マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 観てきました。

予告編を見た時に、美しく、楽しそうな映像に一目惚れ、しかもキャストはダスティン・ホフマンとナタリー・ポートマンと、僕の好きな俳優が主演。これは観に行かなければ！マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋を観に行くことにしました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　23歳のモリー（ナタリー・ポートマン）は、少女の頃は天才ピアニストと呼ばれていた。今は作曲でも自分の実力を認めてもらいたいと思うが、思うように進まず元気がない。
　そんなモリーは昼間はマゴリアムおじさん（ダスティン・ホフマン）が経営するおもちゃ屋さんで働いていた。このおもちゃ屋さんはとても不思議。一度飛ばしたら世界の端まで飛ぶ紙飛行機、逃げ遅れたら踏みつぶされてしまうほどの巨大スーパーボール、フリスビーが得意な恐竜、そんな魔法のおもちゃ屋さんだ。すべてのおもちゃが、すべての子ども達が輝いていた。
　このおもちゃ屋さんを手伝っている少年エリック（ザック・ミルズ）には友達がいない。キャンプに行ってもできる友達は動物だけ。今回のキャンプも途中で帰ってきてしまった。そんな彼の居場所はこのおもちゃ屋さんだけなのだ。

　リンカーンと石蹴りで遊び、エジソンにアイデアを提供し、ナポレオンのおもちゃを作った、243歳になるマゴリアムおじさんは急に引退を決意。むかし買ったお気に入りの靴の買い溜めがもう無くなり、最後の１足のこの靴ももう穴が空いてしまったからだと言う。彼は店をモリーに継いで欲しいという。そのために売り上げと店の資産を計算するために計理士のヘンリー（ジェイソン・ベイトマン）を雇う。
　作曲もままならないモリーは、温かくいつも明るいマゴリアムおじさんが大好き。引退してもう二度と会えなくなるのもイヤだし、ましてや店の経営などできるはずがない。そう思うモリーは何とかマゴリアムおじさんを説得しようとする。
　ところが他にもマゴリアムおじさんの引退に納得いかないものがあった。おもちゃ達だ。このおもちゃ達はマゴリアムおじさんに魔法で命を吹き込まれたおもちゃたちだ。そのマゴリアムおじさんがいなくなることに、魔法を信じないヘンリーに、そしていつも自信がなく頼りないモリーに怒り出した。
　店やおもちゃは急に色あせ、灰色になってしまう。ドラゴンはエリックに火をふき、猿はお客さんを襲い、絵本の中から出てきたタコは潮を吹く。
　しかしおもちゃ達の反乱やモリーの説得もむなしく、マゴリアムおじさんの決意は固かった。モリーは一時お店を閉め、とうとうマゴリアムおじさんの引退の日が来てしまう。モリーは店を売却することを決めるが、ひょんなことからヘンリーが魔法を目撃し、魔法を信じるようになる。このおもちゃ屋さんは本当に魔法のおもちゃやなんだ。ヘンリーはモリーに売却をやめるように説得する。
　魔法は信じるけど自分には自信がないとつぶやくモリー。ところがモリーが魔法を信じると行った瞬間、マゴリアムおじさんからもらった木の箱が動いた。自分にも魔法が使える。そう信じることができたモリーは自信を取り戻すことができた。モリーの自信が出れば出るほど、お店に輝きが戻ってきた。今では前と変わらないくらい輝きを取り戻したおもちゃ屋さんがそこにはある。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　僕が今まで観た中でベスト５に入る映画、フック。これにも出演したダスティン・ホフマンですが、フックも、このマゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋も、信じることと、夢や希望を与えるという意味で同じ毛色の映画ですね。
　音楽も良いし、映像も美しい。デジタル処理は最小限に抑えたというこだわり。ホントにこんなおもちゃ屋さんがあったらどんなに楽しいだろうかと思います。観ていて楽しくなる映画でした。
　ストーリーは、自信のない主人公が自信を取り戻していくというありがちなストーリーです。全くひねりがない。そしていまいち盛り上がりに欠ける。それが残念で仕方ありません。
　それと、モリーが自信を取り戻したところで、終わり。もうちょっとモリーの活躍などを入れて、楽しさの余韻に浸れたら良かったのになぁ。楽しいからこそ、もうちょっと余韻を楽しめたら良かったと思います。

　なんか、仕事が・・・、締め切りが近いのにまだほとんど進んでいなくて、疲れと自分の能力の無さに疲れていた時に観たと言うこともあり、ちょっと自信をもらえたかな。

p.s.
　靴下で作ったサル、ソックモンキーがかわいかったぁ～。

2008/03/10追記
　この映画館、予告の前のCMでエコドライブについてが流れていました。でもその次に流れた映画の予告が、スピードレーサー！エコドライブの説得力、全く無しでした。

観て良かった度：●●●○○

• マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋公式サイト
  
• マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋DVD(2008/09/17発売予定)
  
• マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋（サントラCD）（US輸入盤はこちら。
  
• マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋文庫本
  
• ダスティン・ホフマン
  
• ナタリー・ポートマン
  
• ジェイソン・ベイトマン出演作品
  
• 日本版テーマソングJasper（木村カエラ）
  
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※1：当記事掲載時です。実際の送料は注文時にご確認ください。

Comments

[たいむ]

あのソックモンキーが欲しいと思ったけれど、2個と同じものがないんですってね。
残念です（笑）

[masya]

アニメーションのクレヂットタイトルがかっこいい。
何年か前の「サンダーバード実写版」や古くはPセラーズの「Pパンサー」のオープニングを連想しました。
ポートマン、SWの頃のイメージが薄れていい感じです。（共演者だったHクリステンセンの「ジャンパー」も面白いアクションですよ）
「フック」が公開された時Jロバーツの演技にDホフマンはかなり注文を付けたらしい事を思い出して、ポートマンがいじめ（？）られたんじゃないかと、邪推しながら観てました。
ストーリー展開は無難な路線ですが自分は色彩の独特な使い方が心地よかったです。邦画では真似が出来ない色使いと言うか、うまく説明できないのだけど、イメージが湧くんですよね。
小学生の頃体育館で「メリーポピンズ」を観たんだけど、この映画、そんな風に使われるんじゃないでしょうか。
安心して観賞できる映画でした。

[よしな]

●たいむさん、こんにちは。
ソックモンキーの通販も見てみましたが、映画に出ている奴ほどかわいいのってないですね～。

●masyaさん、こんばんは。
いまいち盛り上がりに作品ですが、音楽と色遣いを含めてビジュアルはとても良かったです。残念ながら、メリーポピンズは見たことないけれど。