映画:ティンカー・ベルと月の石
前作の記事はこちら。 |
●ストーリー(ネタバレあり)
ピクシー・ホロウではもうじき秋。妖精たちは木の葉を色づかせたり、畑の作物を実らせたり、渡り鳥を渡らせる手伝いをしたりと大忙し。ティンカーベル(声: メイ・ウイットマン、吹き替え:深町彩里)たちもの作りの妖精たちはそのための道具を作っています。
ティンカーベルは持ち前の発想力でいろいろなものを発明。今日は友達のテレンス(声:ジェシー・マッカートニー、吹き替え:細谷佳正)とトランプとゴムで作った船の進水式。しかし、速度が早すぎて制御が出来ず、木に当たって壊れてしまいます。
そんな時、ティンカーベルはクラリオン女王(声:アンジェリカ・ヒューストン、吹き替え:高島雅羅)から呼び出しをくらいます。今日はなんのことで怒られるんだろう?びくびくしながら女王の元へと向かいますが、そこにはフェアリーメアリー(声:アメリカ・フェレーラ、吹き替え:坂本真綾)と秋の大臣(声:ジョン・ディマジオ、吹き替え:稲葉実)がいました。
毎年、秋を祝うお祭り「秋の祭典」が開かれているのだが、今年は8年に一度“青い満月”が昇る記念すべき年。青い満月の光を“月の石”を通して妖精の粉の木に照らすと、妖精の粉の源となる“青い妖精の粉”が生まれます。毎回、月の石を納める“聖なる杖”を作るのですが、なんと今年はティンカーベルがその大役を仰せつかることになったのです。怒られると思っていたティンカーベルは名誉ある大役に大はしゃぎ。
しかし、フェアリーメアリーも1つ心配がありました。失敗してはかんしゃくを起こすティンカーベルが貴重な月の石を壊さないかと言うことです。月の石は2つとしてないとても貴重なもの。しかもそれがなくなってしまえば妖精の粉が作れなくなってしまうのです。フェアリーメアリーはティンカーベルにくれぐれも大事に扱うように特技を刺します。ティンカーベルが聖なる杖を作ることになったことを知ったテレンスはその手伝いを申し出ます。と言うのも妖精の粉の番人であるテレンスは月の石は聖なる杖について詳しいからです。次の日からティンカーベルとテレンスは杖作りに専念します。しかしお節介なまでに手伝いや口出しをするテレンスにイライラ感をつのらせるティンカーベル。とうとう切れてテレンスと口論してしまいます。その弾みで完成間際だった聖なる杖が壊れてしまいます。
激怒したティンカーベルはそれをテレンスの所為にして追い返してしまいます。しかもいつものかんしゃくで月の石まで粉々になってしまいます。妖精の命の源と言っても過言ではない月の石が壊れてしまい、ことの重大さに愕然とするティンカーベル。粉々になった月の石を1つ1つ修復させようとしますがうまくいきません。
ティンカーベルはフェアリーメアリーに報告しようと彼女のいる劇場に向かいます。しかしなかなか言い出せず、しかもその場の雰囲気に流されて「インカンタの魔法の鏡」という芝居を観ることに。
インカンタの魔法の鏡は実在する鏡。3つの願い事を叶えてくれる鏡ですが、遙か昔に海賊に盗まれて、その海賊が2つの願いを使ってしまったのです。1つの願い事を残した魔法の鏡は海賊船と共に沈んだというのです。ティンカーベルはその魔法の鏡で壊れた月の石をなおそうと考えます。しかし海賊船が難破したのはネバーランドの遙か北。そこまで飛んでいく妖精の粉はありません。妖精の粉をもらおうにもケンカしたテレンスに相談もできません。そこでティンカーベルは綿毛を使った気球を作り、北へと向かいます。途中、蛍の子ども・ブレイズと知り合い、一緒に北へと向かうことになります。
途中、トロールの橋では2人のトロール(吹き替え:青野武、緒方賢一)が番をしています。通してとお願いしても通してくれないトロールですが、この2人はいつもケンカしてばかり。でも魔法の言葉「ごめん」でいつもすぐに仲直りします。そんなトロールの隙をみて先に進むティンカーベルたち。
何とか海賊船を発見したティンカーベルですが、気球は風で飛ばされ、食料も帰りの妖精の粉もなくなってしまいます。しかも海賊船には怖いネズミたちが住んでいます。恐る恐るティンカーベルとブレイズは鏡を探します。一方、ティンカーベルとケンカしたことが気になるテレンスはフクロウに相談しに行きます。フクロウに話して自分から謝ろうと決意したテレンスはティンカーベルの家に向かいます。しかし家はもぬけのから。不思議に思ったテレンスはティンカーベルの家に月の石のかけらが転がっているのを見つけます。そして気球の設計図も。テレンスはティンカーベルが魔法の鏡を求めて北に旅だったことを知って後を追います。
なんとか鏡を見つけたティンカーベル。これで月の石が直せる。ブレイズも魔法の鏡が珍しく羽音を立ててのぞき込みます。願い事を言おうとしますがブレイズの音が気になって願い事が言えません。「ブレイズ。静かにして!」ティンカーベルがそう言うと。急に周りが静かになります。
最後の願いが叶ったのです。「うそうそ。今のはなし。」しかしもう時すでに遅し。3つ目の願いを叶えた魔法の鏡はただの鏡になってしまいます。
力を落とし膝をつくティンカーベルが「テレンスがいてくれたら。。。」そうつぶやきます。「いるよ。」テレンスの声が聞こえますが、ティンカーベルは幻聴であると思います。実際にすぐ後ろにテレンスがいることを知ったティンカーベルは大喜び。杖が壊れたことも、月の石が割れたのも自分が悪いことに気がついたティンカーベルはテレンスにことの全てを話し、謝ります。テレンスも謝りますが、ネズミたちに追われ、2人と1匹はなんとか海賊船を脱出します。
そこには風で飛ばされた気球がありました。そう、テレンスが見つけてくれていたのです。一行は気球に乗り込み、テレンスが妖精の粉をかけると・・・。気球は静かに浮き出し、ネバーランドへと帰ります。
しかし月の石を元に戻せずしかも秋の祭典までもう時間がありません。テレンスとティンカーベルは気球の中で、割れた石を杖につけます。暗い気球でブレイズもおしりの光で手伝います。秋の祭典の会場では、親友の植物の妖精・ロゼッタ(声:クリスティン・チェノウェス、吹き替え:豊口めぐみ)、光の妖精・イリデッサ(声:レイヴン・シモーネ、吹き替え:園崎未恵)、水の妖精・シルバーミスト(ルーシー・リュー)、動物の妖精・フォーン(声:アメリカ・フェレーラ、吹き替え:坂本真綾 )らも、蝶の舞や花火などを準備してティンカーベルが聖なる杖をもって登場するのを待っています。しかし、フェアリーメアリーは全然姿を現さないティンカーベルにやきもき。
そんな時、気球からさっそうと登場するティンカーベル。フェアリーメアリーや秋の大臣らに案内されて壇上へ。そこでティンカーベルは今年の聖なる杖を披露します。会場からは驚きの声が。フェアリーメアリーは驚きのあまり倒れてしまいます。それもそのはず。月の石が粉々なんですから。
ちょうどその時、青い月が昇りはじめます。その光は聖なる杖に付けられた海賊船で見つけた宝石で増幅され、割れた月の石で反射して妖精の粉の木に降り注がれます。その光景は水面息を呑むほど美しいものでした。次の瞬間、青い妖精の粉が降ります。その量は今までの年とは比べものにならないほど。秋の大臣もクラリオン女王も、そしてフェアリーメアリーも喜びます。今までで一番の秋の祭典になったと。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
冒頭に書いたように2週間も前の映画なので正直色あせて来てしまっています。。。ごめんなさい。
見た時は見て良かった度は5点にしようと思ったのですが、前作が4点だったので、それ以上ではないと思い4点に修正です。
まるで絵本の中に入ったような感じなのは、前作から監督が替わっても同じ。今回のクレイ・ホール監督は前作のブラッドリー・レイモンド監督よりも経験が浅いようですが、監督が替わったことに気がつきませんでした。
今作のテーマは友情だと思うのですが、ちょっと説教臭い感じがしましたね。それに月の石を割ってしまったことを報告でしなかったティンクも、それでいいのか?青い妖精の粉が今までより多かったからって割ったことに対するお叱りもなし。結果オーライか?それでいいのかなぁ?とちょっと疑問も残ります。
ちなみに原題は“Tinker Bell and the Lost Treasure”つまり“ティンカー・ベルと失われた宝”ですが、原題の方が含みがあってよかったと思いますが、僕だけでしょうか。ちなみにアメリカは劇場公開ではなく、DVDとBlu-rayでの発売のようです。
子供向けディズニー映画ですが、たまにはこういう映画を観るのも和めていいですよ。
観て良かった度:●●●●○ 4点 最低1点、最高5点 |
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