映画：１３日の金曜日

アメリカンホラーの代名詞のリメイク版１３日の金曜日を観てきました。

●ストーリー（ネタバレほとんどなし）

　美しい自然を湛えるクリスタル・レイクのキャンプ場には薄気味悪い伝説があった。1980年6月13日の金曜日に1人の少年が溺死した。彼の名前はジェイコブ。そしてジェイコブの母親が監視員を逆恨みし、次々と監視員を殺害していった。しかし監視員の女性に逆に殺されてしまう。そんな事件があって、このキャンプ場は閉鎖されていた。
　そして、現代。クリスタル・レイクの近辺に“葉っぱ”があるという情報を聞きつけた若者が仲間らとやって来た。ところが彼らは謎の殺人鬼、ジェイソン・ボーヒーズ（デレク・ミアーズ）に殺されてしまう。

　行方不明になった妹・ホイットニー（アマンダ・リゲッティ）を探すため、クレイ（ジャレッド・パダレッキ）がやってきた。警察もホイットニーたちを探したが見つからず、いてもたってもいられなかったのだ。クレイは近くの店などにホイットニーの写真と連絡先を書いたポスターを貼って回っていた。近所の人や警察からは、帰れと言われているが、クレイは少ない手がかりを頼りに妹を捜し続けた。
　一方、トレント（トラヴィス・ヴァン・ウィンクル）の別荘に遊びに来た大学生グループもこのクリスタル・レイクに遊びに来ていた。
　クレイはトレントの別荘を訪れるがトレントに追い返される。しかしトレントの冷たい態度に嫌気をさしたジョナ（ダニエル・パナベイカー）はクレイと一緒にポスターを貼るのを手伝うことにする。
　ジョナとクレイは湖の向こう側を探すことにする。そこには苔で覆われた朽ち果てた小屋があった。しかしそこはジェイソンの住処だった。クレイらは人の気配を感じてとっさに身を潜める。するとジェイソンが死体を抱えて戻ってきたところだった。クレイとジョナはトレントの別荘に戻って助けを呼ぼうと戻る。
　鋭いナタを持ったジェイソンは、クリスタル・レイクを訪れた若者たちの週末を悪夢へと変えていく。

●感想、思ったこと（ネタバレほとんどなし）

　やっぱり、アメリカンホラーの代名詞と言えば13日の金曜日ですよね。その人気（？）作品を今頃になってリメイク。しかもマイケル・ベイが製作するのだから、『何かある』と期待しちゃいます。
　が、きわめて普通。全くもって普通。オリジナル作品どおり（と言ってもほとんど覚えていませんが）、Ｈ中にただ単に殺されていくわけです。ジェイソンに関してもこれまでのシリーズで描かれた以上の背景は描かれていないし、なぜ今頃リメイク？というのが否めないと思います。
　原作と少々かけ離れても、“進化”を期待していましたが、まったくもって期待を裏切られてしまいました。
　ただ、何も考えずに見られる作品なので、疲れているときにはストレス発散になるかも。
　そして、マイケル・ベイが製作しているにもかかわらず、横スミアがひどい。暗いシーンで懐中電灯や車のヘッドライトをとるとフレアが出る映画はたくさんあるけれど、こんなにヒドイスミアが出る映画はまずない。機材も相当安いものを使ったんじゃないだろうか。

　ところで、ジョナとクレイが懐中電灯の電池が切れて交換しようとしたところにジェイソンが帰ってきて身を潜め、荷物は置いて逃げていったのに、懐中電灯は復活していました。交換する暇なんてなかったろうに・・・。それに、そもそも二人で探すことになるのがわかっていたのか、懐中電灯を2個も準備しているなんて、クレイは用意周到ですね。

観て良かった度：●●●○○ ３点

• １３日の金曜日公式サイト
  
• 13日の金曜日DVD(Blu-ray版はこちら。)(2009/08/28発売予定)
  
• 13日の金曜日シリーズ
  
• マーカス・ニスペル(監督)
  
• マイケル・ベイ（製作）
  
• ジャレッド・パダレッキ(クレイ・ミラー役)
  
• ダニエル・パナベイカー(ジョナ役)
  
• アマンダ・リゲッティ(ホイットニー・ミラー役)
  
• アーロン・ヨー(チェゥイー役)
  
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Comments

[瀧]

嗚呼･･･
そうだったんですね
見に行こうかな。マイケル・ベイって事で期待してましたが
仕事で13日？金曜日？気づいたら土曜日ですよ･･･
あ、終電が｡｡｡な感じですっかり忘れていましたが
忘れていたままでいたかったなぁ
そっかー良くも悪くも忠実にリメイクだったんですね

[よしな]

瀧さん、こんばんは。
近くの映画館では2/13の金曜日に公開されて、3/13の金曜日に上映終了だそうです。

> そっかー良くも悪くも忠実にリメイクだったんですね
じつはそうでもないですよ。だって原作の1作目はジェイソンが犯人ではなく、お母さんが殺人鬼ですから。アイスホッケーのマスクをするのも確か3作目からですし。それらを踏襲すると、原作の１～３作が、本作1作品に凝縮された感じです。このペースで行くと、次にリメイクされたら、ニューヨークまで来ちゃいますし、3作目のリメイクでは、フレディと対決しちゃうかも知れません。
気がついたら、プレデターとも対決してるかも(笑)