ミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」観てきました。ハプニング付き!



 映画ブログのこのブログでもだいぶおなじみになってきた(?)ミュージカルですが、今回は劇団四季のオリジナルミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」を観てきました。



●ストーリー(ネタバレあり)
 父親が死んだのをきっかけに、母親の田舎である東北地方の湯の花村へ東京からやって来た勇太。南部弁では「う」は省略されてしまうため、ここでは勇太は「ユタ」と発音される。
 都会からやって来たユタはこの村の同級生達に「もやしっ子」とからかわれ、いじめられる毎日。
 今日も同級生の大作(菊池正)や一郎(遊佐真一)たちにいじめられていた。なんとか逃げるユタ、執拗に追ういじめっ子。もう少しで捕まる!そんな時不思議なことが起こる。ユタは何もしていないのに蜂の巣が彼らの頭に落ち、ハチが彼らを追ったり、階段で一斉に転んだり。。。
 そんな不思議なことが起きたにもかかわらずユタは捕まってしまう。そこに現れたのは寅吉(吉谷昭雄)。いじめっ子達を叱る寅吉。ユタは寅吉に不思議な現象を話すと、それは座敷童の所為だと言われる。座敷童ははなれに住んでいることを聴き、ユタはお礼を言いたくなる。
 今夜ユタは広い離れに独りで泊まることにする。ユタが寝静まると、彼らは現れた。ペドロ(芝清道)をはじめとする5人の座敷童が現れた。座敷童はこの世に生まれたけれども凶作や飢饉に襲われ子供を育てる余裕のない親が、名前もつける前に殺した子ども達の幽霊。友達のいない座敷童は、東京からやって来てひとりぼっちのユタに自分を重ね合わせ、いじめっ子たちを懲らしめたのだった。
 ユタとペドロ達は友達になるが、ペドロ達は他の人間からは見えない。話し声も聞こえない。ユタはこの不思議な友達と共に暮らし始める。
 やがてユタは生命の大切さを知り心身共に成長していく、秋にはユタもだいぶたくましくなってきた。そしてユタは大作達と決闘をすることになる。





●感想・思ったこと(ネタバレあり)
 会場に着くと、なにやら雰囲気が違う。スーツを着た人がいっぱい。なにやら物々しい気配です。取材陣もちらほら。。。何かあるのかなぁ~?と思いながらも席につくが、何も起こらず。。。機械の故障と言うことで開始時間が10分遅れて上演。
 いじめがテーマで、ストーリーも単純ということで、はだかの王様ほどではないにしろ、子ども達も結構多かったですね。
 やっぱりミュージカルは良いですね~。小難しい劇に比べて、リラックスして観ていられるし、後ろの方だったけど、映画やドラマと違って、役者の熱意が伝わってくる。独特の曲もすばらしいし。上の写真のみどりのレーザーも効果的に使っていてとても幻想的。座敷童とユタが出会ったところで第一幕終了です。あっという間にでした。

 さて、休憩20分。さらに物々しいことになっています。係の人に聞くと「ちょっとしたお客様が見えるんです」だって。ちょっとどころじゃなく、かなりのお客だろうと思いながらもよくわからず。。。まあ、売店を観たりして客席に戻ると・・・。
 なんと!安倍総理が入場!会場一斉に拍手です。役者さん達に送られる拍手よりも大きい拍手が巻き起こりました。みんなすかさず携帯を取り出すが、係員に制止されました。安倍総理の席に近い人たちは手を伸ばして握手です。僕も身を乗り出せば届くくらいの席だったのですが、みんながそんなことすると切りがないのでおとなしくしてました。ちなみに安倍総理の席は僕の3つ後ろの3つ左でした。なるほど、あの物々しさはこれだったのか。。。
 アメリカ大統領が野球やラグビーの観戦をするときは国歌斉唱するシーンが映画ではありますが、さすがに日本では君が代斉唱はありませんでした(笑)。でも、プライベートでもどこに行ってもこうやって注目され、首相動静として、逐一行動が報じられ、大変だよな~。それに4時頃までは帯広でお仕事だったのだから、忙しいですね~。

 会場が落ち着くと、第2幕開演。いじめのない世界、それが安倍総理の考える「美しい国、日本」の1つなのかな。と思いつつも、開演するとそんなことは忘れ、すぐにステージに釘付け。
 雨のシーンでは本物の水が降り、空飛ぶシーンでは座敷童やユタがホントに空を飛び(もちろんロープですが)、笑いあり、感動ありのステージ。第2幕もあっという間に終了。出演者が観客席に出てきて、一緒に「友だちはいいもんだ」を歌って、役者さん達はロビーに出て行きました。
 ちょっとしたお客さんの所為か、カーテンコールは短め。安倍総理が退場する時にはやはり大きな拍手が。サイン帳を出してサインをもらった人もいましたが、それが終わるとそそくさと退場。ロビーでは役者さん達がお客さん達と握手をしたりしてくれました。
 ステージもとても満足でしたし、ちょっとしたハプニングもあって楽しい一日でした。

 座敷童というよりは、なまはげにも見えましたが(笑)
 ところで、あの子達は何年生の設定なんだろう?大作は学ラン着ているけど、授業は5m進んで4m戻ったら、何メートル?って授業だったから小学生低学年なのかなぁ?それにしてもクルミ先生(丹靖子)がとても面白かった!!


観て良かった度:●●●●●













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