「ゲゲゲの鬼太郎」観てきました。
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●ストーリー(ネタバレあり)
テーマパーク「あの世ランド」の建設がはじまった。建設現場では連日近所の住民が反対のデモを行っている。近所の団地では夜になると妖怪達が人々を驚かせ回っている。その団地に住む三浦健太君(内田流果)は姉の実花(井上真央)と父晴彦(利重剛)と3人で暮らしていた。
ある日、健太は森の中にあるという妖怪ポストに鬼太郎(ウエンツ瑛士)に助けを求める手紙を出した。早速、鬼太郎は団地にやってくると、傘化け(デーブ・スペクター)らが住人を脅していた。彼らは時給500円で雇われたのだという。妖怪の国に帰るように言う鬼太郎だったが、妖怪を信じない実花は、弟を連れ出さないように言う。一部始終を影から見ていたねず男(大泉洋)は作戦が失敗しイライラしながら帰って行く。
ねずみ男の今日の寝床は神社の境内。供えられた油揚げを食べ、横になると床が反転し洞窟の中に落ちてしまう。そこは狐たちが大切にしている妖怪石が祀られていた。妖怪石とは滅ぼされた悪の妖怪の怨念が宿ったパワーストーン。修行を積んだ妖怪が手にすれば巨大な力を手にすることができるが、人間など弱いものが持つと邪悪な心にとりつかれてしまう。そんなことを知らないねずみ男は光その石を宝石と思いこみ、質屋に売りに行く。
その質屋に入ったのは晴彦だった。工場をリストラされ仕事のない晴彦は子ども達を養うために、死に別れた妻の指輪を売ろうとしていた。質屋に入ると目の前に光る石が。その石の光を見ていると自分でもわからない感覚に襲われ、次の瞬間、その石を持って質屋を出て行ってしまった。晴彦は登校中の健太を呼び止め、しばらく帰れないから帰るまでの間この石を隠して欲しいと頼む。このことはお姉ちゃんにも内緒、男と男の約束だと釘を刺される。そして健太と別れた晴彦は警察に捕まってしまう。
健太と実花が学校から帰ってくると家には警察が家宅捜査をしていた。質屋から盗んだ石を探していたのだ。警察は健太と実花の荷物も捜査しようとしたその時、伯父だと言う男(橋本さとし)が現れた。ところが彼は、妖怪界と人間界を支配しようと企む狐の妖怪・空狐だった。
逃げる健太だが空狐とその仲間に捕まってしまった。そこに現れたのは鬼太郎と一反木綿(柳沢慎吾)だった。間一髪助け出し、ゲゲゲの森の鬼太郎の家に帰る。ちょうどその時実花の携帯に警察から連絡が入った。晴彦が病院で息を引き取ったと。
一方、石を奪うのに失敗した空狐は、妖怪ポリスに石を盗んだのは鬼太郎だとニセの情報を渡し、妖怪ポリスは鬼太郎を逮捕してしまう。
妖怪裁判にかけられた鬼太郎の前に現れたのは証人のねずみ男。彼は妖怪石を持ち出したのは自分だが、鬼太郎は自分から妖怪石を奪ったと嘘の証言をし、鬼太郎は裁判長(中村獅童)から有罪の判決を言い渡される。その裁判に不服な砂かけ婆(室井滋)はカラスを呼び寄せその場を混乱させ、その好きに鬼太郎は逃げ出してしまう。
裁判長は次の満月が天頂に上る前に妖怪石を取り戻し出廷しなければ、かわりに目玉おやじ(田の中勇)と砂かけ婆をかわりに刑に処すと言う。
実花は父親との約束で場所を言わないのなら、父親が死んでしまったので石の場所を言うように言うが、父親とあわせてくれれば石を渡すと言う。鬼太郎は輪入道(西田敏行)に頼み、子なき爺(間寛平)と共にあの世に向かう。
ところがその途中、空狐と手下どもが襲ってきた。不意を突かれた鬼太郎はやられてしまうが、狐界の長・天狐(小雪)が空狐を子狐にしてしまう。そして天狐は妖怪石を鬼太郎に預ける。
無事にあの世に来た健太と実花は父親に会うことができた。健太は石のことを内緒にするかわりに戻ってきたらキャッチボールをする約束だった。そこで妖怪石をボールにし、キャッチボールをする健太と晴彦だった。ところがボールをキャッチした晴彦は消えてしまった。健太の思いが妖怪石の力によって増幅し、晴彦は生き返ったのだ。人間界では驚く看護師達。
満月が近づいてきた。鬼太郎は急いで法廷に向かう。
●感想、思ったこと(ネタバレあり)
懐かしいなぁ~。鬼太郎。子供の頃テレビアニメを観ていたけれど、別に好きだったというわけでもないんですよね。でも、今観ると、なんとなく懐かしくなっちゃいます。ゴールデンウイークと言うこともあって、子ども達も多かったんですが、子ども達ってゲゲゲの鬼太郎って知っていて観に来ているのかなぁ?
出演者が超豪華。下の枠の中を観ていただけるとわかると思いますが、すごい人たちがちょい役ででもいっぱい出ています。一反木綿の柳沢慎吾は立ち去るときに、名言「あばよ!」って言ってくれますし、鬼太郎なだけに“きたろう”も出ていたり、目玉おやじはアニメと同じあの田の中勇さんですし・・・と、ファンサービスも忘れません。ラブ★コンでは、小池徹平主演ですがちょい役(1カット)でウエンツ瑛士も出ていました。今回は出演はなかったものの音楽で小池徹平が応援していたりと、Watの仲の良さも伺えます。
制作も踊る大捜査線を始めとする多くの人気ドラマや海猿などの大ヒット映画を手がけている亀山千広さん。本当に、とってもスタッフやキャストが豪華です!
あと、僕の個人的なイメージですが、田中麗奈ってNIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIEや暗いところで待ち合わせのイメージが強く、僕の中で目が見えない役をやらせたら一番なんです。猫娘をやっていた本作品では本当は見えるのに見えない役を演じるのとは逆に撮影時には見えてない目玉おやじとのやりとりがとても印象的でした。
キャストが良いだけあって、キャラクタが原作のイメージ通りだったのも良かった。と、まあ、キャストはいいんですが、それだけで予算を使い果たしてしまったのか、特撮はダメダメ。最近の特撮ものは観てないのでわかりませんが、おそらくテレビでやっている特撮ものとほぼ同レベルと思われます。
ハリウッド映画ではコミックの実写版もスパイダーマンやバットマンシリーズに代表されるように、お金をかけて、まじめに作っているので大人が観てもとても面白い作品になっていますが、本作品はもっとまじめにつくって欲しかったなあ。
気になったシーンと言えば、あの世のシーンで半透明な死人と完全不透明な死人といて、その差は何なのか気になりました。後は妖怪モノワスレの妖術で記憶を無くした2人ですが、学校の友達も鬼太郎やましてや実花が鬼太郎と一緒に一反木綿に乗っていくシーンがありましたが、友達の記憶は消さなくても良かったのかなぁ?
まあ、この映画はそう言う細かい突っ込みを入れるよりも、懐かしさに浸って観る映画でしょうね。
観て良かった度:●●●○○ |
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話は変わりますが、この映画はチネチッタで観たんですね。ゴールデンウイーク後半ははいさい祭りをやっていたおかげで人もすごかった。チケットを買う列もローカルネタですみませんが、スタバーの裏まで並んでいて、今まで観た中で一番混んでいました。チケットは前日に買っていたのでいい席を隣も空いている状態で購入でき、良い感じで見ることができました。
映画を見終わった後は、はいさい祭りで、沖縄そばを食べ、泡盛の瑞泉古酒を買いました。店員さんと、「これおいしんですよね~。去年酒造まで行っていろいろ味見してこれ買ったんですよ。」なんて話をしていたら、「そこまで言われたら負けないわけに行かない。」と、2200円のところ2,000円におまけしてもらっちゃいました。ラッキー!
他にパッションフルーツや、ちんすこうを買っちゃいました。
ちんすこうは6個入りで100円という安さの割にとてもおいしかった。パッションフルーツはまだ熟していないので、食べ頃になるまであと3日くらいかな。楽しみです。
- ゲゲゲの鬼太郎公式サイト
- ゲゲゲの鬼太郎 スタンダード・エディション(2007/10/26発売予定)
- ゲゲゲの鬼太郎 DVD
- ゲゲゲの鬼太郎 コミック
- ゲゲゲの鬼太郎 ホビー
- ゲゲゲの鬼太郎 ゲーム
- 本木克英監督の作品
- 水木しげる原作の作品(鬼太郎品は除く)
- ウエンツ瑛士出演作品
- 井上真央出演作品
- 田中麗奈出演作品
- 大泉洋出演作品
- 間寛平出演作品
- 室井滋出演作品
- 西田敏行出演作品
- 小雪出演作品
- 中村獅童出演作品
- 谷啓出演作品
- 田の中勇出演作品
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この記事へのコメント
チッタの列は午後にはおさまることが多いので、昨日ダンナと『スパイダーマン3』見ようと上映開始10分を切ってから行ったら、まだ列が出来てて上映時間に間に合いそうにないのであきらめました。いつもは上映15分前くらいに優先レーンを作ってくれるのに、昨日は通常の列に並ぶように言われて、なんか納得行きません!
チッタは好きなんだけど、あの大行列を解決しれくれないと土日祝日に行けないよねー。
亀Pの関わる作品にハズレなし・・というか、フジは彼で持っている?という感じですね。
しかし、今回だけはちょっと中途半端だったような気がします。
日本の伝統ある漫画ですし、丁寧に作ってほしかったですね。
さすがにスパイダーマンは上映開始10分前は厳しいでしょー。1人ならともかく二人となると。日曜か平日のレイトショーなら大丈夫だろうけど。
人気のある映画は前売り券を買うとネットで予約ができないのが辛いですよね。昼間でもクレジットカード割引を受けようとすると窓口じゃなきゃダメだし。
ネットも便利なようで意外と不便。。。
●たいむさん、こんばんは。
そうですよね。大人が観るとちょっと物足りない感じですよね。残念な一作でした。
内容的に、「妖怪大戦争」と変わりません。2本の映画を勝手に切り刻んで繋げると「ブレイブストーリー風ゲゲゲの鬼太郎・妖怪大戦争」という映画が出来そうです。
でも、ウェンツくん、宣伝に奔走しえますねえ。
出来栄えは学芸会レベル、でも、面白い映画です。(原作の郷愁もこめて。)
そうですね。原作は妖怪大戦争と天狐という2つのストーリーみたいですね。
ウエンツ君の演技は、ドラマを含めちょっとわざとらしい雰囲気がありますが、まあいいんじゃないでしょうか(笑)
TBありがとうございました!
僕も前売り券買いました(笑)。
キャストはみんなハマってて
世界観もうまく作られていたのに
ストーリーや設定が雑でしたよね。
本当にもったいない。
楽しめることは間違いないんですけどね。
キャストの皆さんも楽しんでつくっていらっしゃったのか、楽しさが伝わってくる映画でした。脚本をもうちょっとがんばって欲しかったですね。
●masyaさん、すみません。原作は妖怪大戦争ではなく、妖怪裁判でした。