映画：トワイライト ～初恋～

『タイタニック以来のラブストーリー』、『ハリー・ポッター以来の社会現象』と評され、公開3日間のオープニング興行収入が女性監督歴代１位となったトワイライト ～初恋～を１人寂しく観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　母親の再婚のため、アリゾナから父親の住むワシントン州フォークスの小さな町に引っ越してきたベラ・スワン（クリステン・スチュワート）。天候のよいアリゾナと対照的に、フォークスはアメリカで一番雨が多く霧に包まれた場所だ。ベラは以前フォークスに住んだことがあり旧友もいたが、まだ転校した高校にはなじめない。
　ある日、ベラはその高校で不思議な雰囲気を持つカレン家の人々と出会う。アリス（アシュリー・グリーン）、ジャスパー（ジャクソン・ラスボーン）、ロザリー（ニッキー・リード）、エメット（ケラン・ラッツ）、そしてエドワード（ロバート・パティンソン）の５人兄弟だ。
　５人は他人と接せずいつも５人でつるんでいる。彼らは本当の兄弟ではなく、町の医者であるカレンが養子として育てているのだ。
　ベラはその中でも完璧な美しさを持つエドワードに心惹かれる。エドワードに心惹かれる女性は多いが、エドワードは彼女たちに決して心を開こうとはしないため、友人からもやめた方が良いと言われてしまう。
　ある日、生物の授業でベラはエドワードの隣の席に座ることができ、心ときめく。しかし彼は一言も喋ろうとはせず、授業が終わるとすぐに教室を出て行く。さらに生物の授業をやめて化学に移りたいと言う。自分のことをよく知らないのにそこまで避けられてしまったベラは、落ち込みと悔しさからどうして自分を避けるのか知りたいと思う。
　よく晴れた太陽の気持ちよい翌日、ベラはエドワードを待つが彼は一向に学校には姿を見せなかった。友人の話では、晴れた日は家族でキャンプなどをするためいつも休むのだそうだ。

　ある小雨の日。学校の駐車場で一台の自動車が突然飛び出した子を避けるために急ブレーキ、急ハンドルをきり、スピンしてしまう。その車はベラの方に。次の瞬間、駐車場の箸にいたはずのエドワードがその車を素手で止め、ベラの命を救った。ベラは呆然として彼を見つめることしかできなかった。
　瞬時に駐車場の端から飛んできて、素手で車を受け止める。とても人間業とは思えない。ベラはエドワードが何ものなのかを突き止めようとする。
　そしてついにエドワードの正体を突き止めた。カレン家の人々はヴァンパイアの一族だったのだ。しかし他のヴァンパイアと違い、人間の血ではなく動物の血で生き永らえ、太陽に当たっても死なず、人間の世界に溶け込んで暮らせるように特別に訓練を受けた一族だった。ベラは真実を知っても恐怖を感じることなく、さらにエドワードへの想いを募らせる。
　人間の心を読むことができるエドワードだが、なぜかベラの心だけは読むことができない。エドワードもまたベラの放つ特別な香りに彼女に惹かれていく。しかし、そうは言ってもエドワードはヴァンパイア。ヴァンパイア本来の欲求をこらえながらの恋。キスさえ命取りになりかねない。

　そんな中、不審な死亡事件が報告されている。獣に食いちぎられたような死体だがその周りにあった足跡は人間のもの。そう、放浪するヴァンパイア集団がこの町に忍び寄ってきたのだ。
　ある日、ベラはカレンの家に招かれた。エドワードの兄弟の中には人間と親しくなることに反対する者もいたが、エドワードの親しい友人ならば家族の一員も同じと歓迎された。彼らは山奥で野球をして遊ぶ。すさまじい剛球を放ったかと思えば、稲妻の音に紛れて打ち返す。それを素早く飛んでキャッチする。人間離れした野球だ。
　そこに奴らがやってくる。放浪のヴァンパイアはその中に人間の匂いを感じ取り、ベラを襲おうとする。狩りの始まりだ。エドワードはベラを車に乗せて逃げるが、奴らはベラだけでなくその家族をも襲う。ベラは自分の父親が狙われることを避けるため、父親にひどいことを言って家を飛び出す。しかし、奴らはベラの母親の声を使ってベラを一人おびき出す。
　一方、エドワードやその家族はベラを救おうとベラの跡を追う。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　ヴァンパイア/吸血鬼系の映画って好きなんですよね。タイトルもストーリーも思い出せませんが小学生の頃に日曜ロードショーかなんかでやっていた映画が好きで。今思うとＢ級映画なんですが。うろ覚えのストーリーで検索したら出てきた！キーファー・サザーランド主演のロストボーイです。1987年の映画ですから、キーファー・サザーランドも若いですよ～。ちなみに、ブレイドとかは嫌いです。(笑)
　話がそれましたが、この映画はヴァンパイアと言ってもホラーではなく、ラブストーリー。いわゆる禁断の恋系ですね。ヴァンパイアものでラブストーリーというのは珍しくはないことはないですが、ここまでラブストーリーに徹した作品は珍しいかも。ヴァンパイアが野球やるっていうストーリーも珍しいですよね。
　ラブストーリーとしては、、、少女マンガチックで、男性が見るとちょっと退屈してしまう感じも否めませんが、おもしろかったですよ～。

観て良かった度：●●●●○ ４点　最低１点、最高５点

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• ステファニー・メイヤー(原作)
  
• キャサリン・ハードウィック（監督）
  
• クリステン・スチュワート（ベラ・スワン 役）
  
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Comments

[masya]

随分前から劇場で、チラシは置いてありましたが、とても控えめというか、ＰＲ不足ですね。
面白い映画だし、女性監督作品という宣伝しやすい要素もあるのに、もったいない。
観賞の流れとして、ホラー的な怖さは一連の「ハリーポッター」シリーズ程度。
ヴァンパイアがやっていたスポーツが野球ってのもどうかと思いましたが・・・。（雷が鳴る中でスポーツはしちゃだめでしょ？）
続編ありきな終わり方でしたが、個人的に、ベラは普通の人間のままでいて欲しいのですが。なっちゃいますか、ヴァ○○○○に。

[よしな]

masyaさん、おはようございます。
確かに宣伝費は控えめのようですね～。予告も２，３回しか見たことないし。終わり方も逃げたヴィクトリアとかがどうなったのか、思わせぶりな終わり方でしたよね。ただ、ラブストーリーで続編がある映画ってあまり聞かないので、続編を作ろうと思うと難しいかも知れませんね～。

[マキサ]

こんばんわ！話題の映画だったので見たかったのですが。
やっと見ることができました(>_<)！
ほんと少女マンガみたいでしたね～☆
続編も地元では公開されないので、たぶん見るのはかなり先になりそうです(^^;)

[よしな]

マキサさん、こんばんは。
なんか観ていてこっちが恥ずかしくなるくらいの映画でした。
バンパイアと人間の恋って昔からあるストーリーですが、バンパイアの野球って斬新ですね。
もうすぐ続編が公開されますがマキサさんの方ではやらないんですか。残念ですね。