映画:シャッフル
1/31封切りですが、わずか一ヶ月で上映館の約半分が公開終了してしまっている映画シャッフルを観てきました。約1週間前に見たのですが、よく行く映画館公開最終日でした。さらに記事にするのが1週間経ってしまっています。。。 |
●ストーリー(ネタバレあり)
リンダ(サンドラ・ブロック)は愛する彼・ジム(ジュリアン・マクマホン)からプロポーズされ、郊外の一軒家にすむことになった。今では2人の娘にも恵まれ、4人で平和に暮らしていた。
●1日目
その不幸は突然やって来た。リンダはいつものように2人の娘を学校に来るまで送り、家に戻ってこれまたいつものように家事をこなしていた。そこにやってきたのは警察だった。彼の話によると、昨日から出張に行っているジムが交通事故に巻き込まれ、死亡したというのだ。
心配したリンダの母が子ども達の面倒をみるためにやってきたが、リンダは突然の不幸に言葉を失い、放心状態のまま一日を過ごした。
●2日目
翌朝、リンダが目を覚ますと1階からはテレビの音が。母の姿もない。不思議がったリンダは1階に下りると、そこには死んだと聞かされていたジムが何食わぬ顔で朝食を食べていた。恐る恐る声をかけてみるがジムは何もなかったかのように答える。しかも逆にリンダの態度を不思議に思う。
何が何だかわからないけれど、きっと悪い夢だと思ったリンダは、愛する夫を愛おしく思いながらこの日を過ごした。●3日目
リンダが目を覚ますと、喪服をまとった知人達が集まっていた。ジムの葬儀のためだ。「ジムは生きている」そう言うリンダだが、母親や知人は精神状態が安定しないと心配される。
混乱するリンダは顔を洗おうとするが洗面所には空になった精神安定剤の瓶が落ちていた。処方したのはDr.ロス(ピーター・ストーメア)昨日までなかったものだ。
さらに喪服に身を包んだ娘には、顔に傷が。「私がやったの?」ますます混乱するリンダ。
ちょうどその頃、葬儀社の車がやってきた。きっと何かの間違いだと思うリンダは、棺に近寄り「中を確認させて」と詰め寄る。その勢いに動揺した葬儀社は棺を落としてしまい、中からはジムの首が落ちてくる。取り乱したリンダを母親や友人のアニー(ニア・ロング)がなだめる。
そしてリンダらは葬儀に向かうが、そこにはクレアと名乗る面識のない女性アンバー・ヴァレッタ)が現れる。リンダは彼女に話しかけると無効はこちらを知っている様子だった。
何かがおかしい。しかしそう感じているのはリンダだけ。一方長女の傷は情緒不安定になったリンダの虐待によるものだと思った母親はリンダを心配し、精神科医のDr.ロスを呼ぶ。彼はリンダに精神安定剤を注射し、病院に拘束してしまう。
●4日目
その翌朝、目が覚めたのは病院ではなく自宅のベッド。葬儀を終えたはずのジムが普通にシャワーを浴びている。リンダはジムを抱きしめ、涙する。
長女の顔の傷も跡形もなく消えていた。
何が起こっているのか・・・。リンダは精神科医に相談しようとDr.ロスに会い行く。しかし彼はリンダにあったこともないし、リンダに精神安定剤を処方したこともないという。だが今の彼女に一番必要なものは精神安定剤だと良い、処方される。
心配したリンダはジムの会社を訪ねる。そこではジムにはアシスタントのクレアを紹介される。当然のように初対面の挨拶を交わすリンダとクレア。
自宅に戻ると、突然雨が降り始めてきた。娘らにも洗濯物を取り込むのを手伝うように言う。走って外に出ようとした長女が窓ガラスに突っ込んで顔面に傷を負ってしまう。
リンダは何が起こっているのか、、、整理するための画用紙を広げ、カレンダーと照らし合わせながら、この4日間の出来事を順番に並べることにした。
ジムの死を知ったのは木曜日。前日になくなったのだから事故があったのは水曜日。ジムが生きていたのは月曜日。土曜日には葬儀が行われた。長女の顔には傷があり、洗面所には精神安定剤が。そして夜にはDr.ロスに拘束されてしまう。そして今日は火曜日。ジムが生きている。長女の顔の傷はなかったが、窓ガラスに突っ込んでしまった日だ。
カレンダーどおりの順序ではなく、シャッフルされた曜日がやって来ているのだ。
そしてリンダは寝るときに、ジムと約束をする。水曜日の朝、出張に出かける前に起こしてねと。●5日目
金曜日。ジムの死を聞いた木曜日の翌日。この状況にある程度なれたリンダは、葬儀の手配をする。さらに保険会社に行き、ジムの保険を確認する。すると保険の契約更新時期に問題が・・・と言われる。ジムは水曜日に家族のために保険の補償内容を大幅に上げておりその日に事故死をしたのだった。
リンダは車を飛ばし、ジムが事故を起こしたという220マイルポストまで向かう。さらにリンダは、ジムは出張先でクレアと不倫することになっていたが、直前にジムはやはりできないとクレアに電話をかけていたことを知る。
●6日目
日曜日。
ジムは娘らと遊びに出かける。リンダは教会に行き、神父にこれまでの話をする。神父は過去に起きた不思議な現象を挙げてリンダを納得させる。
娘らが寝るときにリンダとジムにお休みを言いにリビングにやって来た。「パパに愛していると言って。」と言うリンダ。「パパも言ってあげて。」と続けるリンダ。
●7日目
運命の水曜日。
出張に向かうジムの車を追ってリンダは国道を飛ばす。ジムはクレアにやはり不倫はできないと電話を入れる。そしてその次に家の留守電にメッセージを入れる。「あの晩、娘達に言ったことは本気だから。あっ、電話が入った。なんだ、君か。」その頃、リンダはジムの携帯に電話をしたのだ。「すぐに止まって。」しかし止まったところは220マイルポスト。それに気がついたリンダは「すぐに引き返して!」と言う。しかしエンストしたジムの車のエンジンがかからない。
そして向こうからは大型のタンクローリーがやってくる。タンクローリーの運転手は見通しの悪い道に止まっているジムには気がついていない。
タンクローリーがジムの車に気がつきブレーキを踏むが、間に合わない。ジムの車にぶつかり、そのまま爆発してしまった。
ジムは家族の愛に気がつき、その愛に包まれ死んでいった。リンダはジムの愛が本物であることを実感してジムを送ることができたのだ。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
う~ん、ちょい微妙。日がシャッフルでやってくるということを知っていたのでそう言う目で見ちゃうわけですが、当の本人(リンダ)は当然知らないわけですよね。シャッフルで日が巡ってくると言うことも知らないで見た方がまだ楽しめたかも知れません。
サスペンス風なのかと思っていましたが、結局なんでそうなってしまったのかの解明もなく、サスペンスというよりもヒューマンドラマ系なんですね。ネタバレになっちゃいますが、結局夫を助けることはできませんでしたが、本当の愛を確認できてちょっとハッピーな雰囲気で追われたのは良かったですね。逆にリンダが水曜日に何もしなければ夫は助かったかも知れないので、ちょっと微妙と言えば微妙ですが。
っていうか、あの辺のやり取りはもうひどい。リンダは事故現場を下見しているんだから、そこで車を止めろっていうかな。しかも前後を確認せずにUターンして事故りそうになるのに、携帯を探したり、エンジンかからないのに降りないって。まぁ、そこは気が動転しているからしょうがないのかも知れないけど。
矛盾と言えば、最初の木曜日、長女って怪我していたかなぁ~?
それに事故現場にリンダがいたなら、木曜日のジムの死の報告もおかしいですよね~。
予告編以上のものはなかったので、見て良かった度は2点。封切りから1ヶ月で公開終了になるのもわかる気がします。
運命の水曜日のあと、土曜日に拘束されたリンダはそのあとどうなっちゃうのか気になります。。。
観て良かった度:●●○○○ 2点 |
- シャッフル公式サイト
- シャッフルDVD
- メナン・ヤポ(監督)
- サンドラ・ブロック(リンダ 役)
- ジュリアン・マクマホン(ジム 役)
- ニア・ロング(アニー 役)
- ケイト・ネリガン(ジョアンヌ 役)
- アンバー・ヴァレッタ(クレア 役)
- ピーター・ストーメア(Dr.ロス 役)
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この記事へのコメント
ジムが子供らと遊びに出かけ、リンダは教会へ行く日です
日曜日の夜、二人は愛し合い、7日目の水曜日にジムは事故死します
ジムが事故にあった現場にリンダが行くのも日曜日です
「昨日娘達に言ったことは本気だから。あっ、電話が入った。なんだ、君か。」
というのは正確には「昨日」ではなくあの晩・・という意味です
ジムが娘たちに「愛してる」と言ったのは日曜日で、曜日がシャッフルされているリンダには「昨日」の事なのです
すみません ちまちまと・・・
でも こういった映画はネタバレを頼りに観ている人も多いので極力ニアミスは避けていただきたいのです
ごめんなさい
時間があるときに修正しますね。また間違えがあったらぜひご指摘ください。
でもののさん、よく覚えてますね~。すごいです。
よしなさんの解説は非常に完璧で分かりやすいので、参考にしながら映画を観ている方々も多いと思うのです
私もその一人なのですから
確かにこのブログはストーリーが詳しいと言うことで訪れてくれる方も多いです。ですからストーリーの間違えはできるだけなくさねば・・・。でも、もう観てから2週間近くたっているので、細かいところは正直言って・・・。う~~~~ん。
でも、間違えはぜひ指摘してくださいね。