映画：マンマ・ミーア！

平日３本観た、その３本目はマンマ・ミーア！を観てきました。 　公開の初日に映画を観るなんて、１年以上ぶりのような気がします。

●ストーリー（ネタバレ少しあり）

　エーゲ海に浮かぶギリシャの美しいリゾートの島、カロカイリ島。この島で小さなホテルを経営するドナ（メリル・ストリープ）とその娘・ソフィ（アマンダ・セイフライド ）は、母娘二人で暮らしていた。
　ある夜、ソフィは願いを込めて３通の手紙を出していた。

　数日後、ソフィーは最高にハッピーな気分だった。明日、愛しのスカイ（ドミニク・クーパー）と結婚するのだ！父親を知らずに育ったソフィの夢は、バージンロードをパパと一緒に歩くこと。だが、２０年前のドナは感情に流れやすい少女で、ソフィはもちろん、ドナもソフィのパパが誰なのかわからないのだ。ドナの日記を盗み見ると、パパ候補は３人。そう、数日前に送った手紙は、ドナの名前で、娘の結婚式への招待状を出したのだ。このことは、お祝いに駆けつけた２人の友達にだけ話した。もちろんママには内緒。
　そんな時、３人の男性、ニューヨークの資産家・サム（ピアース・ブロスナン）、ロンドンの銀行家・ハリー（コリン・ファース）、スウェーデンの冒険家・ビル（ステラン・スカルスガルド）が島にやってきた。そう、パパ候補の３人。
　３人を見たソフィーはビックリ。まさか３人同時にやってくるとは思いもよらなかったからだ。とりあえず、ドナに見つからないようにヤギ小屋に３人を隠す。招待状を送ったのはドナではなく、実は自分であることを告白し、結婚式のサプライズにしたいからここに隠れていてと頼み込む。
　古いホテルはあちこちガタが来ている。この日も扉が壊れてしまい、修理の道具を小屋に取りに行くドナ。小屋でドナが見たのは、愛していると言ってくれたクセに婚約者の元へと帰っていったサム、その失恋を慰めてくれたビル、ヘビメタファッションでギターの弾き語りをしてくれたハリー。元カレ３人が小屋で談笑しているのだ！突然の再開にパニックを起こすドナ。喜びながらも困惑を隠せないドナは３人に「今すぐ、島を出て行って！」と怒鳴り散らす。
　ドナは喜びと困惑から泣き出してしまうが、親友のロージー（ジュリー・ウォルターズ）とターニャ（クリスティン・バランスキー）が励ましてくれた。昔、３人で“ドナ＆ザ・ダイナモス”というヴォーカルグループをやっていたころを思いだし、元気を取り戻した。
　一方、ドナの剣幕に圧倒された３人はビルのヨットでセーリングに出かける。それを見たソフィは３人が帰ってしまうと勘違いし、泳いで追いかける。そのままソフィも島の裏までセーリングに出かけた。ソフィは一目見れば誰がパパだかわかると思っていたが、誰がパパだか全く見当もつかず、悩んでいた。

　その晩、ソフィとスカイは別々に、独身最後のパーティーを開いていた。女性達のパーティーでは、ドナ達が“ドナ＆ザ・ダイナモス”を１日限りの復活コンサートを開いた。その歌声に誘われてやってくる、サム、ビル、ハリー。ソフィは彼らと話しながら、誰がパパかを探ろうとする。
　まず話したのはサム。話のフィーリングからサムがパパだと思うソフィ。サムもまたもしかしたら自分の娘かもしれないと思い、バージンロードのエスコートを買って出る。
　喜ぶソフィだが、ビルと話すと、ビルがパパかもしれないと思い出す。ドナが経営するホテルはビルの大叔母ソフィアが所有していたホテル。それをソフィアはドナに譲渡したのだ。しかもソフィはその大叔母の名前から取ったものかもしれない。普通、ただの孫の恋人にそこまでするだろうか？「あなたが私のパパなの？」そう問うソフィアにビルは「イエス！」と答える。
　そしてハリーまでもが、バージンロードのエスコートを買って出る。ソフィアは自分が招いた結果ながらわけがわからなくなり、気絶してしまう。

　翌日、この事態を巡ってソフィとスカイは口論になってしまう。しかもソフィは「私の子どもには、父親がわからないことで苦しませたくないの！」と怒鳴ってしまい、ドナを傷つけてしまう。人生最大のハッピーな日になるはずがこんなことになってしまい、ソフィは落ち込んでしまう。
　そんなソフィを慰めてくれたのはドナだった。ソフィはホテルの経営も、子育ても休み無しに１人でこなしてきたドナに感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになる。「なぜママは１人で頑張ってきたの？」という問いに、ドナは「あなたを妊娠したことで母親に勘当されたの。でも、それで良かったの。あなたがいて、こんなに幸せだもの。」そう答える。ソフィはドナの言葉に喜びと照れを隠せない。そして「結婚式のエスコートはママにお願いしたいの。」と言う。ドナも愛娘を送り出す喜びと寂しさで胸一杯だった。

　いよいよ結婚式。伝統に則り、ロバに乗って丘の上の教会に向かうソフィ。そしてドナのエスコートでバージンロードを歩く。
　ところが、ソフィは結婚を延期するという。新郎が希望する、世界旅行に行こうというのだ！！
　神父がせっかくの結婚式はどうするんだ？と問うと、突如、サムがドナに結婚を申し込む。サムは２０年前、婚約を取りやめるために婚約者の元へ帰ったのだ。ドナは勘違いして悲しみ、別の男とつきあってしまったのだ。それをみたサムはショックを受け、結局婚約者と結婚したのだった。

　ドナとサムは結婚式を挙げ、その後スカイとソフィの二人は世界に旅立っていった。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　なんでも、ミュージカル映画史上、オープニング興行収入１位だそうです。（この記録は３ヶ月で「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」に抜かれてしまったが。）３年くらい前、友達がミュージカルのチケットを出入りの営業さんからもらったと言うことで連れて行ってもらってから、すっかりミュージカルファンに。マンマ・ミーア！は見たことがないんです。劇団四季のマンマ・ミーア！は今名古屋公演なんですが、早く東京に来てくれないかなぁ～って思っていたら映画になっちゃいましたね。
　率直な感想を言うと、映画よりもミュージカルで観たい作品です。映画で観れば見るほど、後半の部分のストーリー展開に納得ができないんです。せっかく母と娘が理解し合えて良い雰囲気で結婚式を向かえるのかと思ったら、いきなり世界旅行に行くから結婚をやめるとか。えっえっ～～！って感じです。多分これが生のミュージカルだったら許せちゃうんですけど、映画だと・・・。ねぇ。
　音楽は、ミュージカルを知らない人でも知っているような有名ナンバー。聞いたことはあるけど、どんな歌詞なのかわからない曲もあったので、字幕でこんな意味なのかというのが確認できて良かったけど。。。
　ノリノリの曲もあったり、笑える場面もあって楽しめたことは楽しめましたが、やっぱり最後の最後がちょっとねぇ～。それがなければ５点満点だったんですが。

　話は変わりますが、ピアース・ブロスナン、声は良いんだけど、歌下手ね。(笑)　相変わらず、胸毛もすごかったし。
　ちなみにこの作品を観る直前まで、００７／慰めの報酬を観てました。ピアース・ブロスナンも００７に出ていた頃に比べて、老けちゃいましたね～。

観て良かった度：●●●●○　４点

• マンマ・ミーア！公式サイト
  
• マンマ・ミーア!DVD(Blu-ray版はこちら。)
  
• マンマ・ミーア!-ザ・ムーヴィー・サウンドトラック（DVD付はこちら）
  
• マンマ・ミーア!サントラCD(←試聴可／映画版ではなくロンドンキャスト版です。)
  
• ABBA
  
• ベニー・アンダーソン（作詞・作曲）
  
• メリル・ストリープ(ドナ 役)
  
• アマンダ・セイフライド (ソフィ 役)
  
• ピアース・ブロスナン(サム 役)
  
• コリン・ファース(ハリー 役)
  
• ステラン・スカルスガルド(ビル 役)
  
• ジュリー・ウォルターズ(ロージー 役)
  
• クリスティン・バランスキー(ターニャ 役)
  
• ドミニク・クーパー(スカイ 役)
  
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Comments

[K]

4点ですか～。高得点ですね。
今日は映画の日だからか、川崎の各映画館でも早々に売り切れになるくらい大人気だったところをみると、多分よしなしごとさんみたいにこの映画が日本人にも十分ウケるということでしょう。
でも（年齢バレちゃうけど）現役ABBA世代の私には、出演者たちの歌の下手さと、本来の歌詞は若者が主人公なのに（何故か）お年寄りが主人公になっちゃっているストーリーに納得行きませんでした。
あの年（メリル・ストリープのこと）で"Mamma mia"って言ったって可愛くないっちゅーの！！しかも歌も踊りも下手だし！『エレジー』に出ているデボラ・ハリーがママ役やったほうがよっぽど良かったんじゃない？と思うくらい。
っていう私の意見は少数派なので、みなさま、どうぞ劇場に足を運んでみてください。

[よしな]

Kさん、こんばんは。
そうか、今日は映画の日か。映画に行こうと思ってネットで確認したらどの映画もやたらと人が多かったのでやめました。
確かに踊りはちょっと微妙でしたが、それでも楽しい気分にさせてくれました。
ちなみに平日に３本観ましたが、この作品だけ109シネマズです。ティンカーベルと007はチネです。(^^ゞ

[masya]

銀座で私の営業車に乗って来られたお客さん。
どうもこの映画を視聴した直後の親子（母娘）らしく、ちょっと興奮気味でした。鼻歌気味（曲調は何故か「テイクアチャンス」でした）の娘さん、ラストまでネタバラししてくれて、ありがとっ！
そんあこともあり、まだこの作品は観てません。

[よしな]

masyaさん、こんばんは。
あははは。まぁ、職業柄しょうがないですね。そう言うこともありますよね。
元気をくれる映画なので、ぜひ見てみてください。

[tomozo]

TBありがとうございました♪
楽しい映画でしたね～。
この後、ハイスクール・ミュージカルを見たのですが、
やはり私の世代はこちらですね～。

ブロスナン、ラジー賞とっちゃいましたが、
まぁ、あの下手くそさもキュートだった気がします♪

[よしな]

tomozoさん、コメントありがとうございます。
ハイスクール・ミュージカルも人気があるようですね。でもこちらは1作目、2作目を全然知らないので観に行く予定はありませんが・・・。

ゴールデン・ラズベリー賞ですか。ブロスナンやっちゃいましたね～。(笑)ミュージカルって、みんながみんな歌がうますぎても違和感があると思おうんです。そう言う意味ではブロスナンの歌の下手さも愛嬌があったとは思いますけどね～。

[納所このみ]

最高でした、横浜で、彼氏にも進めてみました、二人で感動でした、

[よしな]

納所このみさん、コメントありがとうございます。
ABBAの歌もいいし、美しい映像もすばらしく、感動する一作ですよね。DVDが出ているのでもう一度みたいです。