ダークナイト 観てきました。
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●ストーリー(ネタバレあり)
ゴッサムシティの銀行に謎の覆面をした銀行強盗が現れた。銀行の副支店長(ウィリアム・フィクナー)は「誰のカネダか知っているのか?殺されるぞ」と良いながらライフルを強盗に向け発砲するが、逆に殺されてしまう。銀行強盗は用済みの仲間も殺しながら立ち去っていく。そんな銀行強盗はこの1件ではなかった。襲われる銀行はマフィアの資金が眠っている銀行ばかり。
一方、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)は、「光の騎士」と異名を持つ正義漢のハービー・デント(アーロン・エッカート)と組み、マフィアが資金洗浄に使っている銀行の摘発に乗り込んだ。マフィアの資金を絶つためだ。ところが裏をかかれてばかり。
ラウ(チン・ハン)はウェイン産業に事業提携の話を持ちかけるのを隠れ蓑に、ゴッサムシティのマフィアに接触。ゴードンらの銀行摘発前にラウの会社に資金を一時預ける契約を取り交わしに来たのだ。
その情報をキャッチしたバットマン(クリスチャン・ベール)は、香港に戻ったラウを秘密裏にゴッサムシティへと連れ戻し、ゴードンに引き渡した。
一方、ジョーカー(ヒース・レジャー)は、マフィアにラウに金を預けても無駄。根源を絶たなければダメだ。俺がバットマンを殺してやる。その代わり資金の半分を提供しろと言う。そんな条件は呑めないというマフィアだが、ラウが逮捕された今、ジョーカーの条件を呑むしかない。ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、ハービー・デントが信用できる人物かの調査を始めた。ハービーは真の正義漢で信頼できる人物であることがわかると、バットマンもいつまでも続けられるわけじゃない。引退を考え始めた。幼なじみで(元)恋人であるレイチェル(マギー・ギレンホール)と、バットマンを引退した時が彼女と結ばれる時と誓い合っていたからだ。しかし今のレイチェルはハービーに惹かれていた。
マフィアから資金の半分を得たジョーカーは、その金に火をつけた。「俺が好きなのは、火薬とガソリン。どれも安いものばかりさ。」ジョーカーの狙いは金ではなく、むかつく正義をたたきつぶすこと。高潔な人間を墜落させ、世界の破滅を特等席で見物したいのだ。
ジョーカーは、バットマンに素顔をさらけ出すよう要求を出す。拒めば1日に1人罪なき市民を殺していく。手始めに警視総監が殺された。悩んだ末、バットマンは正体をばらす決意をする。ハービーがバットマンの正体を明らかにする会見を設置した。そこには決意を決めたブルース・ウェインの姿があった。会見でハービーは、バットマンは正義のために戦ってきた。そんな彼にこんな仕打ちをしていいのかと記者に問う。しかし、バットマンの所為で犠牲になった市民がいるのも事実。記者らの目は冷たかった。ウェインが正体を明かそうとした時、ハービーはバットマンは自分だと告白する。そのまま逮捕されるハービー。
堪忍袋の緒が切れたバットマンはジョーカーを捕まえることに成功。ビルの屋上からジョーカーを吊すバットマン。ジョーカーは正義漢のおまえに俺は殺せないと言う。バットマンは悩んだ末、ジョーカーを落としはせずに縛り上げ去っていく。逮捕されたジョーカーだが、こうしている間にも次の市民が殺されようとしているという。ハービーとレイチェルとどちらを助けたい?そう問うジョーカーから二人の居場所を聞き出したバットマン。警察はハービーが拉致されているという倉庫に向かった。しかしゴードンが駆けつけた頃には倉庫が爆発。一方、バットマンはレイチェルが拉致されていると言う倉庫に向かう。しかしそこにいたのはハービーだった。間一髪助け出したが、爆発で顔の左半分を大やけどしてしまう。警察が助けられなかったのはレイチェルの方だったのだ。何でレイチェルを助けなかったんだと悲しむハービー。
留置場に入れられたジョーカーはまんまと抜けだし、警察を人質に電話をかけさせるよう要求する。ジョーカーが電話をかけると警察が爆破。彼の目的はラウを殺し、自分も抜け出すこと。
まんまと脱走したジョーカーはハービーが入院している病院へと向かう。悲しみにやりきれない彼を落とすのは簡単だった。ハービーは、トゥフェースとなってしまった。病院を抜け出し次々に警察を殺すトゥーフェースに。
バットマンが彼を追うが、彼の前でトゥーフェースはビルから転落し死んでしまう。ゴードンは警察官が殺されている以上、ハービーの罪は明らかにしなければならないという。しかし「光の騎士」と言われていたハービーが闇に落ちたと知れては市民の希望がなくなってしまう。私が殺したことにしろ。私は「闇の騎士」(ダークナイト)だと言い、バットマンは去っていく。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
コミックやアニメ版は見たことないんですが、1989年の初代(正確には初代ではないけれど)映画版バットマンから好きなんですが、バットマンビギンズから作風が変わっているとは言え、映画版バットマンファンにとってはとても楽しい作品でした。
でも、アメコミ、特にバットマンって悪役も真の悪役なのではなくて、例えば初代バットマンのジョーカーはボスにはめられて化学工場で追い詰められて廃液槽の仲に落ちてジョーカーになったり、ペンギンも親に見捨てられてペンギンになったり、ミスターフリーズのように妻を助けたくて悪になったりと、悲しさのあまり悪役になるっていうところが好きなんです。そして悪に染まっていく様が描かれているのが好きなんです。でもこの作品のジョーカーはホントの真の悪。同情の余地もない悪というのがちょっと残念。
そうとは言え、完璧な悪のジョーカーもすごくて、捕まった時は?あれ?もう捕まっちゃうのと思ってしまいましたが、わざと捕まったジョーカー。やはりバットマンよりも1枚上手のジョーカーもすごく魅力的です。初代ジョーカーのふざけた感じのジョーカーも好きですが、この完璧なまでもジョーカーも良いです。
若くして亡くなったヒース・レジャーの冥福を祈ります。
話は変わりまして、僕の好きな俳優さんがちょい役で出ていますね。銀行の副支店長役のウィリアム・フィクナー。もうちょっと出て欲しかったけど、あっという間に出番が終わってしまった。ホントにエキストラ級の扱いなのが残念でしたが。
ダークナイトって「暗い夜」なのかと思っていたら、騎士のナイトか!って最後にわかりましたが、この息つく暇もないこの作品、とってもオススメです。
初代バットマン、バットマンリターンズを久々に見たいなぁと思いましたが、僕が持っているのはLD(レーザーディスク)なんですよね~。もうプレイヤーがありません。(涙)
観て良かった度:●●●●● 5点 |
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- クリストファー・ノーラン監督
- クリスチャン・ベール(ブルース・ウエイン/バットマン 役)
- マイケル・ケイン(アルフレッド 役)
- ヒース・レジャー(ジョーカー 役)
- ゲイリー・オールドマン(ジェームズ・ゴードン 役)
- アーロン・エッカート(ハーヴィー・デント 役)
- マギー・ギレンホール(レイチェル 役)
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この記事へのコメント
この作品、色々考えさせられる内容でしたね。
私は最初のシリーズのバットマン(ジャック・ニコルソンがジョーカーの)はちゃんと全部見てないんですが、他にも色々と敵キャラが出て来るんですね。と言う事は、このシリーズもまだまだ何作も続くって事ですかね?
映画の中で、思いがけず贔屓の俳優さんを見つけた時って嬉しいですよね。
そうなんですよね~。ジョーカーがまた出てきたってことは、他の敵キャラもまた出てくるのかなぁ?って期待しちゃいます。ロビンやキャットウーマンも・・・。
個人的にはペンギンが好きです。バットマンリターンズはペンギンがかわいそうで涙しちゃいました。