名探偵コナン 紺碧の棺 観てきました

今回はダイビングも出てくると言うことで、見逃すわけには行きません。と言うわけで、名探偵コナン　紺碧の棺（ジョリー・ロジャー）を観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　新聞に出ているパズルを解き、その賞金でみんなを太平洋に浮かぶ神海島（こうみじま）へと招待する小五郎（神谷明）。この島は300年前に実在した女海賊”アン・ボニー”と”メアリ・リード”が残した財宝伝説が語り継がれていた。
　南の島のバカンスに胸を躍らせる一行だったが、手違いでホテルが予約されていなかった。観光課の職員の岩永の案内で民宿に泊まることになった。蘭（山崎和佳奈）と園子（松井菜桜子）はスキューバダイビングをすることになるが、ダイビングショップでトレジャーハンターの田山資悦、松本光次、伊豆山太郎の3人に会う。彼らは女海賊のお宝をねらいに来ていた。
　蘭と園子はダイビングショップオーナーの馬渕千香とインストラクターの山口喜美子の案内でダイビングを楽しむ。ところが海底遺跡の近くでトレジャーハンターの3人が鮫に襲われ怪我をしていることを見かける。
　一方、コナン（高山みなみ）や少年探偵団は、岩永が考えたという宝探しゲームを始める。ヒントを頼りに自転車で移動しながら島中を探している子ども達。ところが怪我人を乗せて戻ってくるボートを見つけたコナンと灰原（林原めぐみ）の2人は、蘭たちを心配し病院へ急ぐ。怪我をしたのが蘭たちでなく安心した二人だったが、鮫に襲われたトレジャーハンターは死亡した。コナンは死亡したハンターのBCDに不審なビニール袋を見つけた。その中には魚の血が入っていた。そう、これは事故ではなく、殺人事件だった。
　早速警視庁から目暮警部（茶風林）らがヘリで応援に駆けつけた。彼らがトレジャーハンターについて調べるとICPOから国際手配されている連中だったことがわかった。時を同じくして、展示館の警報が鳴り響いた。現場に急行する目暮警部とコナンたち。トレジャーハンターの２人が展示館から女海賊の銃と剣を盗んだのだ。しかも逃走する際に何者かにライフルで銃撃され、怪我を負う。
　翌日、蘭と園子がダイビングショップに行くと、そこにはトレジャーハンターの二人がおり、拉致されてしまう。彼らはダイビングショップのボートで宝が隠されている場所へ向かった。彼らは鮫が襲ってきた時に備え、蘭と園子をおとりに使おうというのだ。
　コナンは民宿のオーナーの美馬に船を出すように頼み、二人で救出に向かう。小五郎や警察も向かおうとするが大時化で船が出せずに待機せざるを得なかった。ダイビング機材のないコナンは地震で入り口が崩れ大人は入れないという入り口から助けに向かう。遅れをとって後を追った小五郎と警察はトレジャーハンター達のボートから蘭と園子のものと思われる血痕を見つける。蘭と園子はおとりに使われたことを悟った小五郎は正気を失う。
　サメから何とか逃げ切ったトレジャーハンターと蘭、園子は女海賊の洞窟に潜入。海賊が仕掛けた罠をくぐり抜け、海賊達の船を見つける。しかしその中にお宝は見つからなかった。トレジャーハンター達は蘭と園子を銃で殺そうとするその瞬間、「かがんで！」コナンの声が響いたかと思うと、サッカーボールがトレジャーハンターらを直撃した。
　そして、コナンの後を追ってきたのは岩永だった。彼もまた海賊の宝を探していたのだ。
　陸上に戻ろうとしたその瞬間、地震が襲った。メタンガスが吹き出し、洞窟は崩れ初めて海水が噴き出してくる。このままでは全員おぼれ死んでしまう。絶体絶命の一行だったが・・・。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　ゴールデンウイーク中、アニメ映画がいくつか公開されていますが、近くの映画館では唯一レイトショーが設定されている映画。実際子供は元より、カップルや女性同士、男性だけのグループと様々な客層がいました。名探偵コナンは映画やテレビアニメは今年で11年、サンデーでの連載は14年目に突入し、コミックも57巻が発売されたほどの人気ぶり。これだけ長く愛され続けていれば、大人のファンも多いはずですものね。
　さて映画ですが、結論から言うと・・・。ちょっと残念。期待が大きすぎたのか・・・？！先日テレビでもやっていましたが、昨年の探偵たちの鎮魂歌の方がドキドキしちゃいました。
　今回の映画はだいたい予想ができちゃうのと、犯人も早い段階でわかっちゃうのと、コナン映画の一番の見せ場である「どうやって脱出するか？」もデイライトのパクリだし。推理の必要も全くない。某海賊映画を意識しすぎじゃないでしょうか?
　と言うわけで、今回のコナン映画は消化不良でしたね～。今までのシリーズが面白いからこそちょっと酷な評価かもしれませんが。

　話は変わりますが、海底遺跡があると言うことで、与那国の近くつまり神海島は沖縄なんだと思いこんでいたので、賞金の30万円であの人数？とか、冒頭の強盗事件だけの関わりで、どうして警視庁が出てくるのか不思議だったんです。でも、一番最後に納得しました。船に「びあ丸」（だったかな？）って書いてあったので、モデルは東海汽船なんですね。つまり沖縄じゃなくて東京、名前からすると神津島がモデルになっているのかな？去年のゴールデンウイークはは三宅島に潜りに行ってきたのですが、島行きたいなぁ～。

　ところで、血の入ったビニール袋を入れておいてわからないのかなぁ？機材はセッティングするときにいろいろ確認するから得体の知らないビニール袋が入っていたら気がつきそうなものだけど。。。それにあんな場所に入れておいたら気がつかなかったとしても、BCDを背負う時に袋が破れて海に入る前に血が出てきちゃうと思うし。
　またまた話は変わりますが、セブ島でトレジャーハントダイビングをやってますので、こちらも観てみて。
　あ～、南の島に潜りに行きた～い！

　ところで、アニメーションと言えば日本。アメリカなんかに比べても日本のアニメーションは質が高かったのですが、最近は映画もテレビのアニメーションも中国の会社が力をつけてきていますね。本作品だけでなく、映画ドラえもん のび太の魔界大冒険もエンドロールでは中国の会社名が。。。邦画界はがんばってきているけど、アニメーションが中国製になりつつあるのは、ちょっと寂しいです。


●2007/05/11追記
　高木刑事がマッチを利用して指紋を採取しましたが、本人の同意なしに指紋を採取することは違法捜査では???

観て良かった度：●●●○○

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• 名探偵コナン　コミック
  
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• 名探偵コナン　ゲーム
  
• 名探偵コナン「紺碧の棺」サウンドトラック
  
• 青山剛昌原作の作品（コナン関連作品は除く）
  
• 山本泰一郎監督の作品
  
• 高山みなみ出演作品（コナン関連作品は除く）
  
• 山崎和佳奈出演作品（コナン関連作品は除く）
  
• 神谷明出演作品（コナン関連作品は除く）
  
• 松井菜桜子出演作品（コナン関連作品は除く）
  
• 林原めぐみ出演作品（コナン関連作品は除く）
  
• 茶風林（コナン関連作品は除く）
  
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