一足早く「ザ・シューター／極大射程」観てきました。

今回は一般の試写会でした。場所は九段会館。映画のタイトルはザ・シューター／極大射程です。

●ストーリー（ネタバレ少しあり）

　アフリカ・エリトリア、海兵隊特殊部隊の狙撃手のボブ・リー・スワガー（マーク・ウォルバーグ）は、相棒のドニーと岩山で狙撃の任務についていた。見方の部隊が向かうその先には敵軍が待ち受けていた。スワガーとドニーは的を狙撃するが数が多すぎる。応援を要請するが部隊は撤退を決め、応援は来ない。そこに予想していなかったヘリが現れ、スワガーらを攻撃する。その弾に当たりドニーは死んでしまうが、スワガーはなんとか逃走した。
　3年後、スワガーは世間と縁を切り、愛犬のサムと山の中で1人暮らしていた。その彼を訪ねてやって来たのは名誉勲章に輝くアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー出演作品)とその部下達であった。
　彼らはスワガーに大統領の暗殺計画を立てて欲しいという依頼をする。と言うのは、約800mの警戒網の外から大統領を狙撃する計画があることが判明したが、その詳細がわからないため、狙撃名手のスワガーにそれが可能な場所を特定して欲しいという依頼だった。
　スワガーは大統領が演説する地域を見て回り、フィラデルフィアの独立記念会館の前の広場、そこから約1.6kmのところからの狙撃だと断定。演説当日はアイザック大佐の指揮の下スワガーも監視を行った。FBIも厳戒態勢に入った。スワガーのスコープに狙撃の銃が目に入る。突入を指示するが、ライフルからは銃弾が飛び出した。その瞬間スワガーも射程距離から撃たれてしまう。
　彼は察知した。大統領暗殺の陰謀に協力させられていたことを。その瞬間からスワガーは逃亡者となった。途中新米FBI捜査官・ニック・メンフィス（マイケル・ペーニャ）の車を奪い逃走を続けるスワガー。
　出血がひどい傷を応急処置をし、彼は唯一信じられる人物、ドニーの妻のサラ（ケイト・マーラ）に助けを求める。スワガーはそこで殺されたのは大統領ではなくその隣にいたエチオピアの大司教であることを知る。
　一方容疑者と接触していながらも車を奪われてしまったニックはFBIの失態をさらした叱責を受ける。彼は電話番に回されながらもスワガーのことを調べる。スワガーははずしたとしても数cm、だが今回は大統領から70cm以上も離れた大司教に当たっている。スワガーほどの腕の持ち主がそんなにはずすはずがない。それにスワガーを撃った警官はライフルの銃口が窓から出ているので見つけたと供述しているが、そんな素人のようなことをするはずがない。スワガーは無実ではないかと感じ始めたニックは、遠隔操作のライフルを使った形跡を見つける。
　真実に近づいたニックを奴らが放っておくハズがない。ニックはとらえられ、自殺偽造装置にかけられる。そこへ現れたのはスワガーだった。ニックはスワガーに協力し、黒幕を突き止めることを誓う。

●感想、思ったこと（ネタバレ少しあり）

　九段会館って初めて行ったのですが、辛い！開始時間が18:30だったので、会社を17:05に出たのですが、ついたのは18:20。当然良い席が空いているわけもなく・・・。やっとこさ席を見つけて座ったのですが、普通に座っていても膝が前の席に当たる。足を開けば隣の人に迷惑だし、どうしようもなく、約2時間中腰です。普通に腰を浮かして中腰になれば後ろの人が見えなくなるので、前屈みで座高が高くならないように気をつけなければならないし、かなり辛い2時間でした。
　スクリーンは思っていたよりも大きかったですが、映画館ではないのでスピーカーもサラウンドではないし。。。
　1,000円弱の交通費を払い、往復約2時間かけて出かけて、このつらさだと試写会に行くメリットが。。。レイトショーで1,200円（ポイント貯めれば無料で見られることを考えると1本1,000円弱だし）で、バイクで映画館に行けば交通費は数十円だし、公開前に見られるというメリット以外試写会に行くメリットはないんだなぁ～と実感です。

　映画の方は、まあ、可もなく不可もなくといったところ。ストーリー的にも映像的にも斬新さもないし、無難なアクション映画です。まあ、原作が結構古い物なので、こんな物なんでしょうか。隣に座っていたサラリーマンの方はかなりご満悦だったようですが。
　主人公スワガーって、何かの時に供えて大佐の車の写真を撮っておくほどの用心深さなのに、暗殺の時の状況で罠だと気づかないんですかね？計画だけなのに風速とか補正の値を言わされるのっておかしいじゃん？！ニックもスワガーにやられたのを、新米の自分がベテランの特殊部隊にやられるのは当たり前みたいな弱気を出している人物が、中盤から妙に強くなっているし、銃弾が飛び交う戦場とも言えるべき状況を逃げたりする度胸もあるし、すごい成長で、ちょっとご都合主義のようにも思います。
　ネタバレになってしまいますが、一番クライマックスもあの悪人たちも、スワガーが復讐しに来るって考えるでしょう。あんな余裕かまして。。。登場人物みんながみんな頭良いんだか悪いんだか。。。
　アクションは楽しめる映画ですが、ストーリー的はちょっとお粗末さが目立ちますね。

観て良かった度：●●●○○

• ザ・シューター／極大射程公式サイト
  
• ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション(2007/9/21発売予定)
  
• 極大射程〈上巻〉
  
• 極大射程〈下巻〉
  
• マーク・ウォルバーグ出演作品
  
• マイケル・ペーニャ出演作品
  
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Comments

[リキュウ]

内容的には結構面白かったです。
本コメントは、気になっている２点を解消してもらえないものだろうか、という思いで書きました。
１．ジョンソン大佐達が山中にスワガーを尋ねて来た時に使用した車の車体番号（？）のメモを変装したサラがメンフィスに渡し、ビルの陰（？）から見張っていたスワガーに二人の警官が職務質問したのはどこでしたっけ？
警官の行動が唐突である印象を受けたのと、スワガーがフィラデルフィア・イーグルスのキャップを被りジャンパー（？）も着ていた（こっちの方がより気になる）ことから、”イーグルスのライバルのレッドスキンズのワシントンＤ．Ｃ．かジャイアンツのニューヨークではなかったのかな？”という思いが強くなっています。
２．終わりの方だったかと思うんですが、”拘束”という単語（「身柄を拘束する」というような訳だったと思う）の字幕が”勾束”になっていたような気がするんですが・・・。
どなたかこれらを解決できる方いらっしゃいませんか？

[かんりにん]

リキュウさん、コメントありがとうございます。
(1)については覚えていませんが、(2)については。。。「どこか字幕の漢字が違うんじゃない？」って思ったのですが、それが拘束だったか記憶がないです。
今週金曜日から公開ですから、どなたか回答いただけると思います。それに期待しましょう！

[リキュウ]

よしなしごとさん、こんばんわ。
１．の方はＮＦＬ好きでないと連想し難いことなので期待薄だとは思っています。
２．は字幕に誤字があったかもしれない可能性が高まり、ちょっとワクワクしてきました。実は当日連れが二人いたんですがいずれも”字幕自体あまりよくみえていなかった”とのことでした・・・。

[かんりにん]

リキュウさん、こんにちは。
重複していたコメントは削除させていただきました。
反応が鈍くてすみません。m(_ _)m

でも字幕があまり見えなかったって、最悪ですね。。。

[リキュウ]

よしなしごとさん、こんばんわ。
お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。

前の人の影になってしまったのではなく、視力の問題らしいです。席は通路のすぐ上でした。

[masya]

九段会館での観賞、お疲れ様でした。
ここは私も管理人さんと同じような「仕打ち｣を受けたことがあります。時期は本当に大昔で「198X年」という世紀末アニメの試写でした。３階席の最前列だったと思いますがえらい目に逢いました。
仕事柄（タクシーですよ）覚えましたが、昔はここを「軍人会館」といって軍事的な会議などに多く使用されていたようです。昭和初期のこういった建造物は屋根だけ和風で構えは洋風といった「帝冠様式」が流行っていたそうなんです。中身は「昭和初期の日本人サイズ」なのでコンパクトなわけです。
千代田区役所の隣ということもあり、結婚披露宴に使われるのが多いですね。これからの季節は「ビアガーデン（パーク）」のオープンも楽しみなところです。
良くも悪くも「雰囲気」のある場所なので映画の内容によっては印象深い映画鑑賞ができるのではないでしょうか？
「エリザベート」みたいな、向こうの時代物なんかよさそうですけど。どうでしょう？

[かんりにん]

masyaさん、コメントありがとうございます。
へぇ～。そう言う場所なんですか。
あっ、そう言えばビアパークの看板も出てました。近い方には良いかもしれませんね。
映画としてはシューターはあの雰囲気とはちょっと違う映画でしたね。

[たいむ]

試写会、お疲れ様でしたｗ
交通費にそれだけかけたら、映画の日に近所へ行ったほうがマシ？？
＞ストーリーのお粗末さ
感じられましたね＝。スワガーの手腕は見ていて面白かったですけど。

[かんりにん]

たいむさん、こんにちは。
試写会って無料で行けるからお得感あるけど、いつもほとんど交通費かからない僕にとっては（他にも通勤や通学の定期で行けるから交通費かからないよ～と言う人もいると思います）あまりお得感はないですね。
公開前に見られるのはちょっとした優越感あるけど。

本物の狙撃手ってどの程度の腕を持っているんでしょうね？地球の自転まで計算しなくちゃ行けないなんてすごすぎですよね。

[ぽっぽ]

ＴＢ、ありがとうございます☆
つっこみはけっこう色んな箇所でしてしまう映画でしたね^^;
アクションは本当に楽しめる出来だと私も思いました。
ミステリとしては…急な展開や無理やり感が少し。
原作はどんな感じなんでしょうね＞＜

[かんりにん]

ぽっぽさん、コメントありがとうございます。
ハリウッド映画はアクションやCGがすごいだけで本当に面白い作品は少ないですよね。PlayStation3のゲームはCGがすごいからみんな面白そうに見えるけど、実際には名作が少ないのと一緒です(笑)