投資:今年は最悪でした。




 今年1年どんな年でしたか?2008年もいろいろなことがありました。
 1月は中国製餃子の中毒事件。その他食品関連としては、6月の飛騨牛、9月の中国産牛乳のメラミン混入、ウナギ偽装などなど。。。
 事件で言えば、6/8の秋葉原無差別殺人事件。なぜか「大丈夫?」というメールをいただきましたが、秋葉原は3年前に危険物取扱者の講習で行ったっきりです。秋葉原に通っていませんので。。。それに10月に発生した梅田のひき逃げ事件を皮切りに全国各地で悪質なひき逃げ事件が多発。
 スポーツでは北京オリンピックや、石川遼の活躍が盛り上がりましたね。
 政治で言えば、麻生総理が誕生するも支持率は・・・。アメリカではオバマさんが当選し、来年1月にはアメリカ初の黒人大統領誕生。
 そして、経済。ガソリンが8月には180円、離島では200円という高値を記録し、12月には110円を切るという乱高下。サブプライムローンを発端とする世界的な金融危機、世界的株価下落、そして急激な円高。これによって派遣労働者問題にまで発展。職を失わなかった人でもボーナスはなし、あるいは激減した人も多いでしょう。友人も昨年に比べて仕事の受注が1割になったと言う人もいます。それに比べれば、職はあってボーナスもだいぶ少ないですが一応出た僕は幸せ者です。
 しかし、FXや株、投資信託で大損害を被ってしまいました。そろそろ売らないとまずい!と思っても、なかなか証券会社のホームページを開けず、あれよあれよという間に、大損害になってしまいました。やっぱ自分は投資に向いてないんだなぁとつくづく反省です。

 そんななか、ソニーバンクが投資信託セミナーをやっていたので勉強がてら行ってみることにしました。当日はかなり雨が降っていたので、参加者は少ないかなぁと思っていましたが、200人以上の参加者がいました。
 内容は、BRICs関係で、「中期的な展望に変化はあるのか?」というタイトル。ブラジル、ロシア(東欧)、インド、中国について各25分の説明でした。




●ブラジル
 ブラジルは農産物、鉱物ともに資源が豊富。特に農産物はまだまだ開拓の余地が残されている。新たに大型油田も見つかっている。輸出主導で成長は加速しており、債務は減少、外貨準備金も拡大していることから国の信用力も高まっている。政策金利も13%を越え、金融緩和の余地が十分ある。
 リスクはほとんど説明はせず、まだまだ成長する余地があり、ブラジル投資は魅力的だと説明していました。

●ロシア(東欧)
 欧州の経済成長がロシアや東欧に拡がることで経済成長を遂げてきた。GDP成長率は200年頃から約7%で安定的に成長している。しかしロシアが誇る原油が値下がり傾向にあるため、このまま原油価格が低迷していると成長も鈍化する可能性が高い。
 4ヶ国の中で唯一リスクが高いと説明していた。

●インド
 夏頃までは原油高によるインフレ懸念があったが、それがだいぶ緩和去れ安定してきている。世界的な不況に巻き込まれ国内は安定していたが輸出が減少。ここに来て国内にも徐々に影響が出始めているが、2008年も増収増益の企業が多く、2008年の国内株式投信は買い越しを継続している。2011年までの5カ年計画で45兆円のインフラ投資を行う。
 2007年現在GDPは12位だが、2030年頃には日本を抜いて3位になると予測されている。短期的に利益を上げるには難しいが、長期的な成長は見込まれる。
 ただし、テロが続けば外国企業の進出がなくなる可能性もある。

●中国
 2007年現在のGDPはアメリカ、日本、ドイツに続く第4位。2009年には日本を抜くとも言われている。西部大開発、鉄道整備などの大型プロジェクトが控えており、引き続き中国の成長を牽引している。財政収支は2007年に0.8兆円の黒字に転換。60兆円にも及ぶ19項目の景気刺激策が控えている。今後数年は8~10%程度の経済成長が予想されている。

●共通
 BRICsの鈍化は、主に欧米の投資家が国内の損失分を補填するためにBRICsを売ってしまうことによって下がっているのが大きな要因で、BRICs諸国の成長が止まったわけではない。世界経済が立ち直るまではBRICsも厳しいが、長期的にみれば魅力的な市場であることにはかわりがない。らしい。



 BRICsの投資信託を買っていて損失を出していますが、なんとなくBRICsという言葉が流行っていて、資源もあるし、成長しそうだなぁ~、なんて軽い気持ちで買っていました。今年は原油が乱高下しましたが、それによってガソリンがぁ~、とか流通コストやプラスティックの値段が上がるから会社の業績に響くなぁ~とは考えても、それによってロシアの成長がどうなるとまでは考えもしませんでした。
 やっぱり投資は、何となくではなく、きちんと勉強しないとダメですね~。そんな反省の1年でした。










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