劇団四季ミュージカル ウェストサイド物語 観てきました。



 今回のミュージカルはまたまた劇団四季です。演題はウェストサイド物語を観てきました。


●ストーリー(ネタバレあり)
 アメリカ、ニューヨーク。リフ(松島 勇気)をリーダーとする非行少年グループ「ジェット団」と、ベルナルド(加藤敬二)をリーダーとするプエルトリコ系移民の若者グループ「シャーク団」は、縄張り争いをしていた。リフはシャーク団との構想に決着をつけるため決闘を申し込むことにした。ジェット団を一緒に作った親友トニー(鈴木 涼太)はジェット団から足を洗っていたが、決闘に申し込みに行くのをつきあうようにリフに頼まれ、渋々つきあうことにした。
 その夜、ダンスパーティー用に装飾された体育館に、ジェット団、シャーク団の連中が現れた。互いを挑発しながらのダンスを繰り広げていたその時、トニーは素敵な女性に出会った。その女性の名前はマリア(笠松 はる)。トニーとマリアは互いに運命を感じあっていた。その間に入ったのはベルナルド。ベルナルドの指示でマリアは帰宅を余儀なくされた。
 トニーはマリアのことがあきらめきれず、街中を探す。それに気がついたマリアは非常階段からトニーに話しかける。敵対関係にあるグループから二人の恋が歓迎されるはずもない。それは許されざる恋だった。
 トニーはジェット団に戻る。ジェット団とシャーク団は決闘の時に使う武器を何にするかを決めるために集まっていたのだ。拳銃か、棍棒か・・・。どちらが勝ってもけが人が出ることは間違えない。ジェット団からけが人が出るのも耐えられない。愛するマリアの兄ベルナルドやその仲間からけが人を出すことも避けなければならない。そう考えたトニーは、1対1の武器を持たない喧嘩を提案する。
 翌日の夕方、ハイウェイの下で決闘が行われることになった。トニーはマリアから喧嘩をやめさせて欲しいと頼まれ、決闘を止めにハイウェイの下へ向かう。リフとベルナルドの一騎打ちが始まろうとするその時、その間にトニーが割って入る。しかしリフもベルナルドもエキサイトし、二人ともナイフを取り出す。トニーの制止を聞かない二人。とうとうリフはベルナルドのナイフに倒れてしまう。親友が目の前で刺されたのを目の当たりにしたトニーは、ナイフを広いベルナルドを殺してしまう。パトカーの音が聞こえ、一行はちりぢりに逃げる。
 トニーの帰りを待ちわびていたマリアの前に現れたのはシャーク団の団員。彼の話ではトニーがベルナルドを刺し殺したというのだ。決闘はなかった、そう信じていたマリアは絶望する。
 絶望のマリアの前にトニーが現れた。トニーはシャーク団の団員チノ(横山清崇)に仇としてねらわれていた。そんなトニーは一緒に逃げて欲しいと言う。そこにベルナルドの恋人のアニタ(団こと葉)が現れ、トニーは去っていく。マリアはアニタに事の始終を話すが、そこにトニーを探しに来た警察がやってくる。マリアはアニタにトニーへの伝言を託す。「後で必ず行くから」と。
 アニタはトニーが隠れているバーのドック(緒方愛香)のところに向かうが、そこにはジェット団の連中がトニーをかくまっていた。ジェット団の練習は、リフを殺したベルナルドの恋人にひどい仕打ちをする。怒ったアニタはトニーへの伝言を正反対に伝えてしまう。マリアはチノに殺されたと。
 マリアが死んだと聞かされたトニーは絶望し、夜の街へと出て行く。そこに拳銃を持ったチノが現れ、トニーは撃たれてしまう。駆けつけたマリアの前で。そしてマリアの腕の中で息絶えた。



●感想、思ったこと(ネタバレあり)
 ロミオとジュリエットの現代版として舞台をニューヨークに移した物語だそうですが、まあ確かに似てるけど・・・。劇団四季ですからハズレはないものの、他のミュージカルに比べてちょっと迫力に欠けたかなぁ。ちょっと残念。
 あとは、映画もあんな終わり方ですが、やっぱりちょっと中途半端な感じがするんだよなぁ。ロミオとジュリエットの現代版と言われているので、マリアが生きているから中途半端な感じがするのかなぁ。決闘をやめさせようとしていたトニーがベルナルドを殺すのや、アニタの言うことを何の疑いもなく信じるドックやトニー、ジェット団の連中も信じられないし・・・。
 面白いんだけど、劇団四季の作品は期待して観ちゃうので、ちょっと評価が厳しくなっちゃうかな。

 俳優で言うとアニタ役の団こと葉さん、コンタクトと、だいぶ雰囲気が違ってびっくり。ドック役の緒方愛香さん。一見女性みたいな名前ですが、声優もやっているんだぁ。マリア役の笠松 はるさんもユタと不思議な仲間たちの小夜子役なんだねぇ~。こちらも雰囲気が全然違う。役作り大変なんだろうなぁ。

 演出で言うと、マリアとトニーが非常階段であっているシーン。最初は背景がレンガの壁なのですが、二人の世界にはいるとレンガがいつの間にか消えている。そして二人の世界から戻ってくるとすーっとレンガに戻る。光のあて方1つでレンガの壁を消したり、出現させたり。劇団四季の舞台は光の使い方がうまいなぁとあらためて感激。
 1つ残念なのが、マイクが途中でザザざーって割れてて聞き取りにくいシーンがあったことかな。



観て良かった度:●●●○○





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この記事へのコメント

2007年11月15日 08:49
よしなしごと様
トラックバックありがとうございました。
幅広い話題を記事にされていて面白いブログですね。
『問題な日本語』は私も読んだことがあります。外出時に細切れの時間で読むのにちょうどよかったです。
2007年11月15日 23:26
ぽこさん、コメントありがとうございます。
そうそう「問題な日本語」は、1つの問題に対する解説が短いから外出時でも読みやすい本でしたね。

> 幅広い話題を記事にされていて面白いブログですね。
ありがとうございます。よかったら、また遊びに来てください。

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