ミュージカル:キャッツ 3回目(横浜公演前日の最終リハ)




 今年5月3日に東京・五反田で千秋楽を向かえた劇団四季のミュージカルキャッツ。明日、11月11日から横浜で再び始まりますが、その1日前に最終リハーサルの招待券をいただき、観に行ってきました。

 ストーリーは前々回の記事を参照。


●キャスト
グリザベラ早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン秋 夢子
ジェニエニドッツ磯津ひろみ
ランペルティーザ谷口あかり
ディミータ団こと葉
ボンバルリーナ西村麗子
シラバブ五所真理子
タントミール高倉恵美
ジェミマ金平真弥
ヴィクトリア千堂百慧
カッサンドラ蒼井蘭
オールドデュトロノミー種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー
バストファージョーンズ
村俊英
マンカストラップ芝 清道
ラム・タム・タガー阿久津陽一郎
ミストフェリーズ松島勇気
マンゴジェリー川東優希
スキンブルシャンクス岸 佳宏
コリコパット入江航平
ランパスキャット桧山憲
カーバケッティ松永隆志
ギルバート龍澤虎太郎
マキャヴィティ金久烈
タンブルブルータス川野 翔





●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 4月下旬に2回目を見た時(その時の記事はこちら。)に「3回目も観たい」と書いたのですが、まさか一般講演の前に観ることができるとは思いませんでした。

 五反田の資生堂から横浜のキヤノンへ。横浜駅を降りてルミネの方に歩いて行くと、キャッツの広告が続きます。「あっ、ここにも広告が出てる!」なんて歩いているとあっという間にキヤノンキャッツシアターにたどり着きました。

 席は1階席(横浜のキヤノンキャッツシアターは1階席しかなく、ジェリクルギャラリーもない。)の後ろから2番目の席という正直あまり良くない席でした。五反田で1階席の後ろの方だと2階席に阻まれて上の方が見えないんですが、2階席がないので全体が見渡せる席でした。後ろの方なので通路などに現れるネコたちの動きもばっちり。後ろの方の席は後ろの方で、前の席ではわからない楽しみ方というのもあるんですね。
 始まって間もなく、“ネーミングオブキャッツ -猫の名”をネコたちが語っている時、目の前にディミータが来てくれました。アルデールまたは聖女(記事はこちら。)でセクシーな女中を演じた団こと葉さんです。ドリーミング(記事はこちら。)の時も思ったのですが、骨伝導のマイクが額についていて小さくて目立たないんです。骨伝導だから他の音も拾わないし、技術の進化はミュージカルにも影響を与えているんですね~。1回目のキャッツは同じ骨伝導でしたが顎のところにマイクがあったと思います。それに比べるとホントに目立たない。

 最終リハと言っても本公演と全く同じで衣装や小道具も本物なのは当たり前。失敗しても途中で止めるわけでもなく、キャストだけでなく会場の案内係や売店まで本公演と同じです。プログラムも普通に販売しており、僕は会員価格で買うことができましたが、それ以外の人は通常価格。本公演と違うところと言えば、お客さんは招待客だけなので男性が多いこと。こんなに男性用のトイレが混んでいるミュージカルは初めてです。
 そしてもう一つ。拍手するところがわからない人が多いんです。約1000人弱の観客の中で僕が一番最初に拍手したナンバーも何曲かありましたし、“スキンブルシャンクス -鉄道猫”では毎回手拍子をするのですが、今回はシーンとしていました。この曲はエンディングでも使われているのですが、その時はネコたちが手拍子しての合図をしていました。一般公演ではないほど乗りが悪い。カーテンコールも確か3回でおまけもなし。スタンディングオベーションをしたのは僕だけ。ホントに僕だけで超寂しかったです。
 でも、今回も本当に良かったですよ。ベテラン早水小夜子(グリザベラ)の“メモリー”や種井静夫(オールドデュトロノミー)の“猫にごあいさつ”はもう圧倒の迫力。声質、声量他のネコを寄せ付けません。何度観ても涙が出そうになるくらいです。
 この曲が終わると、ネコが客席にごあいさつをしに来てくれるんですが、五所真理子さん演じるシラバブが僕らの席に来てくれ、握手をしてくれました。ネコの格好をしていてもきれいな人だなと思ったのですがプログラムの素顔の写真を見ると本当にかわいらしい人です。

 インタミの時にゴミを見て回ったのですが、キヤノンだからカメラとかが捨ててないかなぁと思ったのですがありませんでした。その代わりご当地ゴミとして“へら星人のミーオ”がありました。横浜市のゴミ減量運動のマスコットです。

 キャッツはホントにホントに何度見ても飽きません。また観に行きたいなぁ~。





観て良かった度:●●●●● 5点 最低1点、最高5点










この記事へのコメント

この記事へのトラックバック