やっと公開、スパイダーマン３ 観てきました。

待望の、待望のスパイダーマン３を観てきました。

●ストーリー（ネタバレあり）

　ヒーローとしての活躍も市民に認められ、スパイディーと呼ばれるようになったスパイダーマン（トビー・マグワイア）私生活ではMJ(キルスティン・ダンスト)ともうまくいき、とうとうプロポーズを決意するまでに。何もかもがうまく行っていた。
　ある日、刑務所から一人の男性が脱獄した。彼の名はフリント・マルコ（トーマス・ヘイデン・チャーチ）。彼は警察の追っ手を振り切って最愛の娘に会いに行った。彼の娘は病気で、治すのにはお金が必要だった。そのためのお金を作るため、強盗を働いて捕まったのだった。娘には会えたものの、母親に出て行けと言われ逃走を続けるマルコ。しかし警察に追われ、彼が逃げ込んだのは実験施設。量子科学の実験に巻き込まれたマルコは、肉体が砂状となってしまう。
　その夜、ピーターと伯母は警察に呼ばれた。ベン伯父さんを殺した真犯人が別に存在し、それが脱獄したと。そうその真犯人とはフリント・マルコだった。激しい怒りと復讐心にかられたピーターに、謎の黒い液状生命体がとりついた。黒いスパイダーマンとなったピーターは今までよりも強力なパワーとスピードを得ることができた。その一方でピーターの心も黒く染まっていった。
　復讐の鬼となったピーターはサンドマンとなったマルコと対決し、勝利する。
　その一方、父の仇をとろうと親友のハリー（ジェームズ・フランコ）は、ニューゴブリンと化し、ピーターを襲う。死闘を繰り広げ、その結果地面にたたきつけられたハリーは、最近の記憶を失ってしまう。
　MJはブロードウェイでの公演を酷評され、クビになってしまう。名誉市民となったスパイダーマン、大学も主席のピーター、一方仕事もうまく行かないMJはギャップを感じ、ピーターが重荷になってしまう。そんな彼女の心の支えは、ハリーだ。そんな彼女の心に気がつかないピーターは、プロポーズをしようとするがふられてしまう。
　再びピーターは黒のスーツに手を伸ばす。愛するMJを奪おうとするハリーに復讐し、自分を捨てたMJにも嫌がらせをするハリー。ライバルカメラマンのエディ・ブロック（トファー・グレイス）をみんなの前で恥をかかせるピーター。
　自分がおかしくなっていることにようやく気がついたピーターは教会で黒のスーツを脱ぎ、液状生命体の支配から解き放たれた。しかし、その液状生命体はエディにとりついた。
　自分を辱めたピーターを殺そうと、エディはマルコと手を組み、MJを人質に、スパイダーマンことピーターに戦いを挑む。相手が二人ではさすがのスパイダーマンもかなわない。ピーターはハリーに一緒に戦うように頼みに行くが、断られる。
　ピーターは1人でMJを助けに向かうが、2人の攻撃にやられてばかり。そこにやってきたのはハリーだった。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　待ってました！予告編が公開された昨年から待ちくたびれましたよ。前作が2004年ですから3年間も待たされたわけです。ようやく公開ですね～。ゴールデンウイークですし、もうめちゃ混み。3日前から席を予約していたおかげで良い位置で鑑賞できました。でも、隣の奴が2台の携帯をチェックしていてバックライトが気になって。。。借りていた膝掛けを携帯にかけ「ウザイ！」と言ったら「もう見ません」だって。当たり前だよ！そんなわけでワクワク感が一気にイライラ感に。
　そんなわけでイライラしながら観たからかもしれませんが、感想を一言で言えば、「え～っ！」ってのが正直なところ。期待が大きかっただけにがっかりです。1作目、2作目が面白かっただけに、かなりショックです。
　さすがハリウッド映画です。アクションやCGは完璧。あの迫力とスピード感は見事。でもこの映画、それだけなんですよね。
　名誉市民に選ばれる当日、恋人MJを呼んでおいて目の前でグウェンとキスするし、MJの酷評された話も聞かずにかなり身勝手。ブラックスパイダーマンになる前のピーターも、かなりイヤな奴です。（そもそろMJが数回の公演で酷評もらってクビになるって、MJが悪いんじゃなくて、MJを採用したブロードウェイのキャスティングが見る目なかっただけじゃん。）
　ピーターの自分との戦いがテーマになっているという話ですが、中途半端だし、ハリー、MJ、ピーター3人のドラマという話だが、それも中途半端。いろいろ詰め込みすぎですべてが中途半端に終わっています。
　しかもご都合主義も良いところ。ハリーの復讐劇もあれだけ引っ張っておいて、執事が「私はすべてを知ってました。」っておい！それだけかよ。何だそりゃ？たったそれだけでハリーは立ち直っちゃうわけ？
　マルコも、伯父さんに銃を向けていたら仲間が背中を押した拍子に引き金引いちゃいました。だからわざとじゃないと、言いたいこと言ったら死んじゃうし・・・。そもそも二人で強盗するんだったら、あらかじめ逃走用の車くらい用意しておけよ。現地調達なんて計画のない犯罪だなぁ。
　黒い液状生命体も、熱せられた隕石に乗ってやって来たんだから熱には強いのかと思っていたら、炎であっけなく死んじゃうし。
　アメリカンコミックの主人公も敵キャラも、なるべくしてなってしまったという暗い過去を持っていて、だからこそヒーローだけでなく敵キャラにも好感持てるというか、感情が入ってしまうところが好きなのに、今回のエディは自業自得だし、マルコにもどうも感情移入できなかったし、どうも消化不良な映画でした。

観て良かった度：●●○○○

前売り特典のストラップ。 　ちゃっちくて、おっきくて、かっこわるくて、こんなの使えないよ～。

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• スパイダーマン 3 (文庫)
  
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Comments

[ｍａｓａｌａ]

こんにちは、ＴＢありがとうございます。
映画の日ってマナーの悪い客が来るんですよ、特に話題作には普段映画館に来ないヤカラが大挙して押し寄せるので、私も頻繁にヤナ目に会います。そうなっちゃうと映画に集中できなくて、映画の評価も左右してしまう結果になってしまいます。
とにかく、この手の奴には早めに注意した方が自分の為です。
今回の、よしなしごとさんの行動はとってもＧＯＯＤです。当たり前の行動です。

[たいむ]

こんにちは。
エディの執着には少々ビックリでしたね。
「コイツ、戻りやがった（^^;)」と心の中で呟いてしまいましたから。

[って、どうよ(笑)]

TBありがとうございました。
やっぱりそうですよね(^^;;
私もかなり「をぃをぃをぃ」でした。
映画のTVCM上手く作ってるよなぁ～と観た後感心しきり(笑)
まぁ、まだ先があるからこれからに期待でしょうかね。
あぁ～あ(笑)

[かんりにん]

●ｍａｓａｌａさん、こんにちは。
映画の日ではなく2日に行ったんですよ。スパイダーマンは前売り券を買っていたので、映画の日は別の映画を観ました。
マナーが悪い人がいると、放置していても映画に集中できないし、注意したらそれはそれで心にわだかまりが残ってイヤな気分になるんですよね。帝国劇場などの劇場のように映画館にも携帯の妨害電波入れて欲しいですね。

●たいむさん、こんばんは。
ですよね。報道関係者としてやってはいけないことをやったのだから追放されるのは当然なのに、逆恨みも良いところです。

●って、どうよ(笑)さん、コメントありがとうございます。
4作目も確か制作が決まっていたと思いますが、ちょっとテコ入れしないと、お客は入るだろうけど、良い映画にはならないと思います。4作目も期待するので、惰性で作るのではなく良い映画を作ってもらいたいですね。

[まちこ]

よしなしごとさん、
こんにちは、はじめまして。
「映画通信シネマッシモ」のまちこです。
私のブログの、ホリデイとスパイダーマン３にＴＢをありがとうございました。
先ほど、ＴＢ返しさせていただきました。
今後とも、仲良くお付き合い、よろしくお願いします！

[かんりにん]

まちこさん、コメントありがとうございます。
映画ライターのまちこさんから、素人の私のブログにコメントいただけるなんて光栄です。今後ともよろしくお願いします。

[たまさん]

いつもＴＢありがとうございます。
詰め込みすぎ、、同感です。
アクション映像は良かったのですが、今回はまるでドラマになってませんでした。ピーター、まったくイヤな奴になってしまって・・。
消化不良で胃もたれ起こします。クスリが必要かもです。
次はどうなるでしょうね、、。

[かんりにん]

たまさん、コメントありがとうございます。
ピーターがイヤな役になるのはそう言うストーリーだから良いとして、その他の絡みがまったくなっていないですよね。
ダメになったシリーズを再度よくするのは難しいですが、4作目に本当のヒット作になることを期待します。

[バラサ☆バラサ]

いつもトラックバックありがとうございます。
キツイ評価ですねぇ。携帯厨は劇場にいたし、前売り特典は何だし、踏んだり蹴ったりですね。
『主人公は僕だった』に期待しましょう。多分面白いと思います。責任は取りませんが（笑）。

[かんりにん]

バラサ☆バラサさん、コメントありがとうございます。
期待が大きかっただけに落胆も大きくなっちゃいました。
「主人公は僕だった」見に行きますよ。ダスティンオフマン好きですもの！

[masya]

公開２日目の初回に観ました。
レディースディーの割りに空席も目立ち、環境としては｢優」というところでしょうか。
「ファンタスティック４」と「ハリーポッター」の新作CMが流れてましたが続編づいてますねえ。

本編は皆さんのコメントどおり、可も不可も満載でした。
｢スパイディー｣の愛称で呼ばれ、星条旗をバックに登場する姿はまるでスーパーマンですが、もっとダークなイメージを保って欲しかったです。

子供に人気のある｢スパイダーマン」はちょっとずれてました。

[かんりにん]

masyaさん、こんばんは。
そうですよね～。スパイダーマンはどっちかっていうとバットマンと同じように影のあるヒーローなので昼間のちゃらちゃらしたイメージじゃないですよね。

[瀧]

こちらにもおじゃましますね
映画最近見なくなってほんとーに久しくて･･･（汗）
スパイダーマン２は合宿所で見まして
スパイダーマン１は先日自宅で見ました
これであとは、休みの間に映画館で３を見るだけなんですが・・・
いや、映画自体は好きですよ！
だから感想見てないですしね（笑）

[かんりにん]

瀧さん、こちらにもコメントありがとうございます。
そうですよね～。最近瀧さんのブログでも映画紹介が減ってますものね。

僕のブログは基本的にネタバレありですので、観ようと思っている映画の記事は読まないでくださいね。(笑)
自分の備忘録的につけているブログですから。
ストーリーをネタバレしていない映画の記事は、よっぽどつまらないか、さすがにこれはネタバレしない方が良いだろうって言う映画か、疲れて書けない場合です(^^ゞ

[K]

今日やっとチッタで見てきました。
スパイダーマン・シリーズを見るのはこれが初めてですが、よく考えたらもともとアメリカン・ヒーローものの映画はあんまり好きじゃなかったんです。ってことで、そんなに感動しませんでした。
唯一感動したのは、ハリー役のジェームス・フランコ。『ソニー』のチラシを見てから気になっていたんですが、動く彼を見るのは初めて。ガエル・ガルシア・ベルナル風で格好良かったです。
今日は一番大きな劇場（チネ8)で観たんですけど、音悪くなかったですか？エンディングの曲なんかスクリーンの後ろから音が出ているみたいで、音が割れてました。『サンシャイン2057』を観たときはチッタってこんなに音よかったっけ？って思ったのに、劇場によって差があるのかしら？

[かんりにん]

Kさん、こんばんは。
どれだったかなぁ？ゴールデンウイークの9日間（1,2日は出勤）中に9本見たんですが（まだブログにしていないのが1本あるけど）、その内1本、音悪いなぁ～と思いました。でもスパイダーマンじゃなかったような気がします。
以前、チネ11で見たときは、リアレフトのスピーカーは途中から雑音だけ。文句言ったらその場で確認してくれましたが、サラウンドシステムのコンピュータの一部がフリーズしていたそうです。でも、招待券も何ももらえませんでした。
書いてから気がついたんですが、この話したことありましたっけ?

[K]

>書いてから気がついたんですが、この話したことありましたっけ?
いや、多分初耳ですよ。私と違ってよしなしごとさんはボケてないから聞いてないと思うけど（自信無し）。
チネの音のことですが、今日はチネ７で『神童』を観て来ました。TOHOでも109でもあるんですが、隣の劇場の音が思いっきり聞こえたので、どうも２階の劇場は音漏れすることが判明しました。（劇場の名指し禁止かな？だとしたら削除してください）。
ちなみに『サンシャイン2057』はチネ11で、自分の耳のそばで音が鳴っているかのようなすごいリアルな音響がすばらしかったです。今度からチネ11で上映される映画に注目してみようっと。

[かんりにん]

Kさん、コメント遅くなってすみません。
チネ11かぁ。僕は昔のトラウマがあって、11だと、11かよ！って思っちゃうんですけどね。
音響が悪いと、映画館に行く意味がないですからね～。

[あさこ]

私は単にピーター・パーカーが好きで深く考えずに見たので大満足でしたが「詰め込みすぎ」という感想をあちこちで見て「なんでだろう？」とギモンに思ってたのでこちらの感想を読んで「ははーなるほどー」と納得いたしました。いや～ミーハーファンは盲目で困るわー（恥）。でも俳優３人は頑張ってたと思うのですよ。

[かんりにん]

あさこさん、コメントありがとうございます。
トビー・マグワイア顔は童顔なのに、体はすごかったですね。あのギャップがすごいなぁ。ジェームズ・フランコもかっこよかったです。俳優陣はみんなとても良かったです。