映画:Short Shorts Film Festival に行ってきました。




 6月4日から14日まで行われた、米国アカデミー賞公認短編映画祭Short Shorts Film Festivalに行ってきました。実は1プログラム(だいたい6~10本くらい?)1,400円(当日券)なのですが、ちょっとしたコネがあり無料で3プログラム見ることができました。(^_^)v

 今年は劇場映画は現時点で34本の映画を観ているのですが、例年よりも少なめ。今回のショートフィルムを全部カウントすれば21本増やせますが、さすがにそれはちょっと気が引けるので、今回のショートフィルムはカウントしないでおいておこう。

 まずはアジアンインターナショナル&ジャパンプログラム。アジア中から集まった485作品の中から選ばれた17作品(5ヶ国)と日本の289作品から選ばれた12作品。その中から、A&J-A部門(6作品)と、A&J-B部門(6作品)、そして特別上映の写真家十文字美信が撮影した“さくら”を観ました。
 eos 5D mkIIで撮影されたその映像美は圧倒的。前半は吉野の桜を写しています。静止画のスライドショーではなく動画で撮影された自然は美しく、これぞ日本という桜。後半の茶室は自然光で撮影され自然な雰囲気が残される、日本人でよかったと思える作品でした。


●次世代エコカー「ツリーダ」誕生(日本)
 新開発、光合成エンジン搭載の新型エコカー“ツリーダ”をフル3DCGを使って描いた作品。車の燃料は光合成。カーナビは車に搭載された木に住む鳥。雨の日はどうするとか、冬で落葉した時はどうするとか突っ込みどころも多いですが、温かい作品でとても良かったです。

●太っちょ大家族(韓国)
 最近痩せ始めたボンジャは、父親の葬式の時ですら食事のことばかり考えている家族に我慢ができない。死んだ父親を目の前にして凄まじい食への欲求を見せる家族に、ボンジャの堪忍袋の緒が切れる。
 つまんね~~~。(笑)

●18時9分の花(日本)
 変わらない毎日を生きる男が、ふとしたきっかけで花屋の女性に出会い、世界が色づき始める。

●運命の花火(中国)
 若い男が営む小さな村の鶏肉店が、人間を狩るロボット型巨大エイリアンに突然襲われる。人間を「人肉プロセッサー」に放り込もうとするエイリアンから、男は逃げることができるのか!?
 宇宙戦争を思い出しましたが、そこで知り合った女性や結末など、この作品も興味深かったです。

●彼の結婚式(韓国)
 元彼のスンヒュンから電話を受けたジヨンは、彼の結婚式に出てほしいと頼まれてしまう。 式の当日、ジヨンの気持ちなどおかまいなしに鳴る時計のアラーム。実はスンヒュンも、ジヨンのことが忘れられず落ち着かないでいた。それぞれに切ない想いを抱えて2人は結婚式場へと向かう…。
 これを監督したHo-young Kweonさんが会場に来ていて、会場からの質問に答えていました。予算はどのくらい?という質問もあったのですがウォンで答えられたので忘れちゃいました。(汗)

●ボリウッドの日常(インド)
 アルバート・ピントは、ボリウッドの売れない俳優。いくつものオーディションを掛け持ちで受ける毎日が続いていた。他人を演じ続ける-そんな日常をおくることでアルバートはやがて’演じる’世界と’現実の’世界の境を見失って行く…。
 この監督とその家族が会場に来ており、こちらも会場からの質問に答えていました。
 正直言って、ショートフィルムって独特の世界観を持っており、普通の映画と違って万人が理解できるものではないのかな・・・。

●28(日本)
 とある女性の部屋。女性はエアコンをつけ眠りにつく。しかし、人の気配を感じ起きるが誰もいない。エアコンを見るとなぜか設定温度が28℃に。女性は26℃に設定しなおし再度ベッドに入るがやはり気配を感じる。エアコンの設定を見るとまた28℃に戻っていた。女性がベッドの下を覗くと見知らぬ男が出てきた。そして。。。
 最初は、安っちくて下手なホラーかと思っていたが、最後の台詞で笑いに変わりました。とてもおもしろい作品でした。

●招待(韓国)
 退屈な人生を送る男と、キャリアウーマンだがそんな生活から抜け出したいと願う女。現代社会の「非コミュニケーション」化した現代社会を描いた作品。クリス・マルケル監督の映画『ラ・ジュテ』へのオマージュとして制作された。 『ノートに眠った願いごと』のユ・ジテ×オム・ジウォンが再共演!
 おもしろい作品でしたが、僕の感性では理解できず・・・。この作品も監督兼出演のユ・ジテが質問に答えてくれました。ユ・ジテさんのファンサイトを運営している女性が質問をしていました。

●少女の靴(スリランカ)
 爆発音と銃声が響くスリランカ北部の国境。1人の少女が、新しい靴を買って帰るはずの父親を待っている。少女は、なかなか戻らぬ父親を探しに出ようと決意するが…。
 これ、とても感動しました。ショートフィルムで涙するとは。作りはまだ雑だけど、Nalin Chaminda Meemanageさんの今後に期待できますね。

●一人あそび(韓国)
 誰もいない家の中…。両親の帰りを待つ少女が、家の中で奇妙な「ままごと遊び」を始める。
 この監督さんも質問に答えてくれました。ストーリー的にはどこかで見たような感じで、誰かの真似みたいで正直微妙でした。

●ハーフケニス(日本・アメリカ)
 1943年、ハーフの日系アメリカ人のケンとジョーは、強制収容所で日本人の父親を亡くした。ハーフであるが故に、外の世界にも収容所にもなじめない孤独な二人は、収容所を脱走し、白人の母が住む実家へと旅に出る。
 大作作品だと日米共同製作ってよくあるけどショートフィルムにもあるんですね。この作品はA&J-B部門で一番拍手が大きかった作品です。ショートフィルムながら普通の映画を見たような感覚でした。こういう作品に出会えるというのがショートフィルムの醍醐味なのかな。

●始まり(インド)
 トラックの運転手が、荷台に隠れていた少年を見つける。少年は彼を置き去りにした母を捜す旅をしているというが…。
南インドのスーパースター、プラブデーヴァーがトラックの運転手として出演している。
 エイズが故に学校で差別やいじめを受けている少年が母を捜すが、母親は彼に母が死んだと嘘を告げる。トラックの運転手はそれを知り、エイズの差別社会をなくそうと、エイズの知識を広めるべく活動を始める。
 社会派ながら笑いありのおもしろい作品でした。
 監督ではないけれどスタッフが質問に答えていました。

インターナショナル部門では世界2520作品から17ヶ国の38作品が選ばれた。そのうち、次の作品を観ました。

●やつらが街にやってくる(ドイツ)
 ニューヨークは静寂に包まれていた。人影はなく、どこのカフェも空っぽで明かりさえ付いていない。それはまるで、住民が全員いなくなったゴーストタウンのよう。そんな中、街角や建物に陰が忍び寄る。
 90秒の短い作品ですが、CGで作られた美しい作品でした。

●ツール・ド・フランス(ハンガリー)
 サイクリングをこよなく愛する測量士、アンティには夢があった。それは、いつかツール・ド・フランスの選手のように、183キロを自転車で走れるようになること!しかし数キロで気を失ってしまうが、アンディが目をさますと183kmポストのところにいた。
 う~~ん、微妙。。。

●ローマの夜(イタリア)
 ミラノ行きの電車に乗り遅れ、翌日の明け方までローマで一晩過ごすことになったひとりの女。偶然の出会いが彼女の夜を大きく変える-夜のローマを舞台に、はかなくも美しいラブストーリーが始まる。
 独特の表現手法ですが、気分が悪くなるほど。女優さんはきれいな人だったなぁ。

●マッチ・ファクター(ドイツ)
 FIFAチャリティマッチのためにベルリンにやって来たイラクのサッカー選手が突然ホテルから姿を消した。彼は中央駅を爆破するという情報も。緊迫した状態が続く中、パトロール中の婦人警官が彼を見つける…。
 17分もある(ショートフィルムにしては)大作。ヒューマンドラマとしてはおもしろかったが、なんか冗長で、途中飽きてしまいました。

●つま先バトル(イギリス)
 銃を向け向き合う二人の男-アドレナリンが体中を駆け巡る!ちょっとした油断が命取りになるこの状況で、彼らの目の前に現れたのは…。
 エンドクレジットを入れて1分というホントに短い作品ですが、会場が大爆笑でした。

●華麗なる晩餐(ケベック、カナダ)
 豪華絢爛の晩餐会。美食を求める11人のゲストと召使たち。まるで虐殺のような、このグロテスクな晩餐で、発せられる唯一の言葉「Next Floor」。
 最初はおもしろかったんですが、11分34秒は長いなぁ。最初の「Next Floor」で終わっておけば良かったものを・・・。

●ラブ・ユー・モア(イギリス)
 1978年夏のロンドン。ピーターはクラスメートのジョージアに首ったけ。しかしジョージアはピーターの存在など眼中にもない。そんな二人が最後の一枚を求めて、レコード屋で出くわした。ジョージアは一緒に家で聞こうと誘い…。
 結局何が言いたかったのかよくわからなかったけど、女優さんかわいかったし、ヌードもきれいだった(笑)

●ゴーストのおいしいレシピ(アメリカ)
 ゴーストが住みつくパン屋へ、ある決心をしてやってきた女性。彼女は完璧なレシピを求めて、日夜ケーキを作り続ける…。
ベストセラー児童文学「The Bake Shop Ghost」を原作にした心温まるファンタジー。
 観客の人気投票でおそらく一番人気があった作品。笑うところもあったけれど、見終わった時はとても心温まる、そして優しい気分になる作品でした。


 はじめてこういうイベントに参加しましたが一般の視聴者と言うよりも、映像の世界を学ぶ学生達も多いみたいです。正直言っておもしろい作品の方が少ないですが、おもしろい作品に出会った時の感動はまたひとしおでした。絵を貼り付けた作品が、僕がおもしろいと思った作品です。
 作品の前にBrillia SHORTSHORTSシアターのCMが流れていました。frogmanが作ったCMですが、やっぱりおもしろいですね。今度、このシアターでハマの男祭りがあるらしいんです。行ってみようかな。

 ちなみに過去の作品はショートフィルム VISUAL VITAMIN 4枚セットで。(PPVです。作品を観るためには1作品に付き、105円必要になります。)












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