものだった。ケイティはその忠告を無視したミカに腹を立てて家を飛び出してしまう。心配したミカが後を追うが、二人が戻るとそのボードは燃えていた。
　ミカは寝る前にベッドの前に粉を撒いた。もし何かあれば足跡が残るはずだ。いつものように気配を感じて目をさますとそこには獣のような足跡が残されていた。その足跡を追ってミカが天井裏に行くと、自分でも忘れていた子どもの頃のケイティの写真があった。こんなものがあるわけがない。恐れるケイティ。
　そして次の夜。何ものかがケイティをベッドから引きずり出し１階へと連れて行く。ミカが後を追うが悲鳴が聞こえる。ケイティはミカを投げ飛ばす。
　翌朝、ミカの死体が発見されたが、ケイティは行方不明だ。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　まずは謝ります。ごめんなさい。おもしろいかつまらないかは別にして、まぁそこそこ怖い映画なんですが、上のストーリーを書いたあと読み返しても怖さのかけらも表現できていないですね。自分の文章力の無さが恥ずかしいですね。
　そこそこ怖いのですが、おもしろいわけではないし、見終わったあとすっきりする映画でもない。何とも中途半端な映画のような気がします。前評判が結構あっただけに期待して観に行った方も多いと思いますが、そう言う意味では期待はずれです。
　なぜか。まず何も解明されないということ。布団がフワッとなったり、物音だったり、なぜ鍵を動かすのか。。。“何か”は霊と交信するボードにメッセージを残したのかと思いきや、重要じゃないし、屋根裏の写真も何を意味しているのかさっぱりわからない。白い粉を撒いて足跡を残すけれど、そんな部屋でまた寝られる？何もかもがその場凌ぎなんです。そうかと思うと、定番、お約束のことは守る。霊能力者が出てくるとどの映画も必ず男は必ず反対する。そして女が嫌がること、例えば霊能力者に突っかかったり、やっちゃダメと言うことをやったりして女を怒らせるのも定番。
　この映画で一番驚いたのは、エンドロールがないこと。
　そんなわけで、なぜこの映画がそんなにヒットするのか不明です。

　ところでパラノーマル・アクティビティ公式サイトでは試写会で観ている人の様子を暗視カメラで撮影した映像が公開されています。僕が観た時も平日のロードショーなのにかなりの人がいたのですが、この映像のように目を背けたり声を出したり、のけぞったりして怖がっている人はいなかったと思います。ああいうのってやらせなんですかねぇ？
　アメリカでは今年の10月くらいに続編が公開される予定のようですが、どんな感じのものになるんでしょうね？低予算ホラーとしてはやはり今年公開予定のSAW VII 3Dの方がどちらかというと期待かな。

観て良かった度：●●○○○ ２点　最低１点、最高５点

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Comments

[瀧]

この手の怖いのって、音で驚かせているだけなのでは？って気がして意図的に見てない気がしますね
別のところに怖さがあればまたちょっと違う気がするのですが･･･
ということを言い訳にして怖いのは見に行ってません^^;

[よしな]

瀧さん、コメントありがとうございます。
アメリカのホラーって大きな音や急に何か出てくるとか、怖いと言うよりも脅かす作品が多いですものね。でもこの映画はそう言う脅しではないんですが、やっぱりあんまり怖くなかったですよ。

[シムウナ]

TB有難うございました。
アメリカで大ヒットした低予算映画として
期待大で観賞しました…固定カメラで
撮影された寝室が日を追うごとに変化していくのは
引き込まれました。最後の2～3分の無音状態が
すごく気になりました。
一番怖いのは予告編でした（笑）

今度、訪れた際には、
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もし、見た映画があったらぽちっとお願いします！！

[よしな]

シムウナさんこんばんは。
寝室は日々変わっていきましたが、男性のTシャツは2日間同じTシャツでした。下着は毎日着替えようよ～と想ったのは僕だけでしょうか(笑)。