オペラを題材とした映画「魔笛」を観てきました。
|
●ストーリー(ネタバレあり)
第一次世界大戦の中、兵士のタミーノ(ジョセフ・カイザー)は毒ガスに襲われ命を落としかける。彼を助けたのは夜の女王(リューボフ・ペドロヴァ)の侍女を務める3人の従軍看護婦。彼女らが去った後に現れたのは毒ガスの有無を検知するためのカナリアを持ったパパゲーノ(ベン・デイヴィス)。意識を取り戻したタミーノはパパゲーノが助けてくれたと勘違いする。
再び現れた看護婦らは女王の娘・パミーナ(エイミー・カーソン)の写真を見せるとタミーノは一目惚れ。彼女は暗黒卿ザラストロ(ルネ・バーペ)にとらわれの身となっており、看護婦らはタミーノにその救出を依頼した。タミーノとパパゲーノは女王からの贈り物として、魔法の笛とチャイムを渡され、3人の少年の手引きでザラストロの城に向かった。
パパゲーノが偵察のために城に忍び入ると、パミーナはザラストロの部下モノスタトスに乱暴されようとしていた。驚いたモノスタトスはそのまま逃げ去り、パパゲーノはパミーナを説得し、外に連れ出す。
一方タミーノは城に導き入れてくれた男と長い間話をする。その男がザラストロだと気がつかずに。タミーノは次第に女王の言うような悪ではないことを直感し、逆に平和を望む指導者であることを知る。
タミーノはパミーナとパパゲーノの居場所を探るため、魔法の笛を吹く。それに答えるパパゲーノのチャイム。音を頼りに3人は合流することができた。出会ったタミーノとパミーナは一瞬にして恋に落ちた。
城から逃げようとする時3人は捕まってしまうが、ザラストロの正体に気がついたタミーノは城に残り、戦場を楽園に帰るために、ザラストロはタミーノに試練を課す。
まず最初に与えられたのは沈黙の試練。タミーノの前にパミーナが現れるが、沈黙を破るわけにはいかない。パミーナはタミーノに愛想尽かされたと勘違いし、悲しみに暮れてその場を去っていく。パミーナは悲しみのあまり、母親(女王)からザラストロを殺すようにと言われた剣で自殺をしようとする。そこに3人の少年が現れ、タミーノのもとへと導く。タミーノは次の試練に向かうところで、危険な試練に行くのを止めようとする。タミーノはそれを聞き入れず、ザラストロらと出発する。
一方、女王らをザラストロの城に案内してきた人物がいた。モノスタトスは女王側に寝返ったのだ。しかし、女王は光にやぶれ、ザラストロは「太陽が夜に打ち勝った」と宣言する。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
109シネマズにて鑑賞したのですが、夏になってからこの映画館に3回行っていますが、毎回寒い!2度あることは3度あると思い、3回目の今回は温度計を持参。上映中20℃~27℃で温度が変動。20℃ですよ!むちゃくちゃ寒い。ブランケットを借りていたのですが、それにくるまっても寒い。隣にいた女性は新聞を取り出してくるまる始末。あげくには出て行ってしまいました。反対の女性もブランケットに身を包み、斜め前にいたカップルも出て行ってしまいました。他にも一度出てブランケットを持って戻ってくる人も。109シネマズはチーム・マイナス6%に参加しているらしいのですが、エアコンそんなに入れて何がCO2削減だ!と言いたくなる。CO2削減以前にお客に不快を与えているとしか思えない。
そんな過酷な中での鑑賞ですが・・・。実は魔笛(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ)と魔王(シューベルト)と勘違いしてました。(^^ゞ それほど知らない僕です。
ミュージカルは何度か観たことあるのですが、オペラは観たことがないんです。(と言ってもオペラとミュージカルの決定的な違いはなく、オペラはマイクがない、オーケストラ。ミュージカルは弦楽器を使わない、マイクを使うというという分類がある。またオペラはクラシカル、ミュージカルはポップ的という分類もある。)やっぱり映画だけあってCGもふんだんに使った美しい映像は圧巻です。ドルビーサラウンドの迫力の音楽も迫力。もちろん衣装だってきれいです。
でも正直ストーリーがよくわからない。あの少年はなんなの?戦場に子供がいるのがおかしいし、どこでも入り込んでくる。日本の座敷童みたいなものなの?ザラストロの城まで案内していたので女王の見方かと思いきや、タミーノらがザラストロ側についても味方しているし。
パミーナも愛想つかされたと思った後、タミーノが試練に出かける時に会えて誤解が解けたのかと思いきや、また自殺しようとするし・・・。そもそも一目惚れで振られて自殺していたら、命がいくつあっても足りません。(って、それは俺だけ?)
他にもなんでそうなの?とかそれってどういうこと?ってのがあって、少なくとも1回観ただけではストーリーが理解できませんでした。
オペラを知っている人は、「何で舞台が戦場なの?」と良いながらも高得点をつけているブロガーさんが多いけれど、僕的にはちょっと理解に苦しむ作品でした。
観て良かった度:●○○○○ |
- 魔笛公式サイト
- 魔笛DVD(2008/1/25発売予定)
- ケネス・ブラナー監督の作品
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのCD他
- 映画「魔笛」オリジナル・サウンドトラック
- 魔笛関連商品(本、CD他)
- ↑お買い物は「Amazonポイント」サービスも開始したAmazon
で。
- 新作DVDはAmazonよりも安く※1、ファミリーマートで受け取れば送料無料※2、さらに楽天市場のポイントもたまる
楽天ブックスもどうぞ。
※1:一部商品を除きます。注文時にご確認ください。
※2:当記事掲載時です。実際の送料は注文時にご確認ください。
この記事へのコメント
この作品は途中で善悪が逆転するので分かりづらいですよね。
しかも中立的な立場のキャラもいるわけですし。
そのあたりの分かりにくさもあるんですが、やっぱりモーツァルトの最高傑作とも呼ばれているんですねぇ(苦笑)。
そうですね~。試練って言うのも結局何だったのかよくわからなかったし。正直言って何で最高傑作と呼ばれるのか・・・。
やっぱり僕は高尚なオペラは向かないようです。(涙)
よしなしごとさんが星ひとつってことで、多分私はこの先観ることは無いでしょうね。
109ってそんなに寒かったっけ?映画館は基本的にどこも寒いので、そなえつけのブランケットに頼らず自分でショールとか持参してます。
映画館はそれでも快適なほうで試写会場となると、どこも殺人的な寒さに悩まされます。今日は新橋Yホールに行って、前回寒かったから映画が始まる前に「風を弱くしてください」って頼んだおかげで私は快適に映画を楽しめました。なのに、、、映画終わってから一緒に行ったダンナが「暑かったー」だって。同じ家に住む人間でもこれだけ感じ方違うんだから、映画館とか会社の温度設定って難しいですよね(ちなみに今日観たのは、『夜の上海』。私はつまんなかったのに、ダンナは結構面白かったらしい、、、)。
最近上映が終わりそうな時期に行っているので9,10番シアターなんです。そこ特有なのかもしれませんね。
映画、オペラ座の怪人を観てミュージカルにはまってしまった僕ですが、魔笛はダメでした。。。
最近映画の回数減っているなぁ~。
うんうん。気まぐれで人騒がせ、そして自己チューな感じですよね。そう言う人は、死ぬ死ぬと言いながら死なない人が多そうです。(笑)