うちでも打ち水してみました
室内にとどまっていたいのに、犬は暑いのに外に出たいと言うんですよね。そのまま外に出したらアスファルトは相当熱いのでやけどしちゃいます。そんなわけで、まず打ち水をやるんです。 最近では打ち水大作戦などの影響で日本のみならず海外でも打ち水が流行っているそうです。秋葉原ではうち水っ娘大集合!、大手町や丸の内、有楽町では打ち水プロジェクトなどとして、各地でいろいろなイベントをやっていますよね。 というわけで、家の前だけですが、打ち水じゃ~! 当然ながら水道水を使うのは御法度。水道水だって川から取水して、殺菌して、ポンプで送り出す。蛇口から出てくるまでには多くの電気と薬品を使うのですから、水道水だって使えば使うだけ二酸化炭素を排出するし、環境に良くないのですから。ではどうするか。除湿器やエアコンの水やお風呂の水など、水を二次使用するのです。 早速お風呂の水をバケツに入れて、さらにじょうろに移して水をまきます。 |
水の気化熱は580cal/g(30℃)です。つまり30℃の水1gが蒸発すると周囲から熱を580cal奪うのです。90Lの水が蒸発したのですからうちの前の道路から、52200kcalのエネルギーが減った計算になります。 アスファルトの比熱は0.22cal/g・K、密度は約2.4g/cm3。道路の厚みってどのくらいかわかりませんが、5cmくらいでしょうか。打ち水面積は4m×20mくらいでしょうか。すると冷やしたアスファルトは、9,600kgくらい。このアスファルトを1℃さげるのに奪わなくてはいけないエネルギーは9600kg×0.22cal/g・K=2112kcal。52200kcalのエネルギーを奪ったのですから、52200kcal÷2112kcal≒24.7℃。24.7℃、アスファルトの温度が下がった計算になります。頑張ったぞ!俺。 アスファルトを触ると、最初はやけどするほどではないにしろ、相当熱かったのに、打ち水後はそれほど熱くはありません。温度計で測ったわけでないのでわかりませんが、60℃強くらいが40℃弱にはなったのではないでしょうか?水を撒いている間も太陽の熱を吸収するので、上の計算結果と大幅に違っているわけでもなさそうです。 これなら犬を出しても大丈夫。でもやっぱり気温が熱い所為もあって、5分位するともう犬もバテ始めました。 僕も相当汗をかき、バテ気味です。シャワーを浴びたのですが、シャワーの水は1分間で12Lくらい流れます。計ったわけではありませんが、5分くらいでしょうか?そうすると60Lです。7分30秒シャワーを浴びるのだったら二次水を使わず水道水を撒いて汗をかかない方が良いんですかね。(笑) ちなみにシャワーを浴び終わって外を見たらすでに乾いていました。(涙) ところで、雨が降るともう5分くらいで地面はびしょびしょ。やっぱり自然の力ってすごいなぁ~! 個人で打ち水をする場合、お風呂の水を外に持ってくる手間が問題ですね。バケツで運んでも途中こぼれたりするし、もっと楽に運べる方法があれば良いのになぁ~。 |
p.s.
なお、商店街とかある程度の規模で打ち水をする場合は各水再生センターより再生水(中水とも言う)を無料でもらえます。東京都の場合はこちらをどうぞ。それ以外の地域はこちら。ただし、個人レベルの場合、車で水をもらいに行ったら、車の排出する二酸化炭素の方が大きいと思いますので・・・。
この記事へのコメント
ベランダに打ち水しますが、汗っだくになりますよね~。
でも、どうせ1日中汗をかくので、シャワーは寝る前だけにして、
かき氷を食べて体を冷やしますっ(*^_^*)
おひさです。
確かに、動いた時の汗ってさらっとした汗だからすぐ乾くし。さらっとした汗はあまり洗い流さない方がいいって言いますものね。