チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 観てきました

仕事が疲れた～。でもちょっとだけ早く上がれる。と言うわけで映画館に。チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを観てきました。

●ストーリー（ネタバレなし）

　米ソが対立する冷戦時代、下位議員のチャーリー・ウィルソン（トム・ハンクス）は、女と酒が大好き。秘書はチャーリーズエンジェルと呼ばれる美女集団、彼を訪ねてきた人に朝の十時から酒を勧めるほど。こんなお気楽政治家で目立った功績もないが、おおらかな人柄で皆からは慕われていた。そんなチャーリーは、実は平和を愛する揺るぎない心を持っていた。
　その頃、アフガニスタンはソ連の攻撃に苦しんでいた。1978年、アフガニスタン民主共和国の中に成立した共産主義政権を支えるためにソ連がアフガニスタンに軍隊を出兵していた。事実上ソ連のアフガニスタン侵略行為である。1982年には国連がソ連はアフガニスタンから撤退するべきだとの国連決議を出したが、ソ連はそれでもなお侵略を続けていた。
　この侵略行為にチャーリーは心を痛めていた。そんな時、チャーリーは国防歳出小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していない事を知る。500万ドルではカラシニコフくらいしか買えない。ソ連は空爆にヘリを飛ばしてくるのに対抗できるはずもない。チャーリーは予算を増やすように要請する。
　そんなチャーリーに目をつけたのはテキサスで6番目の富豪で、反共産主義者のジョアン（ジュリア・ロバーツ）。彼女はチャーリーにアフガンを救うように訴える。「俺がやるの？」と答えるチャーリーだったが、CIAのはみ出し者であるガストフィリップ・シーモア・ホフマンと手を組み、予算を大幅にあげ、アフガニスタン侵攻に抵抗するムジャーヒディーンを後援する。結局CIAは10年間で21億ドルの予算を使った。
　この日、ソ連の攻撃ヘリ3機がいつものようにアフガニスタンの村を攻撃していた。しかしこの日はいつもと違う。抵抗軍は対空ミサイルを準備し狙いを定める。初めてソ連軍はアフガニスタンからの攻撃を受けた。3機は墜落。それを皮切りにムジャーヒディーンらはソ連軍に次々とダメージを与えていった。
　そして1989年、ソ連はアフガニスタンから完全撤収を行った。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　予告を見るともっとコミカルな作品なのかと思いきや、終始まじめ路線の映画でした。字幕も多くて、特に仕事で疲れていたこの日に観に行くような作品ではありませんでした。もっとちゃんとした時に見に行けば良かったと後悔。久々に映画館でウトウトしてしまいました。そう言ったわけで、今回の「観て良かった度」は採点無しです。ウトウトしてしまったのに採点するなんて失礼なことはできませんから。
　まぁ、確かに日本でまじめで政治映画です的な予告作ったら観に行く人少ないかもね～。

　当時のソ連はアフガニスタンに対してホントに残虐なことをしたのかも知れないけど、助けるって結局お金で武器を支援するんだとちょっと複雑な心境になりました。国連決議に反して侵略を続けているのだから武力行使しか無いのかもしれないけど、血を血で洗うだけ、新たな争いを生み出すだけなんじゃないかと。実は昨日見たランボー　最後の戦場でマイケル医師が似たようなことを言っていたんです。結局そんなことを言うのはきれい事なのかなぁ。
　確かにムジャーヒディーンらが力をつけたことでソ連にも犠牲者は増えたけれど、結局はアフガニスタンからは撤退したわけだし。戦争って何が正しいのか、わからないですね。
　でもこれは事実です。アメリカが支援したムジャーヒディーン軍の中にはあのオサマ・ビンラディンもいました。アメリカの支援で勝つことができた彼が、今度はアメリカに対してテロを起こしています。

観て良かった度：※※※※※ 採点なし　ごめんなさいm(_ _)m

• チャーリー・ウィルソンズ・ウォー公式サイト
  
• チャーリー・ウィルソンズ・ウォー DVD2008/10/24発売予定
  
• チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 文庫上巻
  
• チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 文庫下巻
  
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• マイク・ニコルズ 監督
  
• トム・ハンクス出演作品
  
• ジュリア・ロバーツ出演作品
  
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Comments

[くまんちゅう]

トラバどうもでした
予告と本編のイメージが違いすぎましたね。
ちょっと反則気味でした。
ただＣＩＡの暗躍と当時の兵器に興味が有ったので、個人的には楽しめました。

[よしな]

くまんちゅうさん、コメントありがとうございます。
なるほど。そう言うところに興味がある方なら楽しめたかも知れませんね～。
この前船の科学館に行った時に、おみやげ屋さんで「世界の最新兵器カタログ」なる本が売られていてビックリしました。

[あさこ]

ＴＢありがとうございました。
確かに見て面白いという映画ではありませんでした。
そういう意味では宣伝がひどすぎました。
でも興味深い内容で私は見てよかったです。

[よしな]

あさこさん、コメントありがとうございます。
予告を見た印象とだいぶ違っていたので、心構えが・・・。そう言う映画だと思ってみたらまた印象は違っていたと思うのですが。