劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」観てきました。



 生まれてから10回目のミュージカルは劇団四季が贈る魂を揺さぶるロックオペラジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョンでした。



●ストーリー(ネタバレあり)
 ローマ帝国の支配下にあるパレスチナ、ここでは圧政と退廃に苦しむ民衆がいた。その民衆の前に彗星のごとく現れた1人の青年「ジーザス」。大工の息子・ジーザスは人々に新しい教えを説き、幾多の奇跡を起こしていた。不思議な魅力とカリスマを持つ彼に人々は心奪われ「神の子」「救い主」とあがめられるようになった。
 しかし人々からの期待と、自己の無力さとの間で苦悩し始める。そんな彼を純粋で献身的な愛で支えていたのが、マグダラのマリアだった。
 一方、弟子の一人イスカリオテのユダもまた師ジーザスを慕っていた。しかし、「全て御心のまま」という師の真意ができない、またマリアとの関係に不信感を抱く。ユダにとってジーザスは神の子ではなく一人の子であった。ジーザスが神の子ではなく一人の人間だと露呈したとき、民衆は黙っていない。彼らの怒りによってジーザスは押しつぶされる。そう予感したユダはジーザスを裏切ることを決意する。「あなたを誰かが追い詰めるなら、私がやる」 と。
 弟子達との最後の食事の時、この中に裏切り者がいる。と指摘するジーザス。
 銀貨と引き替えにジーザスの居場所を教えるユダ。そして間もなくジーザスはとらえられる。
 侮辱・嘲笑されながら抵抗しないジーザス。しかし抵抗しないジーザスを見た民衆達は彼に失望し、叫ぶ。「彼を殺せ、十字架にかけろ」と。





●感想、思ったこと
 一言で言うとミュージカルらしいミュージカルでした。力強いロックの音楽。白塗りに隈取りという歌舞伎風という斬新なスタイルでの迫力ある踊り。シンプルな舞台セットだからこそ、見る人の想像をかき立てます。シンプルな舞台セットだからこそ、ジーザスの苦悩が、マリアの愛が、ユダの葛藤が、民衆の身勝手さの中にもジーザスへの希望と裏切られたときの怒りがすごく伝わってきます。
 ただやっぱり歌舞伎スタイルはちょっと違和感が・・・。小鼓(こつづみ)や笛など音楽は日本人の僕には心地よかったですが、歌詞が無理に日本語に翻訳しているか、妙に早口になったりと違和感がありました。他の劇団四季ではそれほど感じなかったので、残念でした。

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