４４００　シーズン３　ようやく見終えた: よしなしごと

2008年06月02日

４４００　シーズン３　ようやく見終えた

　海外ドラマ4400の一気観試写会（記事はこちら。）から早１年半。もうすでにシーズン４もレンタルされているという時期に、ようやくシーズン３を観ました。

●ストーリー（ネタバレあり）

シーズン２の記事はこちら。

　4400にプロマイシン抑制剤を投与し、28人の4400の命を奪った元NTAC指揮官ライランドの暗殺未遂事件が起きた。犯行声明を出したのは4400のノヴァ・グループという組織。彼らは自分たちの力を再び示すと予告した。しかしプロマイシン抑制剤の投与をやめた4400は次第に能力を高めていった。4400を恐れる人々はライランドを支持した。
　その頃、イザベルの母のリリーは気がつくと26歳から75歳と急激に歳をとってしまった。それに反してイザベルは赤ちゃんから級に大人の女性へと成長していた。リリーは次第に体長を崩しやがて死んでしまう。イザベルは自分の所為だと自殺を図るが、不思議な力で死ぬことができないでいた。
　NTACの尋問室ではノヴァ・グループの1人キムが射殺された。射殺したのは捜査官のトム。ダイアナが彼女に話を聞きに行くとトムは逃亡。なんと4400の１人が他人に変身する能力を持った者がいるのだ。そいつがアラーナをも巻き込んだ。二人のトムがアラーナの前に立つが、正体を見抜いたアラーナのおかげで逮捕することができた。
　大人になったイザベルは4400センターの館長を務めるショーンに恋をした。だがその行きすぎた行動は目に余るものがあり、最初はその気だったショーンも引いてしまう。一方4400のアドバイザーのマシューはノヴァ・グループに資金を渡してしまったショーンに疑問を持ち、謀反を起こそうと計画する。
　ダイアナの養子となったマイアの前に１人の女性が現れた。マイアの妹だと名乗るその女性だが、ダイアナは彼女に疑問を抱く。ダイアナが仕事をしている間にその女性はマイアを誘拐してしまう。誘拐されたその場所にはマイアのように4400の子供が何人か幽閉されていた。未来人である彼女らは子ども達に新しい能力を授け別の時代へと飛ばしてしまう。一方でマイアのことを知る者の記憶は奴らによって改ざんされ、ダイアナですらマイアの存在を忘れてしまった。
　トムがストレス発散のためにアラーナの能力でトリップしている最中急に少女が現れた。顔のないその少女が誰なのかわからない。ダイアナも似たような経験をした。いろいろなところで少女の面影を見るのだ。しかしその少女が誰なのかわからない。思い出せないのだ。アラーナの能力でダイアナが過去の時代を見る。ダイアナがまず見たのは法廷だった。その少女が現れ判事の部屋へと導かれた。判事は署名欄にサインしてください。その書類にサインすると判事は、「ダイアナとマイアの養子縁組を完了します。」と言う。その少女はマイアなのだ。なぜ愛するマイアの記憶をなくしたのか。ダイアナはマイアの行方を捜す。マイアを見つけたのは捜査官のマルコだった。マイアが見つかったのは1847年。彼女は25歳で天然痘で死んでいた。行方不明になった4400の子供はすべて別の時代に送られていたことを知ったダイアナは、アラーナの幻想の中に閉じこもってしまい、戻らなくなってしまう。このままではダイアナは死ぬだろうという医者の意見を聞いたトムはある計画を思いつく。首に縄を巻き、橋から飛び降りる。次の瞬間トムは未来人の前にいた。未来人は子ども達を今の時代に戻すかわりにイザベルを殺すように言う。
　一方、ショーンの気がおかしくなった。盗聴器が体の中に埋め込まれているとナイフで自分の体を切り刻み始めた。ショーンを救おうとするイザベルをマシューは君の使命は4400の抹殺だという。口うるさいマシューはイザベルに殺されてしまう。その一方、イザベルはショーンの気をおかしくした4400のアーマンドに能力を反対に仕掛けて気をおかしくしてしまう。
　ブリンクという新種のドラッグが流行りだした。ブリンクは人に幻覚を見せる作用があり、それを使った人は自殺してしまう。そのブリンクの製造に4400が絡んでいると知ったトムとダイアナは捜査に乗り出す。その直後トムには死んだはずの親父が、ダイアナには別れた元恋人の幻覚が見えるようになる。4400の１人、ナオミ・ボンダーマンがNTACに出頭した。彼女の手の脂を触った人は幻覚を見るようになった。その幻覚はわだかまりのある人なのだ。その幻覚と話をすることでわだかまりが解消し心が救われたと言うのだ。彼女が育てたハーブを食べると同じように幻覚を見る。そのハーブを利用して何者かがドラッグを作ったのだ。
　イザベルはショーンと結婚すると言い出した。ショーンは拒んだがイザベルは聞く耳を持たない。ショーンはイザベルが寝ている間に能力でイザベルを殺そうとするが失敗してしまう。
　研究者のケヴィンは4400の能力を自分も持とうとプロマイシンを自分自身に投与していた。4400のテスがそれを支援していた。闘争したケヴィンを追うトムとダイアナだが、逆にダイアナがケヴィンに捕まってしまい、プロマイシン投与の実験台にされてしまう。トムはダイアナの行方を追い、ケヴィンとテスを追い詰める。しかしダイアナを取り戻した者のケヴィンらを取り逃がしてしまう。
　4400の仕業と思われる変死体が相次いで発見された。当初なんの共通点もないと思われた被害者達はある病院で行われた放射線治療の影響で遺伝子が傷ついていたのだ。犯人はライランドが秘密に行っている軍事プログラムの兵士だった。その秘密プログラムとはプロマイシンを投与し、兵士に強力な能力を与えようというプログラムだ。その遺伝子欠陥がある人と4400の間に生まれた子供は4400と同じ能力を持つのだ。4400の全滅をもくろむライランドにとって能力を持つ子供も脅威なのだ。
　イザベルの暗殺に失敗したショーンは、イザベルと結婚することを承諾する。そのお祝いで4400でもらったプレゼントは葉巻。その葉巻を吸うと未来が見えるというのだ。その葉巻を吸うと、イザベルのおかげで本当の自分に気がついたと言いながらイザベルの父・リチャードを殺す自分の姿が見えた。やはり結婚は間違えだと感じたショーンは、結婚をやめる決意をする。そしてまた葉巻を吸うと、今度はトムや多くの人が死んでいく地獄のような光景が見えた。俺がイザベルとの結婚をやめさせたからだと言いながら死んでいくトムを見たショーンは、どうすればいいのかわからなくなる。そんな時、殺されたはずのジョーダン・コリアが姿を現した。
　コリア暗殺の容疑で逮捕された息子・カイルを救うため、トムはコリアを探す。死からよみがえったことで4400から教祖のように扱われていたコリアの証言でカイルは釈放された。一方コリアはイザベルを4400センターから出て行くように命じる。
　ダイアナの妹のエイプリルが戻ってきた。恋人を連れて。しかしマイアがダイアナとその人が結婚する光景が見えると予言し、ダイアナは彼・ベンと距離を置こうとする。しかし二人は互いに惹かれあう。
　NTACでは拘留中のノヴァ・グループが一斉に姿を消した。拘留中の4400にはプロマイシン抑制剤を投与していたため能力を使って脱獄はできない。ノヴァ・グループを再結成させたい奴の仕業なのか。
　以前ノヴァ・グループに襲われたライランドに警告に向かったトムだが、ライランドは専属のボディガードを雇っていた。それはイザベルだった。
　ショーンはコリアから驚くべきことを知らされる。ノヴァ・グループをNTACから連れ出したのはコリアだったのだ。イザベルとライランドが組んでいるとなれば4400センターが襲われる。一方ライランドらもコリアらが攻めてくるのも時間の問題と、プロマイシンを使った兵士強化プログラムの計画を急ぐ。
　ショーンは悩んでいた。テロリストであるノヴァ・グループを支援するのは間違っている。ショーンはトムとダイアナにコリアのことを打ち明ける。
　コリアの攻撃が始まった。コリアらはライランドらが保管している大量のプロマイシンを奪うことに成功した。ネットでは誰でも4400と同じ能力がもてるというメッセージが流れた。一方、ライランドとイザベルはコリアを追い詰めプロマイシンを奪い返そうとする。しかしそのプロマイシンは偽物でイザベルは爆発に巻き込まれてしまう。怒ったイザベルは4400センターに侵入し子ども達を人質にとる。
　駆けつけたトムは未来人からもらった注射をイザベルに打とうとするが返り討ちに遭う。そこに現れたのはリチャード。彼はその注射をイザベルに打つと、彼女の恐ろしい能力は消えてしまった。4400センターはNTACに閉鎖されたが、コリアは逃亡。盗まれたプロマイシンはコリアらによって無差別に配布されていた。4400と同じ能力を身につけられる可能性は50%。死ぬ確率は50%。姉に彼氏を寝取られたエイプリルもそのプロマイシンの注射を手に入れた。
　4400と人間の戦いが今始まろうとしている。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　シーズン２はなんか冗長だったですが、シーズン３ではまたいろいろなエピソードが。他の方のブログを読ませていただくと、シーズン３を見始めたけどシーズン２を忘れていて話が繋がらないという書き込みも多かったので、まずシーズン２を復習してから。
　やっぱなんと言ってもシーズン３で気になるのはイザベルですよ。イザベル。赤ちゃんかと思えばいきなり大人の女性に。頭は成長しているんだかしていないんだか、すっごくわがまま。自分の思ったことにひたむきで、ショーンとの仲を反対する人は誰でも能力で・・・。こっわ～～！
　そうかと思えば、吹き替えが独特の声のマイア（声優：金田朋子）が未来人に連れて行かれちゃうシーンも。ダイアナやトムと再開した時は、自分でもビックリしましたがウルウルしてしまいました。ちなみに金田朋子ってあんな声なのに僕よりも年上なんだ！かなりの作品に出ているのに初めて聞いた声です。ちなみに声だけじゃなく顔も童顔で居酒屋に入れなかったりという逸話もあるそうです。へぇ～～。。。
　そして最終話では、プロマイシンが不特定多数に配られる。えっ、どうなっちゃうの？シーズン４がどうなるのか楽しみです。