ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

映画を観るペースが週に１度に激減。そんな中今回はハムナプトラ３　呪われた皇帝の秘宝を観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　戦の暗雲が立ちこめる古代中国。自然界を操る魔力を持った皇帝（ジェット・リー）がいた強靱な武力を持つ皇帝は今は中国全土を手中に収めようとしていた。そんな彼の欲するものはただ一つ。不老不死の力だった。
　皇帝は信頼する呪術師の娘ツイ・ユアン（ミシェル・ヨー）とミン・グオ将軍（ラッセル・ウォン）を旅立たせる。二人は不死の魔術を発見し都に戻る。その見返りにユアンはミン将軍との仲を許すように言うが、皇帝はそれを許さずミン将軍は皇帝により処刑されてしまう。悲しんだユアンは皇帝と臣下を呪いで陶器に変え、姿を消す。

　約2000年後の1946年のロンドンでは、リック・オコーネル（ブレンダン・フレイザー）と妻エヴリン（マリア・ベロ）はが暮らしていた。エヴリンはこれまでの物語を小説にして大ヒットし、有名な作家となっていた。一方リックは諜報活動から引退し、釣りなどをして静かに、そして退屈な日々を過ごしていたのだ。そんな彼らの元に、外務省から持ち主を不死の泉に導くと言うブルー・ダイヤ＜シャングリラの眼＞を上海の博物館に返還する任務が舞い込む。二人はその任務を受け、一路上海へと向かう。
　一方、上海では親に内緒で大学を中退し、皇帝陵を発掘しようとする息子のアレックス・オコーネル（ルーク・フォード）の姿があった。皇帝陸を発見し、棺を開けようとするアレックスの前に１人の少女が立ちはだかった。
　上海でエヴリンの兄ジョナサン（ジョン・ハンナ）が経営するナイトクラブに行ったリックたちは、皇帝陸の発掘という偉業を成し遂げたアレックスと鉢合わせし、ケンカになる。
　翌日、博物館の館長ウィルソンに＜シャングリラの眼＞を届けに来たリックたちだが、ウィルソンは中国を最強国にしようと目論むヤン将軍（アンソニー・ウォン）と共謀し、＜シャングリラの眼＞を使って皇帝を復活させようとしていたのだ。
　リックたちは阻止を試みるが、ヤンは復活した皇帝を連れ逃走する。皇帝陸でアレックスを襲った中国人女性リン（イザベラ・リョン）と協力しヤン将軍と皇帝を追う。彼女は皇帝陵を見張ってきた家族の末裔で、＜シャングリラの眼＞を手に入れた皇帝がシャングリラにある不死の泉の霊水を飲めば、軍隊を呼び覚ます力を得ると話す。オコーネル一家は、シャングリラの場所を示す塔があるヒマラヤに向かう。
　一行は入口で皇帝たちを待ち伏せするが、戦況は思わしくない。皇帝が投げた剣はアレックスに向かって一直線に飛んでくる。そんな時、リックが身代わりに入り、瀕死の重傷を負う。
　リンはシャングリラにある不死の泉の力を借りればリックを助けることができると言い、一行はシャングリラへと急ぐ。シャングリラに着いたリックたちは、不死の泉の力で生き延びたユアンと出会う。そしてリンはユアンの娘だった。泉の力でリックは生き延びるが、皇帝も完全に蘇るのを阻止できなかった。皇帝は3つの頭を持つ龍に変身し、軍隊を復活させるため皇帝陵に飛んでいく。
　完全復活してしまった皇帝を止めることはできない。ましてや強靱の軍隊が復活してしまってはなすすべはない。そんな時、ユアンは皇帝により万里の長城の地下に封印された兵士たちを甦らせる計画を思いつく。ユアンは、ユアンとリンの不死と引き替えに皇帝に破れた兵士や民、そして愛するミン将軍を復活させ、皇帝とその軍隊と戦わせる。反皇帝軍と皇帝軍が戦いを繰り広げる一方、ユアンから魔法の龍剣を持って皇帝に１人戦いを挑む。しかし、完全復活した皇帝はあまりにも強敵で、不死を失ったユアンは命を失ってしまう。
　一方、ユアンから引き継いだ龍剣を持って、皇帝の息の根を止めようと立ち向かう。しかし龍剣は皇帝に真っ二つに折られてしまう。。。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　まず思ったのが、エヴリンってこんな人だっけ？あれ？そう言えば前作では誰だっけ？アンジェリーナ・ジョリー？そんなにかっこよかったっけ？アンジェリーナ・ジョリーはハムナプトラシリーズじゃなくてトゥームレイダーシリーズだ・・・。もう頭の中がごっちゃごちゃに・・・。前作のエヴリンはレイチェル・ワイズだったんですね。帰ってきてから調べてすっきり。でも調べられない映画館では悶々としていました。
　映画は。。。そう、これがハリウッド映画。最近ではもう当たり前ですがCGをふんだんに活用して迫力ある映像です。見ている時は、ドキドキハラハラなんですよね～。でも、終わった後には何も残らない。おそらく年末くらいにはもうあまり印象もなくなっているでしょう。エンターテイメント性はあるけど、その場限りの作品だと思います。
　ジェット・リーは好きな俳優なんですが、今回の作品ではジェット・リーらしい部分もなく、ジェット・リーファンとしては寂しいですし。
　見ている時は楽しさに浸れますが、たぶんそれだけの作品かな。もったいないけど、それがハリウッド作品の醍醐味の一つかな。ちょっと辛口のコメントですが、見ている最中の迫力はすごかったんで４点ですかね。

　いくつか気になることも。ヒマラヤに向かう時、飛行機が崖ギリギリに着陸。次はどうやって離陸するんだろう？もう滑走できないじゃん。そして、、、タイトルの「皇帝の秘宝」って結局なんだったんだろう？

観て良かった度：●●●●○ ４点

• ハムナプトラ３　呪われた皇帝の秘宝公式サイト
  
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• オリジナル・サウンドトラック「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」
  
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• ロブ・コーエン監督
  
• ブレンダン・フレイザー(リック・オコーネル 役)
  
• マリア・ベロ(エヴリン・オコーネル 役)
  
• ジョン・ハンナ(ジョナサン 役)
  
• ルーク・フォード(アレックス・オコーネル 役)
  
• ジェット・リー(皇帝 役)
  
• ミシェル・ヨー(ツイ・ユアン 役)
  
• ラッセル・ウォン(ミン・グオ将軍 役)
  
• イザベラ・リョン(リン 役)
  
• リーアム・カニンガム(マグワイア 役)
  
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Comments

[kaoritaly]

いつもＴＢありがとうございます。

映画鑑賞が週１回は、映画ブロガーとしてはちょっと寂しいところ・・ですよね。

私はエブリンが替わったのは見る前からレイチェルのクレジットが無いし・・と解っていたのですが、結構好きな女優さんだと思っていたマリア・ベロと気が付いた・・というか判ったのはエンドロールでした＾＾；　見たことあるけど誰だろう・・って感じで。

[よしな]

kaoritalyさん、コメントありがとうございます。
一昨年は３日に１回の割合で映画館に通っていて、１週間行かないと、係員に「久しぶりですね」なんて声をかけていただけていたのに、今はで１週間に１回。仕事が忙しいとは言え、寂しいです。
マリア・ベロってもっと美しいイメージがあったのですが、正直この映画ではただのおばちゃまに見えちゃいました。(汗) ちょっとイメージ違いますよね。僕もなかなか思い出せませんでしたよ。

[ドーナツ]

こんにちは。遅ればせながら観てきました。途中から実写版トウーム・レーダー？、インディー・ジョーンズのスピンオフ？今年がチャイナ・イヤーなので舞台が中国なんでしょう。でも、観慣れたCGとストーリーにハリウッドのマンネリを感じました。H3には期待していたんですが、残念な出来でした。

[masya]

ジェット・り－の悪役としての迫力は凄い。登場キャラが多くってもう、展開についていくのが疲れました。
でも相変わらず、アジア人＝武芸者という図式が西洋にはあるようです。
エンディング近く、勝どきを上げながら砂塵化していく「ミイラ軍団」はまるで、「ゾンビ」でした。

[よしな]

ドーナツさん、こんにちは。
１週間ブログが見られない状態でした。ご迷惑をおかけしました。

そうですよね。オリンピックの影響なんでしょうけど、中国が登場する映画などが多いですよね～。確かにマンネリ感は感じます。日本映画に感動作が多いように、CGとアクションの迫力映画、それがハリウッド映画なんだと思います。
最近ちょっとハリウッド映画は飽き気味ですが、深いこと考えずにその迫力を楽しめれば良いのかなと、そう割り切って観てます。

[よしな]

masyaさん、コメントありがとうございます。
ジェット・リーは、本文にも書きましたが、好きな俳優さんの１人です。でも意外にジェット・リーとしての出演が少なく、しかも見せ場もそれほどなくて残念に思いました。でも、やっぱりその存在感は大きいですよね～。
確かにエンディングのミイラは、ちょっと微妙でした・・・(汗)

[まっぴ]

よしなさん、はじめまして。突然の映画の紹介で失礼します。

ジェット・リーがアクションを封印して自閉症の息子との情愛を演じる映画「海洋天堂」（原題）が今年中国・香港・台湾などで公開されたのをご存じでしょうか。

ジェット・リーは脚本に感動し、ほぼノーギャラでこの映画への出演を決めたそうです。

この映画の音楽担当は、久石譲さんです。医学監修には日本人も関わっているそうです。


しかし、この映画は娯楽作ではないので興行的に不安があるのか、日本での公開はまだ決まっていません。

そこで、この映画の日本公開を目指して『ジェット・リーの「海洋天堂」を日本で観たい！』という活動を以下ＵＲＬのサイトで行っていて、ネットで賛同メッセージを募っているそうです。
http://oceanheaven.amaterasuan.com/
誠に勝手なお願いなのですが、もしよろしければこの活動に少しでもご協力いただければ幸いです。

（注…私はこの日本公開活動の運営者ではありません）


映画「海洋天堂」のストーリーです

水族館に勤める王心誠（ジェット・リー）は、妻を亡くして以来、自閉症の息子の大福を男手ひとつで育ててきました。
大福は海で泳いだり、水中の生物と触れ合うのが好きでした。
大福が２２歳になり、心誠は将来の息子の自立について考えていました。
そんな中、心誠が末期がんに侵されていることがわかり…


香港版予告編動画（英語字幕付き）
http://www.youtube.com/watch?v=F6MGxP2_oi8

[よしな]

まっぴさん、情報ありがとうございます。
夜遅くになってしまったので、紹介してくださったサイトはあとでゆっくり見させていただきますね～。日本でも上映して欲しい作品ではありますね。