八丈島の海を潜ってきました。



 ゴールデンウィークを利用して八丈島にダイビングに行ってきました。今回で八丈島は2回目(1回目の記事はこちら。)です。

 竹芝桟橋から約287km、東海汽船のかめりあ丸で約11時間かけての移動です。飛行機だと50分なのにかなり時間がかかりますね。

 今回は、機材にトラブルが続出。出発当日になって水中ライトが壊れました。ヒューズホルダーのツメが割れてヒューズが固定できないようになってしまいました。テープで固定しようかと思ったのですが外れたりしてもイヤだし、どのみち恒久対策しなければいけないし。いっそのこと圧着端子で直結しちゃおうかと思ったのですが工具がないので。バイク屋さんならあるだろうと思っていつもお世話になっているバイク屋に行ったら、やってあげるけどまずジャンク屋さんでヒューズホルダー探してみては?と言われ、家の近くのジャンク屋さんに。ところがゴールデンウィークで休み。電気屋さん、ホームセンターなどを数件回ってなんとかゲット。ちょうど良いのがなかったので突貫工事でとりあえず修理完了。
 次はドライスーツの糸がほつれているのを発見。ゴム糊で修理しようと思ったらしばらく使っていないのでパサパサ。ダイビングショップで修理してもらい何とか・・・。
 いざ、八丈島について潜ったらドライスーツに穴が空いており、水没。もうびちょびちょ。
 一緒に潜った人もドライスーツが破れたり、穴が空いたりで、今回は機材に悩まされました。没神様降臨です。しかも東海汽船も結構揺れて、クヨ諸島(記事はこちら)から、揺神様も降臨中。

 でも、海は、よかったですよ~。以下写真を交えて。




ナズマドというポイント。
伊豆固有種のチョウチョウウオであるユウゼン。一昨年は数匹の群れでしたが、今回は玉になっていました。この時期の産卵時期はこんな風に玉になるんですって。玉になるチョウチョウウオは少ないんですって。

ユウゼン玉がとってもすごかったので、数枚続きます。おつきあいください。

このナズマドでは、イソマグロやアオウミガメも見られました。

実はハンマーヘッドシャークも出たらしいのですが、残念ながら僕らは見ることができませんでした。でも、ナズマドはいろいろなものが見られてとても楽しいポイントでした。

次は旧八重根港というポイント。ここではゾンビのようなイシガキフグがお出迎え。

今度はネズミフグかな。



しばらくワイドの写真が続いたので、今度はマクロ系の写真を。。。
これはゴカイの一種のイバラカンザシ。別名クリスマスツリーと呼んでいます。
手やカメラを近づけると引っ込むので、モグラたたきのように遊べます。一度引き抜いてみたいんですけどね~。

ヤドカリ。目がキュート?!

ゾウゲイロウミウシ。うねりのあった旧八重根港で頑張って撮りました。

コールマンウミウシかなぁ?

これもゴカイの仲間。オオナガレカンザシ

今度はウツボシリーズ


シロタエイロウミウシ

ワイドに戻って、ツバメウオ。好きな魚の一つですが、ちょっと傷がついていてかわいそう。

何かいないかなぁ~?

おっ、いたいた。ハナミノカサゴです。

旧八重根港のアーチです。

同じく旧八重根港のアーチのところにあったウミウチワ。

旧八重根港からの帰り道。ブロックがたくさん沈んでいました。

ナズマドのアーチ。
 


 今回はドライスーツがやばかったこともあり、ナイトダイビングはやめて合計6本。透明度は15m~25mと、沖縄には及びませんが、青くきれいな海でした。水温は22~23度と、ウェットでも充分な水温。ドライスーツが水没してもそれほど辛くはありませんでした。不幸中の幸い。ただ、曇り時々雨(帰る日だけ晴天)で、ワイド写真を撮るには暗かったのが玉に瑕。ISO感度をずっと100にしっぱなしだったので、撮れた写真も暗め。RAW画像で撮っていたので救えましたが、JPEGしか保存していなかったらと思うと。。。今のカメラだとISO感度をあげるとノイズが出てきちゃうので、そろそろ高感度でもノイズの少ない新しいカメラに買い換えかなぁ~。

 まぁ、久々のダイビングでしたが、ストレスを海で洗い流すことができました。明日からの仕事、頑張るぞぉ~!




 ところで、以前飛行機の燃費(二酸化炭素排出量)を紹介しました。(その時の記事はこちら。)じゃあ、船はどうなんだろう?
 かめりあ丸の燃料は、機関士さんに聞いたところ、八丈島-竹芝桟橋で約20キロだそうです。つまり重油が20キロリットルです。重油の比重は0.82~0.95程度。0.9g/cm3として換算すると、18×1000kg。重油の主成分は炭化水素ですが、炭化水素は燃やした重さの約3倍の二酸化多酸素が排出されます。重油だと3.1くらいか?つまり片道55.8tの二酸化炭素が排出されます。
 ちなみに旅客定員は2021人。満員だったとして1人あたり片道27.6kgの二酸化炭素を排出したことになります。

 次に飛行機では。。。以前の記事ではB747でしたが、羽田-八丈島空港はそんな大きなジェット機ではなく旅客定員166人のエアバスA320。24kLのガソリン(?)で2,380km飛べるそうです。お客さんが誰も乗っていないとして、燃費は0.099km/L。羽田-八丈島空港の距離は約280kmですから、2828Lのガソリンが必要になります。やはりガソリンも炭化水素が主成分なので3倍して、8.5tの二酸化炭素が排出されます。
 満員だったとすると1人あたり片道で51.1kgの二酸化炭素が排出されるんですね。

 こう考えると船も意外と二酸化炭素を排出しているんですね~。













この記事へのコメント

K
2008年05月07日 21:44
八丈に行ってらしたんですね。
私は初めて宮古島+伊良部島に行って来ました。透明度はいいけど、魚の数も海の青さも多分八丈島のほうが上です。たださすが地形ポイントだけあって眺めは良かったです。
5月なのにユウゼン玉が出るんですね。温暖化のせいか、昔からGWでも出るのか????
2008年05月08日 01:58
Kさん、こんばんは。
お帰りなさい。最近宮古島は地震が多いので心配していました。でも無事に帰ってこられたようで安心しました。
伊良部はわかりませんが、宮古の地形はホントおもしろいですよね。また行きたいです。
kmkm
2008年05月10日 19:12
こんばんは!八丈お疲れでした~!
ワイド、マクロと写真が撮れましたね。
はっきりしないお天気でしたけど、透明度は良かったので
ヨシとしましょう。
気になるキノコの写真は??楽しみにしています!
それにしても・・・ゾンビフグ?コワ可哀想ですね・・。
2008年05月10日 19:54
よしなさん今晩は、お久しぶりです。八重根港ですか、
今回の海中写真は連休中の楽しさが伝わってきました。nanaも仕事で八丈島に数回行きましたが、
団伊久磨さんが潮干狩りにご一緒してくださった古き良き時代の事をおもいだし懐かしく楽しい写真で有難う御座います。
2008年05月11日 05:30
●kmkmさん、こんばんは。
仕事が忙しく、ブログに書きたいことをまとめる時間がない日が続いています。特に光るキノコは、eos kiss X2という新しいカメラでRAWで撮影したため、パソコンのソフトを新しくバージョンアップしないと見られないんです。もうちょっと待ってね。

●nanaさん、こんばんは。お久しぶりです。
最近はリゾートダイバーと化していて伊豆にはあまり行かない日々が続いています。熱海も好きなポイントなんですけどね~。
潮干狩りというと千葉を思い出しますが、八丈島でも潮干狩りが楽しめるのでしょうか。潮干狩りか。。。小学校以来です。懐かしい話題を提供してくれてありがとうございます。

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