「サッド・ムービー」みてきました。

最近涙腺がゆるいかも。テレビドラマDr, コトー2006を観て目頭が熱くなり、さだまさしのコンサート観て涙流し・・・。「サッド・ムービー」なんて観たらやばいかも。。。

●ストーリー（ネタバレなし）

　ジヌ（チョン・ウソン）はいつも果敢に火の中に飛び込む消防士。そんな彼にはいつも心配してくれる女性がいた。ニュース番組の手話キャスターとして働くスジョン（イム・スジョン）だ。彼女は火事のニュースが伝えられるたびに心配し、火事の少ない雨の日を待ち望んでいる。
　スジョンの妹のスウン（シン・ミナ）は聴覚障害者。彼女は遊園地でぬいぐるみを着て子ども達の相手をするアルバイトをしている。彼女はある雨の日、１枚の絵を拾う。その絵は遊園地で似顔絵を描く青年サンギュ（イ・ギウ）が落としたものだ。その絵を拾ったことで知り合った二人だったが、彼女は聴覚障害者で話せないというだけでなく、昔火事で顔にやけどを負い、それがコンプレックスとなって顔をさらけ出せないでいる。
　スーパーのレジでパートをしている女性・スッキョン（ソン・テヨン）は３年つきあった彼氏がいるが、彼は３年間無職であり、業を煮やしたスッキョンは彼に別れを切り出す。彼女の心を取り戻したいハンク（チャ・テヒョン）は、見ず知らずの女性に町で呼び止められて、彼女の代わりに彼氏に別れ話を切り出して欲しいと頼まれ、これをきっかけに「別れの代行屋」を開業する。
　キャリアウーマンとして働く母親ジュヨン（ヨム・ジョンア）は、ある日学校の先生から呼び出される。息子フィチャンの日記には母親のことばかり書かれている。しかし、それはよいことではなかったのだ。忙しく働く母親が自分に全然かまってくれず寂しい思いをしていたからだ。複雑な思いのジュヨンだがいつも通りフィチャンを車で学校に送ったその帰り、交通事故で入院してしまう。

　愛の数だけさよならがある。そんな４組のカップルに別れが訪れる。

●感想、思ったこと（ネタバレあり）

　泣ける映画と言えば韓国。韓国と言えば泣ける映画。僕の彼女を紹介しますや私の頭の中の消しゴムのような、恋愛ものからシルミドのような戦争映画まで、韓国映画でホロリと着たことのある人は多いはず。そんな韓国映画が、タイトルからして「悲しい映画」こと「サッドムービー」なんて言う映画を作るんだから期待しちゃいますよね。でも、逆に打算的な映画になっていたらイヤだなぁという不安もありました。それに２時間で４つのストーリーがあるわけですから、観客が８人の主人公に思い入れを持てるかという不安もあります。

　結論から言ってしまえば、やっぱり８人すべてに思い入れを持つにはやはり短すぎました。それに予想ができるストーリー。でも、クライマックスの別れ４連チャンは来ますね～。涙が出てしまいました。

　でも、４つのカップルは微妙に交差する部分もありますが、基本的には別々のストーリーです。１つ１つのストーリーを抽出してみると、大したストーリーでもないし、とても悲しい話でもない。４つが混ざることで、間隔を開けずに連続してくる別れでめった切りにあう感じでやられてしまった感があります。そう言う意味でちょっと残念な映画でした。

　ちなみに、４つの別れではどれが悲しかったかなぁ～。やっぱり死が分かち合うのが一番辛いですよね。奇跡の夏を思い出してしまいましたが、やっぱ子供が一生懸命になるのは反則技と言えるくらい来てしまいますよね。「別れ代行屋」の別れは、あんまりぐっと来ないじゃんと思っていたら、不意打ちを食らいました。最後にスッキョンが傘を持っていくシーン。誰の傘かわからない傘勝手にもらっていくなよ！と思いつつも、それを見越してハンクは傘を置いていったというその心遣いにとても感動してしまいました。
　消防士は・・・。そうね、炎のメモリアルなど、ベタすぎるので。。。
　ぬいぐるみのスウン。ぬいぐるみを着た時の仕草がとてもかわいくって○。ジヌとのかみ合わない会話もおもしろかった。別れのシーンは、一番きれいなんだけど、ツボには入らなかったなぁ。

　「Presents ～合い鍵～」もそうだけど、別れの中にも暖かさがあって良い作品でした。

オススメ度：●●●●○

　帰りに献血でもしようかと思って献血センターに行ったんですが、そう言えばフィリピンに行ってまだ１ヶ月経ってないことを思い出し、「フィリピンから帰ってきたあと熱が出て、それから１ヶ月経ってないんですけど」と言ったら、即断られました。。。(^^ゞ　
　これが僕の最近のsad incidentです。

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Comments

[あいり]

ＴＢをありがとうございました。

この映画は”別れ”だけに焦点を当てた映画なんですね。笑
そう割り切って見ればよかったのかな。
確かに色んな形の別れがあります。

ぬいぐるみの女の子の別れには希望が持てました。
ＴＢさせていただきます。m(__)m

[かんりにん]

あの男の子が別れさせ屋に頼んだのがどうも強引すぎて・・・。今にも死にそうな人が見ず知らずの人から息子の代理ですって言われて、何者？って感じじゃないですか。
でも、あいりさんの言う「希望」なのかなと思いました。別れさせ屋から別れたくない屋になることで、ハンクも救われたんじゃないでしょうか。
良いところ満載、悪いところもいっぱいの、微妙な映画だったと思います。

[あいり]

＞＞良いところ満載、悪いところもいっぱいの、微妙な映画だったと思います。

まったく同感です。

[かんりにん]

あいりさん、再びコメントありがとうございます。
同感していただいてありがとうございました。
またよろしくです。

[ＡＬＩＣＥ]

こんにちは。
私もこの映画あまりツボには入らなかったです。
だってどれも中途半端な感じだったしね。
しかも隣のおば様が超泣いてて余計に冷めちゃった。
しかし子供のシーンは私も泣いてしまいました。
子が親を思う気持ちって強いんですよね。
総評としてはそこそこの映画でしたね。

[かんりにん]

ＡＬＩＣＥさん、コメントありがとうございます。
ある意味、子供を使うのは反則のような気もします。
だって、すぐにうるうる来ちゃいますものね～。