イベント:グローバルフェスタ2009 ~本物の地雷を触ってきました~



 10/3~4に日比谷公園で行われたグローバルフェスタ2009に行ってきました。「なにそれ?」という人のために簡単に説明すると・・・。

 10月6日は国際協力の日です。開発途上国援助のための国際機関であるコロンボ・プラン(正式名称は「アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン」)という機関があるのですが、1954年10月6日、日本がそれに加盟することを決めた日です。(つまり、10/6が国際協力の日なのは日本だけです。)
 その、国際協力の日を記念して1990年から行われているイベントで、政府、国際機関、NGOの活動を広く理解してもらうことを目的に行われています。援助関連政府機関・公益法人、国際機関、大使館、青年海外協力隊関連団体、NGO団体関連 、自治体 等、約250団体が展示や写真展、公演などを行います。

 そんなグローバルフェスタに初めて参加してきました。




 まず会場に入ってビックリ!結構人が多い!こんなに人がいるとは思ってもいませんでした。参加団体も多い。一つのブースがちっちゃい!思っているのと全然違ってホントにビックリです。

 今年のテーマは環境・気候変動問題ということで、こんなものも展示されていました。写真が小さくて見えづらいですが、アルミ箔で作られたパラボラアンテナの真ん中に黒いやかんが載せられています。太陽光でお湯を沸かす装置ですね。

 国際協力、地球環境、戦争、貧困、人権などなど、そう言った本を集めて売っているブースもありました。気になった本は

  • 徹底解剖100円ショップ
     誰がトクするのか、安さの秘密、原産地域への影響や労働環境の問題などに焦点を当てた本。
  • 日本の子どもは何をして働いているの?
  • 地雷ではなく花をください
     地球にある地雷1億1,000万個。地雷の被害者1日70人。そんな恐ろしい兵器のかわりに花を植えることができたらどんなにすてきなことだろう。。。絵本ですが、心にずしんと来る絵本です。
  • いまあなたにできる、50のこと
     社会貢献なんて言うと大きくて無理と思ってしまうかも知れません。大げさに考えず小さなことからはじめられる50のできることを集めた本です。

 他にもたくさん興味のあった本はありますが時間がなかったので以上。

 時々当ブログのアフィリエイト収入を寄付している国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)。今回のイベントを知ったのもUNHCRから送られてくるメルマガでした。

 お腹がすいたので大盛り焼きそばです。ホントに大盛り!使い捨てのパッケージのものを買うなんてエコじゃないと思いつつ、食欲には勝てませんでした。ちなみに肉が入ってない!
 他にも各国の料理もあったのですが、焼きそばを食べ終わった後に気がつきました…。
 ゴミ箱には中学生?高校生くらいのボランティアがゴミを9分類にわけていました。学校か何かで参加しているのかな?

 同じく何度も寄付のしたことのあるセーブ・ザ・チルドレンです。
 話を聞いたりしてみたいのですが、何せブース数が多すぎて1つ1つちゃんと見たり話を聞いたりできないんです。

 地雷廃絶日本キャンペーンのブースでは地雷の模型を展示し、地雷と人間クラスター爆弾なんてもういらない。などの本を販売していました。
 映画の地雷って誰かが踏んで足を離した時に爆発するじゃないですか。24 -TWENTY FOUR- リデンプションの感想でも、地雷を踏んでしまったカールを見捨てジャックや子供たちが先を急ぐシーンがあり、「地雷って何で踏んだときではなくて離したときに爆発するんだろう?映画やドラマだけの話なのかな。」って書きましたが、実際はほとんどが踏んだ時に爆発するそうで、映画やドラマのように足を離すまで爆発しないのはわずかだそうです。足を離した瞬間に胸のあたりまで跳ね上がって爆発するタイプくらいなんですって。
 ちなみに右側にある小さい地雷は1個300円だそうです。安いから大量に作って(大量に作るから安いのか)ヘリから撒くだけ。安くてリスクもないからみんな使いたがるんだそうです。
 300円の地雷を1個撤去するのに必要な金額は300ドル。撤去は危険を伴う作業ですし、約90倍もの費用がかかるんですって。

 難民を助ける会では実際の地雷も展示していました。(もちろん解体されているものです。)本物の地雷を触るなんてそうそう体験できることではないですよね。

 何度か寄付をしている国連世界食糧計画(WFP)では活動報告の一環として実際に配布されている栄養強化ビスケットなどを展示していました。

 その頃、メインステージでは国際協力機構の活動報告などを映像や音楽を交えて発表していました。じっくり聞く時間はなかったのですが、医者の人がどこかの国に行った時の話をしていました。現地では友人である医者がすでに働いているが自分は許可が出ずに国境を越えられない。国境を越えれば襲撃されているのが国境手前からも見える。正直言うと許可が出ずに胸をなで下ろしていたそうです。その夜友人に電話で国境を越えられなかったことを告げるが、友人と話をしていると、俺こんなところでなにやってるんだろうと後悔し、翌日もう一度国境に行ったそうです。その熱意に負けて国境を越える許可は出たものの襲撃はひどくなるばかり。また友人に電話すると国境はひどいけど街はそれほどでもない。みんな待ってるぞという言葉に背中を押され勇気を出して国境を越えたそうです。
 国際ボランティアをしている人たちも僕らと同じ人間で、国境を越えられなかった時にホッとしたりもするんだ。僕らよりもちょっと勇気があるだけなんだなぁと思いました。

 今回の一番の目的だったのが、池上彰さんの公演です。この前まで「学べる!!ニュースショー!」やちょっと前ですが、NHKの「週刊こどもニュース」などに出演もしており、時々だじゃれを言うスタンスと、ニュースをわかりやすく伝えることが特徴のキャスターです。
 僕が小学生の頃からNHKのニュース番組に出ていたんですが、当時から小学生の僕にもわかるということでその頃からのファンだったんですよね。
 そんな池上さんは世界で作られている世界地図を集めるのが趣味なんですって。そうだったのかニュース世界地図 2009

 今回の公演では、集めた世界地図を持ってきてくれて世界情勢についてだじゃれを交えて解説してくれました。「学べる!!ニュースショー!」でも説明していましたが、パレスチナ自治区などを中東問題というが「中東」とは中くらい東、日本を含む東アジアを「極東」と言うが、極端に東という意味だそうで、それはイギリスから見た概念で、どうしてそう呼ばれるようになったのかなどを説明。
 日本や世界が国として認めていても、その地域を戦争、宗教の関係で国として認めていない国もあります。そう言った国の世界地図にはその国の都市名は書かれていても国名がなかったりするそうです。
 ロシアの地図では北方領土は当然ロシアとして書かれているけれども、中国の世界地図では北方領土は日本として書かれているそうです。中国はロシアと仲が悪い。敵の敵は味方ということで北方領土を日本の色に塗っているそうです。
 18枚の地図を使って、地図を見ると世界情勢が見えてくると言う例をおもしろくわかりやすく解説してくれました。そして最後の18枚目は衛星写真をつなげた地図です。
 地球の陸上は2つにわけられる。砂漠と緑だそうです。サハラ砂漠(サハラとは砂漠という意味だそうで、「サハラ砂漠」は「砂漠砂漠」という意味なんですって。)やそれと同じ緯度近辺は本当に茶色です。オーストラリアもほとんど茶色。日本は世界地図で見ると全部が緑に見えます。
 そして世界地図の中で唯一国境がない地図です。この地図を見ると、世界のどこかで戦争し、世界のどこかで食べるものがなくて死ぬ人がいて、世界のどこかで地雷で足をなくす子どもがいて、簡単に治るのに薬が手に入らずに死んでいく子どもがいて、劣悪な労働環境で農薬で体が蝕まれていく子どもがいて、世界のどこかで食料を手に入れるために売られていく子どもがいて、小学生にもならない子どもが大人たちに犯される子どもがいて、、、そんなことが嘘のようです。


 ホントに多くの人が参加していました。冒頭でも書きましたが、まさかこれほど多くの人が来場しているとは思いませんでした。参加しているブースも多くこれだけの人が国際協力を考えているんだなぁと実感。少しは世界が良い方に動いてきてくれているんだろうか。そう信じたいですね。
 おもしろく、自分の世界がちょっとだけ拡がったと思えるような一日でした。

 今まで当ブログの収入は認定NPO法人に寄付してきましたが、まじめに活動しているにもかかわらず、いろんな問題で認定を受けられないNPO法人もたくさんあるんですね。これからは寄付先をいろいろ選ばないと・・・。
 と言いつつ、当ブログのアフィリエイト収入の3,000円を認定NPO法人である難民を助ける会に寄付いたしました。こうして寄付ができるのも、当ブログを読んでくださっている皆さんのおかげです。ありがとうございます。でも、3,000円じゃ、地雷10個作れても1個も撤去できません。。。



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