夏休みの大本命 トランスフォーマー 観てきました。

この夏の本命映画の１つトランスフォーマーを観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　16歳のサム・ウィットウィッキー（シア・ラブーフ）は単位でＡをとり、2,000ドル貯めれば、親に車を買ってもらえる約束をしていた。最後の授業ではＢ－が言い渡されるが、先生を説得してなんとかＡ－に格上げ、隠して親に車を買ってもらえることになった。父親に連れて行かれた中古車にはろくな車がなかったが、唯一サムが気に入った車があった。
　サムは初めて北極を探検した探検家アーチボルト・ウィットウィッキー（ウィリアム・モーガン・シェパード）の子孫だった。こともあろうにサムは遊ぶ金ほしさにアーチボルトの遺品をネットオークションに出品していた。しかし、いつまでたっても落札されない。
　遊ぶ金は得られなかったが、車を買って舞い上がっているサムは早速友人のマイルス（ジョン・ロビンソン）を誘って出かける。そこでボーイフレンドのトレント（トラビス・ヴァン・ウィンクル）と些細なことで喧嘩したミカエラ・ベインズ（ミーガン・フォックス）を家まで送ることになる。ミカエラはサムとクラスメイトだが目立たないサムをこの時初めて知り、友達となった。
　その頃、カタールの米軍基地上空の飛行禁止区域に１機のヘリが飛んでくる。識別番号を確認すると３ヶ月前に墜落したものだ。基地は一瞬に厳戒態勢となった。未確認のヘリが基地に着陸。攻撃態勢をとる空軍だったが、誰しも予想もしない自体となった。そのヘリは変身してロボットとなり、基地を襲撃し始めた。さらに基地のメインコンピュータに接続し、軍の機密を盗もうとしていた。それを察知した軍はコンピュータの電源ケーブルを切断し、被害は最小限に抑えられたが、基地は壊滅状態となった。
　奴らがハッキングしている時の１，２秒の音声だけがペンタゴンに届いた。ジョン・ケラー（ジョン・ヴォイト）国防長官はそのデータを解析させた。マギー・マドセン（レイチェル・テイラー）はその音声が今まさに大統領専用機エアフォースワンの中でなっていることを突き止めた。すぐにエアフォースワンのエージェントに通報され調べられた。エアフォースワンの中で発砲が行われたが、調査に当たったエージェントの死体しかなかった。急遽エアフォースワンは着陸したが、何かは見事データを奪い、逃走してしまう。
　奴らのねらいはオールスパーク（キューブ）と呼ばれるエネルギー源（？）。北極を探検していたアーチボルトがそのオールスパークを発見し、彼が触ったときに彼のメガネにその情報が刻み込まれた。奴らはそのメガネの情報を引き出そうとしていたのだ。
　一方、マギーはグレン・ウィリアム（アンソニー・アンダーソン）の協力を得て、エアフォースワンの音声を分析。その音声の中にサムに関する情報が入っていることを突き止め、セクター７に報告する。
　その頃、カタール基地の生き残りの兵士、ウィリアム・レノックス（ジョシュ・デュアメル）らは、ペンタゴンに報告するために通信手段を探していた。偶然知り合った子供に案内され、街まで行く途中にサソリ型ロボット・スコルポノックに攻撃される。レノックスはその子の親から携帯電話を借りてペンタゴンに連絡、応援を要請する。直ちに偵察機と戦闘機が発進された。偵察機から送られてきた映像を見てケラー長官らは息をのむ。こんな平気は見たことないと。直ちに戦闘機の攻撃が始まり、尾っぽ部分を残してスコルポノックは退却をする。

　夜、サムの車が盗まれた。携帯で警察に通報しながら自転車で追うサムだが、彼が見た物は車がロボットに変身して歩く姿だった。しばらくして警察が到着、しかしサムはドラッグをやっているのではないかと疑われる。
　翌日サムは保釈されるが、今度はパトカーに追われる羽目に。そのパトカーはロボットに変身し、何が起きているのかわからないサム。そこに自分の車もロボットに変身して、戦う。その間、エアフォースワンからデータを吸い出した小さなロボットがサムを襲う。心配して追いかけてきたミカエラに助けられ、難を逃れる。何が何だかわからないサムとミカエラ。
　一方、サムの車・バンブルビーの仲間・オプティマスプライムらが現れ、サムに状況を説明する。
　オプティマスプライムに言われ、メガネを取りに帰るが、そこでセクター７らに捕まってしまう。サムとミカエラを助けようとしたオプティマスプライムらだが、サムらの代わりにバンブルビーが捕らえられてしまう。
　セクター７のシモンズ捜査官（ジョン・タトゥーロ）はバンブルビーをあるダムに移送する。そこにはアーチボルトによって発見されたディセプティコン軍団の支配者であるメガトロンや、オールスパークが冷凍保管されている場所だった。
　しかし、小さなロボットがそこの電源を破壊することに成功し、メガトロンの冷凍が解除されてしまう。オプティマスプライムらとサムはバンブルビーを救助し、キューブを持って近くの街へ逃げる。
　今、オプティマスプライム率いるオートボット軍と空軍 VS ディセプティコン軍団との戦いの火ぶたが切って落とされた。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　う～ん、正直期待はずれ。期待はずれとまではいかないまでも、期待したほどではなかった。すごい迫力。でも残ったものと言えば、それだけ。マイケル・ベイとスティーブン・スピルバーグだから、もっと大人の映画なのかと思ったら、ただトランスフォーマー（アニメ版は見たことないけど）の実写版というだけで、ストーリーにひねりがあるわけでもなく・・・。ただ、ただ、迫力があるだけ。僕の中にはそれしか残っていない映画です。
　調べてみると、迫力の秘密は、ＣＧだけに頼りすぎないことらしい。実物大スケールのモデルをつくって撮影したシーンもあるらしい。さらに、実際の車両を分解してパーツをコンピュータに入力、それをもとに変身シーンを作っているし、実際に大元のタカラトミー社とも打ち合わせて実際の玩具にも適用可能な変身シーンにしているらしい。
　その他、戦闘シーンもアメリカ軍なども協力して、実際にあんな敵に襲われたらどうするかという架空の戦略をたてて撮影。エキストラも軍人もしくは元軍人を使うなどの懲りよう。Ｆ２２などの戦闘機も軍から1時間当たり2万5000ドルでレンタルしているらしい。アメリカ映画ってスケールが違うよね。

　以前から実写の話はあったけれど、ストーリーと技術力の関係で断念していたらしい。もともとスティーブン・スピルバーグが子供のために買ったトランスフォーマーのおもちゃが、子供より自分がはまってしまい、映画化したいと希望したそうです。当初は自分で監督するつもりだったが、マイケル・ベイに頼むことにして、マイケル・ベイが好きそうな脚本に書き直したそうです。え～？そうなの？監督を依頼するために脚本って書き直すものなの？逆なんじゃないの？脚本に惚れ込んで監督を引き受けるもの何じゃ？原作者に失礼なんじゃ？と思ってしまうのは僕だけ？

　ところで、お茶目なシーンもありますよね。原作の日本に敬意を払ってか、サムが「日本製だよ」と言ったり、キル・ビルを思い出させるシーンには、キル・ビルの主題歌がかかったり。その他にも時折笑いが起こるようなシーンもありました。
　でもやっぱり、ストーリーが面白くないんだよなぁ～。突っ込みどころもいっぱいだし。
　迫力だけを求めた娯楽作品ですね。

　ちなみに僕が小さい頃は、ゴールドライタンが好きだったなぁ～。

観て良かった度：●●●○○

• トランスフォーマー公式サイト
  
• トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディションDVD。限定生産版はこちら。HD-DVD版はこちら。(2007/12/19発売予定)
  
  
  
• マイケル・ベイ監督・製作総指揮の作品
  
• スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の作品
  
• タイリース・ギブソン出演作品
  
• アンソニー・アンダーソン出演作品
  
• ミーガン・フォックス出演作品
  
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Comments

[ｍａｓａｌａ]

こんばんわ、ＴＢありがとうございます。
私もＳＦ的な物を期待していただけに、かなりガッカリしました。
アニメを見ていた世代の方々には好評のようですが、知らない者には幼稚なストーリーに唖然としてしまいました。

[よしな]

ｍａｓａｌａさん、いつもコメントありがとうございます。
僕もSF的なのを期待していました。映画を観るまではオリジナルも知らなかったんです。だから観てからがっかりでした。
アニメ版を観ていたら評価も変わっていたんでしょうけどね～。
子供の頃、ガンダムも含めて、あまりロボットものにははまっていなかったし。

[よろづ屋TOM]

ごぶさたです！
アニメファンこそがっかりですよ…。（´｡｀)　とはいえ、アニメのトランスフォーマーはさすがの私もちゃんと観ていませんけど。
ぶっちゃけ、もうスピどんはダメです。イマジネーションも夢も無くしてしまってます。…まあ、細かい文句は私の記事を読んでいただければお解りでしょう。
日本のアニメに比べれば今のハリウッドSFはSFと呼べない作品のほうがはるかに多いです。
もっとも、アニメのトランスフォーマーはSFとは言えませんが、それでもこんな映画よりもはるかにいい脚本であることは確かです。

[よしな]

よろづ屋TOMさん、おひさです。
僕も同じことを考えていました。21世紀になって、スピルバーグ作品で面白いと思った作品、ないんですよね～。スピルバーグ作品の中でというか、映画全体の中でもフックが好きなんですが、ジュラシックパークとか、その辺の勢いというか、ファンタジーというか、最近の作品にはそれがない。このままなら、そろそろ引退も考えても良い頃なんじゃないかとも・・・。

[あかん隊]

そうですねぇ。スピルバーグも退行現象（失礼）というか、幼児化しているのかも。(^^;)　年齢と共に、人間のコアな部分が顕著になってきて。子どもっぽい方なんだろうと思います。彼の趣味に付き合った…そんな感じの映画でした。TBありがとうございました。

[よしなし]

あかん隊さん、コメントありがとうございます。
サラリーマンが定年を迎え、今まで趣味程度だったものを時間ができ、お金もあるので、本格的にやり始める人が多いと聞きます。スピルバーグもそんな感じ？お金とその能力で趣味に没頭。そんな感じですかね？

[たいむ]

同じく期待しすぎてしまって肩透かしを食らいました。
子供向け～と思い「吹替え」で観ていたら、もっと楽しめたかもしれませんが、失敗してしまいました（＞＜）

[よしな]

たいむさん、こんにちは。
ねえぇ～。予告編だけでは、完全に大人向けの映画だと思ってしまいましたからね～。

[姫鷲]

初めまして。「姫鷲の戯言」の管理人、姫鷲と申します。
TBどうもありがとうございました。

面白い/面白くないで言えば、「面白かった」になるんですが、内容のない作品でしたね。玩具のプロモーション映像と考えれば質の高い作品なんですが・・・。
金を払ってプロモ映像を観て、観終わって玩具を買う・・・踊らされてる人の何と多いことか（苦笑）

[よしな]

姫鷲さん、コメントありがとうございます。
僕も楽しめましたよ～。あの迫力はホントにすごいです。ただ、もっと内容の濃いのを期待していただけにちょっと残念でした。
あの玩具も欲しくなりました。でも買ってもきっと数日で飽きるだろうなと踊らされずにすみました(笑)

[masya]

あちこちに「伏線」が張られてはいるのだけれど、消化不良でした。
エンディングで両親のインタビューを入れるくらいなら、兵士のお母さんのワニ料理や、生まれたばかりの娘との話とか、クラスメートの話とか、掘り下げて欲しかった。
短い時間の中で、詰め込み過ぎかなとも思ったけど、さすがはスピルバーグ、そつなくまとめてしまいました。
展開としては、最後にトランスフォーム後,合体して、悪玉の親分をやっつけるのかと思ったら、しませんでした。というより、パート２への展開を匂わすところがありましたね。(黄色い車の地球残留決定のようですし。）
隣の劇場で、やっていた「ゲキレンジャー」。日本じゃ３０年も前からトランスフォームの実写版をやっていた！？（こちらは変形合体ありです）のです！！
「戦隊シリーズ」も企画段階で玩具メーカーと商品のデザインとストーリー展開を摺り合わせて制作していくのだそうです。だからインターネット上で玩具サイトからのネタばれが多いんですねえ。
なにはともあれ、劇場で観て欲しいです。やっぱり、迫力あります。

[よしな]

masyaさん、こんばんは。
そうそう、伏線かな？と思っていたら、その後何もフォローがなかったこと、結構ありましたね。
黄色い車＝バンブルビー意外も地球残留だったような気がします。一応三部作らしいのですが、とりあえず２作目は決まったそうですよ。
合体も、して欲しかったですけど、でもしたらそれこそアニメかなって、思ってしまいます。

[もじゃ]

こんにちは。TBありがとうございます。
ストーリーは全く期待していなかったので。どうせマイケル・ベイだから大味なんだろうなぁって。
映像が凄かったので、それだけ楽しんできましたよｗ

[よしな]

もじゃさん、こんばんは。
マイケルベイでも、アルマゲドンは好きだったんだけどなぁ～。
迫力だけの映画でした。。。

[ぴょん吉]

TBありがとうございます!
自分ははじめから内容は期待していなかったので、
結構楽しめました。
まぁ、遊園地のアトラクションような映画ですよね。
次回作も多分観に行きます。
もちろん内容には期待しません!

[ぴょん吉]

内容というのはストーリーや人間ドラマの事です。

[よしな]

ぴょん吉さん、コメントありがとうございます。
遊園地のアトラクション、なかなか良い例えですね。
あのスピード感はそうかもしれませんね。
次回作もたぶん僕も観に行くでしょう。期待はせずに。。。(笑)

[奈緒子]

TBありがとうございます♪
私はストーリーには期待していなかったので、
映像に興奮して十分に楽しめたのですが、
これでもかというくらいしつこく長くて、
後半は飽きちゃった感じでした(*_*)

[よしな]

奈緒子さん、コメントありがとうございます。
たしかに・・・。ひねりがなかったので、たしかに飽きてきちゃいますよね～。(笑)

[小六]

こんばんは、
ＴＢありがとうございました。
運よく試写会が当って観て来た作品です。
結構面白かったですよ。
とにかくトランスフォームする様がかっこよくて見入ってしまいました。
では、また～

[よしな]

小六さん、コメントありがとうございます。
うんうん。変形するところはスピード感あってすごかったですよね～。

[berabo]

おじゃまします。
変形ロボットアニメのリアルタイム世代にとっては
涙ものの映像のオンパレードでした。
話は二の次で、単純に楽しめるハリウッド大作かと(^^;)
自分の動体視力では、ちょっと目が回りましたが。

TBさせていただきました。
また寄らせてください。

[よしな]

beraboさん、コメントありがとうございます。
目がついていけないのが良いんですよ。それがスピード感になるわけです。逆に全部見られたら迫力なくなっちゃいます。競馬の実況と同じです。あれがすべて聞き取れるような実況だと、スピード感も緊迫感もなくなっちゃいます。
迫力はすごかったですよね。あの迫力は確かに涙ものでしたね。