ペルセポリス 観てきました
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●ストーリー(ネタバレほとんどなし:公式ホームページより、一部改)
1978年、イランの首都テヘラン。9歳の少女マルジャン(愛称マルジ)(キアラ・マストロヤンニ)はパパとママ・タージ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、大好きなおばあちゃん(ダニエル・ダリュー)に囲まれて、しあわせに暮らしていた。そんな時、革命が起き、反政府主義のおじさんが帰ってくる。マルジはおじさんの話を興味深く聞いていた。そして学校は男女別々になり、女性はベール着用などの法律が制定され、翌年には戦争が勃発。おじさんは投獄された。人々は‘風紀取締り警察’に怯え、自由に発言することもできない。さらには空襲におびえて暮らすようになっていた。それでも恐れを知らぬマルジは‘PUNK IS NOT DED(パンクは死なず)’のジャケットを着て街に繰り出したり、校長先生に意見したり。大胆なマルジを心配した両親は、この混乱を避けて娘をウィーンに留学させることにする。
ティーンエイジャーのマルジはウィーンで仲間たちと楽しい日々を送っていた。いつの間にか大人へと大変身し、恋もする。しかし好きになった相手はゲイに目覚め、二人目は浮気をしてしまう。次第に、恋に疲れ、そして西洋文化とイスラム文化とのはざまで悩むようになり、自由を手放してでも帰国することを決意する。
再び家族の元に戻ったマルジは、さまざまな社会の矛盾や制約の中でたくましく成長していく-自分らしさとおばあちゃんの言葉「いつも公明正大に」を忘れずに…。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
原作&監督はイラン出身のマルジャン・サトラピ。自分の自叙伝。アニメーション映画としてはカンヌ史上3番目となるカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。
「笑いと涙の感動アニメ」と言われたら観に行くしかないでしょ。と思い観に行くことに。ただ、残念ながら僕はカンヌで話題になった映画で、おもしろいと思うものは少ないんですよね。まぁ、いいか。
結果は、やっぱり僕はカンヌとは相性が悪いらしい。これはこの作品が悪いのではなく、僕の知識がないからに他ならないと思う。世界情勢に疎い僕としては、イランがどんな国なのか、全く知らない。どんな民族が住んでいて、どんな宗教で、どんな言葉が話されているのか。イラン・イラク戦争があったということしか知らない。そして僕は政治にも疎い。共産(共和だっけ?)だの民主だの言われても違いがよくわからん。
加えて、ほとんどモノクロの映像に白い字幕では、字幕が読みにくい。
というわけで、メッセージ性の強い作品ではあるが、僕には伝わってこなかった。表面的なことしか理解できていません。ごめんなさい。
マルジャン・サトラピって宮沢りえと同じところにホクロがあるんだ。って、表面的ってそういう意味じゃないですけど。
マルジが友達の父親が人殺しと聞いて、その子をいじめるシーンがあって、その子の良いわけが、父さんは共産(共和だっけ?)者しか殺していない!と言うシーン。日本ではあり得ないですよね。日本じゃ良いわけにならないけど、イランだとそんなのが通用するの?怖い国だ。
字幕もゆっくり観られるDVDか、この映画のようにストーリーを圧縮していない原作本の方がいいかも。。。
あっ、そうそう、女性の方は、毎日10分、氷水で冷やすと歳をとっても垂れないそうですよ。試してみてください(笑)
観て良かった度:●●○○○ |
- ペルセポリス公式サイト
- ペルセポリスDVD(2008/10/22発売予定)
- マルジャン・サトラピ(原作&監督)
- ペルセポリスI イランの少女マルジ
- ペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
- ペルセポリス-オリジナル・サウンドトラック-
- 刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚 (単行本)
- キアラ・マストロヤンニ出演作品
- カトリーヌ・ドヌーヴ出演作品
- ダニエル・ダリュー出演作品
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で。
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この記事へのコメント
僕もいまいちカンヌ映画祭関連映画には
もひとつな感がありますが、この映画は
ヒットしました。
ただご指摘通り、字幕が画面が白で見にくかったのが、
難点でしたね。
DVDでもう一度見直そうかなあと考えています。
こんばんは。
突然のTB、コメントで失礼します。
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カンヌは私的にはキツイ作品が多いのですが、この作品は感動できました。でも、確かに白地に白の字幕はほんとに見にくかったですよね。
僕も歴史を勉強してDVDで再チャレンジしてみようかな。
●HIROMIさん、こんばんは。
孤独に負けそうになるけど、立ち向かっていくマルジ、かっこよかったです。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31929097
サトラピに影響を与えたと言われる漫画家の代表作です。
機会があれば読んでみますね~。